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モイ、2026年1月期は営業利益45.9%増 特別損失計上も純利益265.4%増

決算サマリー 2026.08.27
モイ、2026年1月期は営業利益45.9%増 特別損失計上も純利益265.4%増

※本記事はモイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

モイ株式会社(ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」を運営)の2026年1月期(通期・第14期)は、売上高6,688,610千円(前期比1.5%増)、営業利益339,425千円(同45.9%増)、経常利益389,632千円(同52.1%増)となった。日本音楽著作権協会(JASRAC)およびNexToneとの合意書締結に伴う費用、オフィス移転に伴う減損損失を特別損失として計上したものの、当期純利益は101,687千円(同265.4%増)と大きく増加した。2025年12月18日公表の業績予想(売上高6,612百万円、営業利益328百万円、経常利益373百万円)に対しても、いずれも上回って着地した。

目次

業績(2026年1月期 実績)

ポイント販売におけるWeb決済比率の拡大により決済代行業者取分率が低下し、配信者ユーザー取分率と当社取分率が上昇する収益構造の変化が進んだ。売上総利益は3,348,297千円(前期比0.4%減)とわずかに減少したものの、決済手数料の減少を主因に販売費及び一般管理費が3,008,872千円(同3.9%減)に縮小し、営業利益は339,425千円(同45.9%増)、経常利益は389,632千円(同52.1%増)となった。

項目2025年1月期2026年1月期前期比
売上高6,592,963千円6,688,610千円1.5%
売上原価3,230,726千円3,340,312千円3.4%
売上総利益3,362,237千円3,348,297千円▲0.4%
販売費及び一般管理費3,129,669千円3,008,872千円▲3.9%
営業利益232,568千円339,425千円45.9%
経常利益256,180千円389,632千円52.1%
税引前当期純利益96,180千円104,564千円8.7%
当期純利益27,830千円101,687千円265.4%

収益区分別・主要KPIの状況

「ツイキャス」の収益はポイント販売、メンバーシップ、プレミア配信で構成される。ポイント販売売上は5,902百万円(前期比0.2%減)と、ライブ配信市場の競争環境変化やメンバーシップへの課金シフトの影響で月間平均ポイント購入ユーザー数(ポイントPU)が65千人(同9.6%減)に減少した一方、ポイント購入ユーザー当たり月間平均課金額(ポイントARPPU)は7,474円(同10.4%増)に伸長した。メンバーシップ売上は558百万円(同25.8%増)、月間メンバーシップ課金総額(メンバーシップGMV)は2,213百万円(同22.9%増)、月間平均メンバーシップ課金ユーザー数(メンバーシップPU)は117千人(同9.1%増)、メンバーシップARPPUは1,576円(同12.9%増)と、いずれも成長を継続した。アプリ決済比率の低下に伴う収益構造の変化により、実質売上総利益は1,909百万円(同7.5%増)、実質売上総利益率は28.6%(前期27.0%)に上昇した。

指標2025年1月期2026年1月期前期比
ポイント販売売上5,916百万円5,902百万円▲0.2%
ポイントPU(月間平均)72千人65千人▲9.6%
ポイントARPPU(月間平均)6,768円7,474円10.4%
メンバーシップ売上444百万円558百万円25.8%
メンバーシップGMV1,800百万円2,213百万円22.9%
メンバーシップPU(月間平均)107千人117千人9.1%
メンバーシップARPPU(月間平均)1,396円1,576円12.9%
実質売上総利益1,776百万円1,909百万円7.5%
実質売上総利益の実績推移
出典:モイ 2026年1月期決算説明資料 P.24

通期業績予想(2027年1月期)

2027年1月期は、売上高6,829百万円(前期比2.1%増)、営業利益409百万円(同20.5%増)、経常利益461百万円(同18.4%増)を計画する。ポイント販売売上とプレミア配信売上の堅調な増加を基に、メンバーシップ売上のさらなる成長を見込む一方、持続的成長のための基盤強化に向けて体制強化とマーケティングには積極的に投資し、収益構造変化の継続により決済手数料はもう一段減少すると想定している。繰延税金資産の回収可能性を適正かつ合理的に見積もるための時間を要するため、当期純利益は未定としている。2027年1月期の事業環境については、AIの活用を伴うライブ配信サービス市場の競争環境変化とクリエイターの活動多様化による影響を一定程度受けることを想定するとしている。

項目2026年1月期(実績)2027年1月期(予想)前期比
売上高6,688百万円6,829百万円2.1%
営業利益339百万円409百万円20.5%
経常利益389百万円461百万円18.4%
当期純利益101百万円未定開示なし
2027年1月期業績予想サマリ
出典:モイ 2026年1月期決算説明資料 P.54

株主還元

初回基準日を2026年1月末日として、年1回の株主優待制度を導入した。保有株式数200株以上500株未満の株主にはオリジナルデザインQUOカード1,000円分を、500株以上の株主にはQUOカード5,000円分を、毎年4月の定時株主総会関係書類に同封して発送する予定としている。株主優待にかかる費用は2027年1月期のガイダンスに織り込み済みとしている。なお、本資料に配当に関する記載はない。

株主優待制度の導入
出典:モイ 2026年1月期決算説明資料 P.34

トピック(特別損失の計上・収益構造の変化)

当期は、JASRACとの合意書締結に伴う費用99百万円(2025年9月10日公表75百万円と2025年12月10日公表24百万円の合計)、NexToneとの合意書締結に伴う費用187百万円(2026年1月30日公表)、オフィス移転に伴う減損損失2百万円(2026年3月11日公表)を、それぞれ特別損失として計上した。また、ポイント販売におけるWeb決済比率の拡大に伴う収益構造の変化が進行し、2026年1月期第4四半期会計期間の月間平均取分率は、決済代行業者取分率15.5%(前年同期22.5%)、配信者ユーザー取分率58.4%(同54.3%)、当社取分率26.1%(同23.2%)となった。

収益構造の変化(決済代行業者・配信者ユーザー・当社の取分率推移)
出典:モイ 2026年1月期決算説明資料 P.33

※本記事はモイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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