※本記事は藤倉コンポジットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
藤倉コンポジット株式会社は2026年3月期の連結業績で、売上高40,238百万円(前期比▲0.9%)、営業利益4,838百万円(同+4.7%)、当期純利益3,987百万円(同+6.7%)を計上した。産業用資材・引布加工品は受注の増加や取引価格の適正化により増益となった一方、スポーツ用品(ゴルフシャフト)は海外市場の景気低迷や物価高騰による消費減退の影響で減益となった。2027年3月期は売上高40,800百万円(同+1.4%)、営業利益5,400百万円(同+11.6%)を見込み、増収増益を予想している。
連結業績(当期 実績)
売上高は前期比0.9%減の40,238百万円となったが、営業利益は同4.7%増の4,838百万円、営業利益率は12.0%(前期11.3%)に改善した。経常利益は同5.1%増の5,104百万円、当期純利益は同6.7%増の3,987百万円で、いずれも公表予想を上回って着地した(売上高達成率98.8%、営業利益達成率96.7%、当期純利益達成率104.9%)。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 40,238 | 40,611 | ▲0.9% |
| 営業利益(百万円) | 4,838 | 4,621 | +4.7% |
| 経常利益(百万円) | 5,104 | 4,855 | +5.1% |
| 当期純利益(百万円) | 3,987 | 3,735 | +6.7% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 208.61 | 190.46 | +18.15円 |

セグメント別の状況
産業用資材は売上高23,178百万円(前期比▲0.9%)、営業利益728百万円(同+264.0%)と大幅増益。引布加工品は売上高3,893百万円(同+13.9%)、営業利益165百万円(前期は▲132百万円の赤字)となり黒字転換した。一方、スポーツ用品(ゴルフシャフト)は海外市場の景気低迷や物価高騰による消費減退の影響で、売上高12,822百万円(同▲4.7%)、営業利益4,705百万円(同▲11.1%)となった。
| セグメント | 指標 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期初予想 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 産業用資材 | 売上高(百万円) | 23,392 | 23,050 | 23,178 | ▲0.9% |
| 産業用資材 | 営業利益(百万円) | 200 | 850 | 728 | +264.0% |
| 引布加工品 | 売上高(百万円) | 3,415 | 3,650 | 3,893 | +13.9% |
| 引布加工品 | 営業利益(百万円) | ▲132 | 50 | 165 | ― |
| スポーツ用品 | 売上高(百万円) | 13,458 | 13,630 | 12,822 | ▲4.7% |
| スポーツ用品 | 営業利益(百万円) | 5,295 | 4,570 | 4,705 | ▲11.1% |

通期業績予想
2027年3月期は売上高40,800百万円(前期比+1.4%)、営業利益5,400百万円(同+11.6%)、経常利益5,500百万円(同+7.8%)を見込む。一方、当期純利益は3,800百万円(同▲4.7%)を予想している。セグメント別営業利益予想は、産業用資材1,310百万円(同+79.9%)、スポーツ用品4,740百万円(同+0.7%)と増益を見込む一方、引布加工品は70百万円(同▲57.6%)と減益を予想している。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 40,238 | 40,800 | +1.4% |
| 営業利益(百万円) | 4,838 | 5,400 | +11.6% |
| 経常利益(百万円) | 5,104 | 5,500 | +7.8% |
| 当期純利益(百万円) | 3,987 | 3,800 | ▲4.7% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 208.61 | 201.93 | ▲6.68円 |

株主還元
株主還元方針に則り、2027年3月期の1株当たり年間配当額は86円(上期43円・下期43円)とし、前期の76円から10円の増配を予定している。1株当たり配当金は2025年3月期64円、2026年3月期76円と推移してきた。また、2025年12月に自己株式の取得(上限1,300千株・取得価額上限20億円、取得期間2026年1月~7月末)を決議し、2026年3月末までに349.6千株・取得価額8.3億円を取得したほか、2025年11月には自己株式の消却(3,371千株)を決議した。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金(円) | 64 | 76 | 86 |

中期経営計画
第7次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、3年間累計で売上高128,800百万円、営業利益17,400百万円、営業利益率13.5%を計画している。進捗状況は、売上高125,588百万円(計画比97.5%)、営業利益16,788百万円(計画比96.5%)、営業利益率13.4%(同▲0.1pt)で推移している。2028年3月期の経営指標目標としてROE10.0%以上、PBR1.0倍以上、PER10.0倍以上、自己資本比率60.0%以上を掲げており、2026年3月末時点ではROE10.3%、PBR1.23倍、PER12.0倍となっている。
※本記事は藤倉コンポジットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。