※本記事は三ツ星ベルトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
三ツ星ベルト株式会社は2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は92,298百万円(前期比+2.0%)で、2006年の化成品事業売却後、5期連続で過去最高を更新した。一方、営業利益は8,678百万円(同△2.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,392百万円(同△18.4%)といずれも減益となった。株主還元では配当方針「DOE5.4%程度」に基づき、2026年3月期の年間配当は191円(中間90円・期末101円)とし、期末は5円増配(96円→101円)を予定している。

連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は、国内外ともに成長市場での販売機会を取り込み増収を確保した。一方、営業利益は市場環境の変化により高付加価値製品の販売が想定を下回り、製品ミックスが悪化したこと等から減益となった。営業利益率は9.4%(前期9.9%)。経常利益は10,178百万円(前期比+11.2%)となった。なお前期(2025年3月期)には政策保有株式売却による特別利益約35億円を計上していた。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 92,298百万円 | 90,510百万円 | +1,788百万円(+2.0%) |
| 営業利益 | 8,678百万円 | 8,928百万円 | △250百万円(△2.8%) |
| 経常利益 | 10,178百万円 | 9,154百万円 | +1,024百万円(+11.2%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 7,392百万円 | 9,060百万円 | △1,668百万円(△18.4%) |
セグメント別売上高の状況
主力のベルト事業は国内外とも前年度を上回り堅調に推移した。国内ベルトは28,975百万円(前期比+3.0%)、海外ベルトは50,787百万円(同+4.5%)といずれも増収。建設資材は、建築部門が施工現場の人手不足の影響を受け売上高が減少したほか、土木部門も前年度に比べ大型工事物件が減少し、6,769百万円(同△16.4%)となった。海外売上高比率は55.9%(前期54.3%)に上昇した。
| セグメント | 2026年3月期 | 構成比 | 2025年3月期 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|
| 国内ベルト | 28,975百万円 | 31.4% | 28,138百万円 | 31.1% |
| 海外ベルト | 50,787百万円 | 55.0% | 48,595百万円 | 53.7% |
| 建設資材 | 6,769百万円 | 7.3% | 8,102百万円 | 9.0% |
| その他 | 5,765百万円 | 6.2% | 5,674百万円 | 6.3% |
| 計 | 92,298百万円 | 100% | 90,510百万円 | 100% |
| (うち海外売上高) | 51,581百万円 | 55.9% | 49,141百万円 | 54.3% |

通期業績予想
2027年3月期は増収・増益(営業利益、純利益)で計画している。イラン情勢を含む中東地域の緊張が世界経済に与える影響については、現時点で想定される影響を業績予想に織り込んでいるとしている。想定為替レートはUSD150円(期中平均レート、2026年3月期実績は150.8円)。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 92,298百万円 | 95,000百万円 | +2,702百万円(+2.9%) |
| 営業利益 | 8,678百万円 | 8,800百万円 | +122百万円(+1.4%) |
| 経常利益 | 10,178百万円 | 8,700百万円 | △1,478百万円(△14.5%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 7,392百万円 | 9,000百万円 | +1,608百万円(+21.8%) |

株主還元
配当方針「DOE(純資産配当率)5.4%程度」に基づき、1株当たり配当金180円以上を目安としている。2026年3月期の配当は中間90円・期末101円(当初予想96円から5円増配予定)の合計191円で、2027年3月期も中間90円・期末101円の合計191円を予想している。自己株式取得については、’24中期経営計画の3年間で30億円を目標とし、2026年3月期の取得実績は約10億円(261,900株)だった。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(予定) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 中間配当 | 90円 | 90円 | 90円 |
| 期末配当 | 96円 | 101円 | 101円 |
| 年間合計 | 186円 | 191円 | 191円 |

中期経営計画
’24中期経営計画(2024年度~2026年度、2025年3月期~2027年3月期)は、2031年3月期(2030年度)の「ありたい姿」(売上高1,000億円、営業利益額130億円、ROE10%)に向けた計画と位置付けられている。2027年3月期(2026年度)のKPIは売上高915億円・営業利益額105億円・ROE9.0%で、これに対し2026年3月期(2025年度)実績は売上高922億円・営業利益額86億円・ROE7.5%だった。政策保有株式売却額は3年間累計目標50億円に対し実績約48億円、設備投資額は3年間の投資枠200億円に対し実績132億円、自己株式取得は3年間目標30億円に対し実績20億円となっている。
※本記事は三ツ星ベルトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。