※本記事はファルコホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ファルコホールディングスの2026年3月期連結決算は、臨床検査事業及びICT事業の売上高・営業利益の増加により増収・増益となった。売上高は前期比+0.6%の43,578百万円、営業利益は同+7.0%の2,498百万円、経常利益は同+7.6%の2,689百万円、当期純利益は同+5.0%の2,016百万円。1株当たり当期純利益は201.10円(前期比+10.6%)だった。2027年3月期は売上高44,300百万円、営業利益2,700百万円を計画する。
連結業績(当期 実績)
2026年3月期の連結業績は、臨床検査事業及びICT事業の売上高、営業利益の増加により増収・増益となった。ROEは7.9%(前期比+0.4pt)、ROAは7.4%(同+0.5pt)。1株当たり当期純利益は201.10円(前期比+10.6%)となった。
| 項目 | 2025/3期 | 2026/3期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 43,313百万円(100.0%) | 43,578百万円(100.0%) | +264百万円(+0.6%) |
| 営業利益 | 2,335百万円(5.4%) | 2,498百万円(5.7%) | +163百万円(+7.0%) |
| 経常利益 | 2,499百万円(5.8%) | 2,689百万円(6.2%) | +189百万円(+7.6%) |
| 当期純利益 | 1,920百万円(4.4%) | 2,016百万円(4.6%) | +96百万円(+5.0%) |
| ROA | 6.9% | 7.4% | +0.5pt |
| ROE | 7.5% | 7.9% | +0.4pt |
| 1株当たり当期純利益(円) | 181.81円 | 201.10円 | +10.6% |
セグメント別(事業別)の状況
臨床検査事業は、大都市圏を重点地域とした事業展開の進展により検査受託数が増加し、増収・増益。調剤薬局事業は、店舗数減少等による処方箋応需枚数の減少及び薬価改定の影響により減収・減益。ICT事業は、「レセスタ」の契約数及び「HAYATE/NEO」の導入数の伸張により増収・増益となった。
| 事業 | 指標 | 2025/3期 | 2026/3期 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 臨床検査事業 | 売上高 | 26,397百万円 | 26,662百万円 | +264百万円(+1.0%) |
| 臨床検査事業 | 営業利益 | 1,594百万円 | 1,816百万円 | +221百万円(+13.9%) |
| 調剤薬局事業 | 売上高 | 15,464百万円 | 15,196百万円 | △268百万円(△1.7%) |
| 調剤薬局事業 | 営業利益 | 816百万円 | 674百万円 | △141百万円(△17.4%) |
| ICT事業 | 売上高 | 1,452百万円 | 1,720百万円 | +267百万円(+18.4%) |
| ICT事業 | 営業利益 | 353百万円 | 458百万円 | +104百万円(+29.7%) |

通期業績予想
2027年3月期は、調剤薬局事業において薬価改定等の影響が懸念されるものの、臨床検査事業における収益力の強化とICT事業における利益成長により増益を目指す。営業利益は中期経営目標の28億円に対し、資材価格の上昇や人件費の増加等を鑑み27億円(2,700百万円)を計画する。事業別では、臨床検査事業は増収・増益、調剤薬局事業は減収ながら利益の安定化、ICT事業は「レセスタ」「HAYATE/NEO」の販売推進により更なる利益成長を目指す。
| 項目 | 2026/3期(実績) | 2027/3期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 43,578百万円 | 44,300百万円 | +721百万円(+1.7%) |
| 営業利益 | 2,498百万円 | 2,700百万円 | +201百万円(+8.1%) |
| 経常利益 | 2,689百万円 | 2,850百万円 | +160百万円(+6.0%) |
| 当期純利益 | 2,016百万円 | 2,020百万円 | +3百万円(+0.2%) |
| 1株当たり当期純利益 | 201.10円 | 201.79円 | +0.69円 |

株主還元
配当については、連結純資産配当率(DOE)5%を目標に、中長期的な利益成長に応じた継続増配を目指す。2025年度(2025年3月期)の年間配当金は125円(DOE4.9%)、2026年度(2026年3月期予想)は128円(3円増配)とし、15期連続の増配を予想している。自己株式の取得については資本効率の向上を図るため機動的に検討し、2025年度は5.3億円を取得、2026年度は8億円を上限に取得を予定する。
| 項目 | 2025年度(実績) | 2026年度(予想) |
|---|---|---|
| 年間配当金 | 125円(普通配当125円) | 128円(普通配当128円) |
| DOE | 4.9% | 5%(目標) |
| 自己株式取得 | 5.3億円取得実施 | 8億円を上限に取得予定 |

中期経営計画/BMLとの資本業務提携
中期経営計画では、2027年3月期に営業利益28億円、当期純利益20億円、ROE8%以上、DOE5%を目標とする。2026年3月期実績は営業利益24.9億円、当期純利益20.1億円、ROE7.9%、DOE4.9%。臨床検査事業・調剤薬局事業を基盤とした利益構造から、ICT事業・ゲノム事業を成長の柱とする事業ポートフォリオへの転換により、目指す姿として営業利益50億円を掲げる。また、株式会社ビー・エム・エル(BML)との資本業務提携を推進しており、特殊検査の委託は2024年3月期からBMLへの委託を開始し、当初予定していた約400項目の移行が完了した。2026年3月期からはNIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)についてBMLからの検査受託を開始した。ICT商品の販売面では、2025年3月期から関東地区でBMLとのレセスタの販売連携を本格的に開始し、BMLからの顧客紹介により累計で200施設以上の医療機関にレセスタを導入した。

※本記事はファルコホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。