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東映アニメーション、2026年3月期は経常・純利益が過去最高 2027年3月期は戦略投資で減益計画

決算サマリー 2026.08.19
東映アニメーション、2026年3月期は経常・純利益が過去最高 2027年3月期は戦略投資で減益計画

※本記事は東映アニメーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

東映アニメーションの2026年3月期(2025年4月~2026年3月)累計連結業績は、売上高93,669百万円(前期比7.1%減)、営業利益31,018百万円(同4.4%減)、経常利益33,462百万円(同0.8%増)、当期純利益25,070百万円(同6.1%増)。通期として売上高・営業利益は過去二番目、経常利益・当期純利益は過去最高の水準を達成した。前年同期に好調だった劇場作品の国内配信権販売や「ドラゴンボール」シリーズの新作ゲーム化権販売の反動から減収も、海外商品化権販売の好調を背景に概ね同水準の利益を維持した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上原価の減少により売上総利益率は改善したが、事業基盤拡充に伴う人件費増や、IP価値向上に向けた広告宣伝費増により販管費が前期比13.7%増加し、営業利益は前期比4.4%減となった。一方、為替差益や有価証券売却益等の計上により、経常利益・当期純利益は増益となった。(単位:百万円)

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減率
売上高93,669100,836△7.1%
売上原価44,46552,413△15.2%
売上総利益49,20348,4221.6%
販管費18,18515,98913.7%
営業利益31,01832,432△4.4%
経常利益33,46233,1880.8%
当期純利益25,07023,6236.1%
2026年3月期 決算サマリー スライド
出典:東映アニメーション 2026年3月期 通期決算補足資料 P.4

セグメント別の状況

映像製作・販売事業は、「スラムダンク」「ゲゲゲの鬼太郎」等の国内配信権販売、「ドラゴンボール」シリーズの海外配信権販売の反動減により、減収減益。版権事業は、前年同期に好調だった「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権販売の反動を受け減収ながら、「ワンピース」の海外商品化権販売の好調等を主因に、減収増益。商品販売事業は、「スラムダンク」の商品販売の反動減等により減収も、「プリキュア」シリーズ他のショップ事業が好調に稼働し、減収増益。その他事業は、「プリキュア」シリーズ、「ガールズバンドクライ」、「ゲゲゲの鬼太郎」等の催事が好調に推移し、増収増益。(単位:百万円)

セグメント指標当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
映像製作・販売事業売上高31,15137,323
映像製作・販売事業セグメント利益8,75110,379
版権事業売上高48,90550,582
版権事業セグメント利益26,72025,924
商品販売事業売上高7,9239,211
商品販売事業セグメント利益734654
その他事業売上高6,3254,315
その他事業セグメント利益356176
2026年3月期 セグメント別内訳(連結)スライド
出典:東映アニメーション 2026年3月期 通期決算補足資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期は、大型更新契約の前倒し計上や足元の政治経済環境に起因するビジネス影響を織り込みつつ、主力作品の新作映像展開による売上拡大や二次利用の活性化等により、過去最高水準に迫る売上高100,000百万円(前期比6.8%増)を目指す。新作映像投入による製作原価増に加え、中期経営計画/VISION2030に沿った各種戦略投資の着実な実施に伴い、営業利益は25,000百万円(同19.4%減)を見込む。なお、戦略投資を除く営業利益は27,000百万円(同13.0%減)としている。

項目予想(2027年3月期)前期実績(2026年3月期)増減率
売上高100,00093,6696.8%
販管費22,00018,18521.0%
営業利益25,00031,018△19.4%
経常利益25,60033,462△23.5%
当期純利益18,10025,070△27.8%
2027年3月期 業績予想(連結)スライド
出典:東映アニメーション 2026年3月期 通期決算補足資料 P.17

株主還元

2026年3月期の配当は、過去実績値を下限とする安定配当方針に則り、前期の41円から44円/株へ増配実施。2027年3月期の配当については、中期経営計画/VISION2030で掲げた財務KPIに沿い、健全性・戦略投資・株主還元のバランスを適切に取った上で、引き続き安定配当を志向する方針とし、44円/株を計画している。

決算期一株配当
2025年3月期(実績)41円
2026年3月期(実績)44円
2027年3月期(計画)44円
財務戦略方針/株主還元スライド
出典:東映アニメーション 2026年3月期 通期決算補足資料 P.19

中期経営計画/トピック

中期経営計画/VISION2030では、「産み出す力」「届ける力」の強化による収益力向上を掲げ、戦略投資として、IPに約700億円、スタジオに約240億円、地域展開に約200億円、顧客接点に約190億円を計画。地域展開では新興6地域への進出や海外拠点の人員増強を進め、海外売上比率70%を目指す(2030-35年)。財務KPIとして、自己資本比率70%以上、ROE15%以上(最終年度)、配当性向40%以上、総還元性向50%目途(最終年度)を掲げている。

※本記事は東映アニメーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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