※本記事はアルプス技研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アルプス技研は2025年12月期連結決算で、売上高52,649百万円(前期比+5.6%)、営業利益5,397百万円(同+4.6%)、経常利益5,543百万円(同+4.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,981百万円(同+8.3%)の増収増益となった。堅調なアウトソーシング事業と、新規受注が増加したグローバル事業が業績を牽引した。個別では売上高40,693百万円(同+5.3%)、当期純利益3,504百万円(同+11.3%)であった。2026年12月期は連結で最高業績更新へ計画している。
連結業績(2025年12月期 実績)
技術社員数と契約単価の増加により売上高は前期比+5.6%となった。処遇改善により売上原価は40,537百万円(同+5.9%)に増加したが、売上高営業利益率は10.2%と10%超を維持した。販管費は6,715百万円(同+4.4%、売上高販管費率12.8%)。特別利益86百万円、特別損失16百万円を計上し、税引前当期純利益は5,612百万円(同+4.9%)。親会社株主に帰属する当期純利益は3,981百万円(同+8.3%、売上高当期純利益率7.6%)であった。
| 項目 | 2024年12月期(通期) | 2025年12月期(通期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 49,858 | 52,649 | +5.6% |
| 売上原価 | 38,264 | 40,537 | +5.9% |
| 売上総利益 | 11,594 | 12,112 | +4.5% |
| 販管費 | 6,434 | 6,715 | +4.4% |
| 営業利益 | 5,159 | 5,397 | +4.6% |
| 経常利益 | 5,313 | 5,543 | +4.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,677 | 3,981 | +8.3% |
セグメント別の状況
2025年通期の連結売上高526億円、営業利益54億円のうち、アウトソーシングサービス事業が91.0%、グローバル事業が8.8%を占める(このほか報告セグメントに含まれない事業が売上高構成比の0.2%)。アウトソーシングサービス事業は開発設計サービス(アルプス技研、アルプスビジネスサービス)、ものづくり(デジタル・スパイス、DONKEY)、介護(アルプスケアハート)、農業(アルプスアグリキャリア)で構成される。グローバル事業は各種プラント設備・工場設備機器の設計・製作・据付・メンテナンスや人材サービスを手掛ける台湾アルプス技研、アルテック上海などで構成される。個別ベースでは自動車関連が生産調整の影響を受けず売上高・構成比とも拡大し、売上高上位10社の比率は2025年度通期累計で20.4%であった。
| セグメント | 指標 | 構成比(2025年通期実績) |
|---|---|---|
| アウトソーシングサービス事業 | 売上高構成比 | 91.0% |
| グローバル事業 | 売上高構成比 | 8.8% |
| その他(報告セグメント外) | 売上高構成比 | 0.2% |


通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の連結業績予想は、売上高55,500百万円(前期比+5.4%)、営業利益5,700百万円(同+5.6%)、経常利益5,800百万円(同+4.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,900百万円(同△2.0%)。個別では売上高42,000百万円(同+3.2%)、営業利益4,800百万円(同+2.5%)、経常利益4,900百万円(同+3.1%)、当期純利益3,400百万円(同△3.0%)を計画する。資料は連結業績について「最高業績更新へ」としている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 52,649 | 55,500 | +5.4% |
| 営業利益 | 5,397 | 5,700 | +5.6% |
| 経常利益 | 5,543 | 5,800 | +4.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,981 | 3,900 | △2.0% |

株主還元
配当の基本方針として、連結ベースでの配当性向50%以上を基本とし、中間配当金は年間配当金の50%を目処とする、業績にかかわらず年間配当10円を維持する(安定配当の見地)としている。配当性向は2024年度実績50.0%、2025年度予定53.3%、2026年度予想54.4%と推移する。2025年度は中間配当54円・期末配当54円の年間108円を予定し、2026年度は中間配当47円・期末配当予定61円の年間108円を計画している。
| 区分 | 2024年度実績 | 2025年度予定 | 2026年度予想 |
|---|---|---|---|
| 中間配当 | 44円 | 54円 | 47円 |
| 期末配当 | 開示なし | 54円 | 61円(予定) |
| 年間配当合計 | 93円 | 108円 | 108円 |
| 配当性向 | 50.0% | 53.3% | 54.4% |

中期経営計画・トピック
第12次5ヵ年計画のもと、①技術系アウトソーシング事業の新領域への挑戦、②新たな収益の柱を創る、③持続可能で豊かな社会の創生へ貢献、④デジタル化で多様な人材が活躍する組織・風土の醸成、の4つのテーマを掲げる。創業60周年を迎える2028年度に売上高600億円突破を目指すとし、2025年度のROEは20.4%(目標ROE20%以上、株主資本コストは7%前後と認識)。航空宇宙関連や医療関連など成長分野への注力により、グループ会社のデジタル・スパイスの売上高は2021年度比で約2倍に増加した。介護事業(未来型賃貸住宅事業等)や農業事業(SCM事業)にも取り組んでいる。
※本記事はアルプス技研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。