テリロジーホールディングス

テリロジーホールディングス、2026年3月期は売上高10,646百万円で23.0%増 経常利益656百万円で100.8%増

決算サマリー 2026.08.19
テリロジーホールディングス、2026年3月期は売上高10,646百万円で23.0%増 経常利益656百万円で100.8%増

※本記事はテリロジーホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

テリロジーホールディングスの2026年3月期連結業績は、売上高10,646百万円(前期比23.0%増)、営業利益549百万円(前期比101.0%増)、経常利益656百万円(前期比100.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益346百万円(前期比97.2%増)の増収増益となった。受注高は11,372百万円(前期比13.5%増)、受注残高は4,534百万円(前期比19.1%増)で、セキュリティ部門とソリューションサービス部門の受注活動が堅調に推移した。持分法による投資利益9百万円、為替相場の変動に伴う為替差益44百万円及びデリバティブ評価益43百万円などを営業外収益に計上したことも利益を押し上げた。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結損益計算書は、売上高が8,653百万円から10,646百万円へ1,992百万円増加(前期比23.0%増)。売上総利益は2,817百万円から3,411百万円へ593百万円増加(同21.1%増)、営業利益は273百万円から549百万円へ275百万円増加(同101.0%増)、経常利益は327百万円から656百万円へ329百万円増加(同100.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は176百万円から346百万円へ170百万円増加(同97.2%増)となった。1株当たり当期純利益は10円48銭から20円28銭となり、為替レート(ドル)は152.62円から150.67円で計算している。会社は、セキュリティ部門、ソリューションサービス部門の受注活動が堅調に推移したことで売上高が増加し、売上高の増加に加えて一部商品で仕入価格上昇分を販売価格へ転嫁を図るなどして利益が増加したとしている。

項目(百万円)2026年3月期実績2025年3月期実績増減額増減率
売上高10,6468,6531,99223.0%
売上総利益3,4112,81759321.1%
営業利益549273275101.0%
経常利益656327329100.8%
親会社株主に帰属する当期純利益34617617097.2%
2026年3月期の損益計算書(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益)を示すスライド
出典:テリロジーホールディングス 2026年3月期 決算補足説明資料 P.4

セグメント別(事業部門別)の状況

事業部門別売上高は、ネットワーク部門が1,657百万円から1,787百万円へ130百万円増加(前期比7.9%増、売上高構成比16.8%)、セキュリティ部門が3,375百万円から4,434百万円へ1,058百万円増加(同31.4%増、同41.6%)、ソリューションサービス部門が3,620百万円から4,424百万円へ803百万円増加(同22.2%増、同41.6%)となり、合計では8,653百万円から10,646百万円へ1,992百万円増加(同23.0%増)した。ネットワーク部門は、IPアドレス管理サーバ製品「Infoblox」のリプレイス案件、WAF・DDoS対策向けソリューション「Radware」、クラウド型無線LANシステム「ExtremeNetworks(旧Aerohive)」の受注などが堅調に推移。セキュリティ部門は、OT/IoTセキュリティビジネス「Nozomi Networks」が国内大手企業や公共インフラ分野での大規模導入により極めて好調に推移したほか、独自の脅威情報解析サービス(コンステラセキュリティジャパン)が総務省・防衛省関連・警察庁向けなど政府機関案件を推進、ログ管理・分析クラウドセキュリティサービス「Sumo Logic」も大手自動車部品メーカーのグローバルSOCに採用されるなど拡大した。ソリューションサービス部門は、多言語リアルタイム映像通訳サービス「みえる通訳」、中小企業向けネットワーク・セキュリティサービス、訪日インバウンドメディアを活用したプロモーション事業(IGLOOO)などが堅調に推移した。

部門(百万円)2026年3月期実績2025年3月期実績増減額増減率
ネットワーク部門1,7871,6571307.9%
セキュリティ部門4,4343,3751,05831.4%
ソリューションサービス部門4,4243,62080322.2%
合計10,6468,6531,99223.0%
セグメント(部門)別売上高と売上高構成比を示すスライド
出典:テリロジーホールディングス 2026年3月期 決算補足説明資料 P.6

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高12,200百万円(前期比14.6%増)、営業利益662百万円(同20.6%増)、経常利益715百万円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益429百万円(同23.6%増)としている。1株当たり当期純利益は20円28銭から25円07銭を見込む。会社は、2025年度に公表した3ヵ年中期経営計画2年目となる2027年3月期の目標値を概ね達成していることから、さらなる事業環境の精査と見直しを行い、新たに2027年3月期から2029年3月期までの3年間を対象とするテリロジーグループ新中期経営計画を策定したとしている。

項目(百万円)2026年3月期実績2027年3月期予想増減額増減率
売上高10,64612,2001,55314.6%
営業利益54966211220.6%
経常利益656715588.8%
親会社株主に帰属する当期純利益3464298223.6%
2027年3月期通期業績予想(売上高・利益・EPS・配当予想)を示すスライド
出典:テリロジーホールディングス 2026年3月期 決算補足説明資料 P.11

株主還元

2027年3月期の年間配当金(予想)は5円00銭で、2026年3月期の5円00銭から据え置く方針。配当性向(連結)は2026年3月期の24.6%から、2027年3月期予想では19.9%となる見込みである。

中期経営計画・トピック

会社は、2026年3月期の業績が2025年度に公表した3ヵ年中期経営計画2年目の目標値を概ね達成したことから、事業環境の精査と見直しを行い、新たにテリロジーグループ新3ヵ年中期経営計画(FY2026-FY2028)を策定した。新計画では、売上高をFY2026目標122億円(成長率115%)、FY2027計画135億円(同111%)、FY2028計画150億円(同111%)、経常利益をFY2026目標7.1億円、FY2027計画10億円、FY2028計画12億円とし、2029年3月期にはテリロジーグループ売上高150億円を目指すとしている。セグメント別売上高構成比は、ネットワーク部門15.2%→14.4%→14.5%、セキュリティ部門44.8%→45.7%→45.8%、ソリューションサービス部門40.0%→39.9%→39.7%と推移する計画。資本コストや株価を意識した経営に関しては、目標経営指標としてきたROEが2026年3月期に11.4%(目標10.0%)を達成したとして、新たな目標をFY2026目標12.0%、2029年3月期に15.0%と設定した。投資活動では、2025年5月にサクサ株式会社との資本業務提携、連結子会社クレシードによるベトナムPeaSoft社との資本業務提携、2025年9月に日本サイバーセキュリティファンドによる連結子会社コンステラセキュリティジャパンへの出資決定、2026年2月に株式会社INTEPとの投資契約締結及びキャロルシステム仙台株式会社の全株式取得(子会社化)を実施した。

区分FY2026目標FY2027計画FY2028計画
売上高122億円135億円150億円
経常利益7.1億円10億円12億円
成長率115%111%111%
テリロジーグループ新3ヵ年中期経営計画(FY2026-FY2028)の売上高・経常利益・セグメント別構成比を示すスライド
出典:テリロジーホールディングス 2026年3月期 決算補足説明資料 P.14

※本記事はテリロジーホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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