※本記事はウィルズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ウィルズは2025年12月期、連結売上高6,051百万円(前期比119.3%)、連結営業利益1,302百万円(前期比125.8%)となり、10期連続増収・9期連続増益で過去最高益を更新した。株主管理プラットフォーム事業の中核であるプレミアム優待倶楽部の伸長が、広告事業の減収(前期比94.2%)を吸収し、2桁成長を維持した。2026年12月期は、完全子会社の株式会社ネットマイルを吸収合併し、連結決算から単体(個別)決算へ移行する。
業績(2025年12月期 実績)
連結売上高は6,051百万円(前期5,072百万円、前期比119.3%)、営業利益は1,302百万円(前期1,035百万円、前期比125.8%、営業利益率21.5%)となり、いずれも通期計画(売上高5,580百万円、営業利益1,155百万円)を上回った。経常利益は1,301百万円(前期比125.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は839百万円(前期比125.2%)となった。連結子会社の減益および人材採用強化による人件費増を吸収しての増益となった。
| 項目 | 2024年12月期(実績) | 2025年12月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,072 | 6,051 | 119.3% |
| 売上原価 | 2,606 | 3,214 | 123.3% |
| 売上総利益 | 2,465 | 2,836 | 115.1% |
| 販管費及び一般管理費 | 1,429 | 1,534 | 107.3% |
| 営業利益 | 1,035 | 1,302 | 125.8% |
| 営業利益率 | 20.4% | 21.5% | - |
| 経常利益 | 1,040 | 1,301 | 125.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 670 | 839 | 125.2% |
セグメント別の状況
株主管理プラットフォーム事業の売上高は5,813百万円(前期比120.6%)となり、うちプレミアム優待倶楽部は既存顧客の株主優待ポイント売上増加及び新規受注(前期末から14社純増)により4,440百万円(前期比126.7%)と全体の成長を牽引した。IR-naviは318百万円(前期比103.5%)、サステナビリティソリューションは案件数を絞りつつ単価上昇により972百万円(前期比104.4%)となった。一方、広告事業は検索エンジンのアルゴリズム変更の影響が継続し247百万円(前期比94.2%)と減収となった。
| 区分 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 株主管理プラットフォーム事業 | 4,819 | 5,813 | 120.6% |
| プレミアム優待倶楽部 | 3,504 | 4,440 | 126.7% |
| IR-navi | 307 | 318 | 103.5% |
| サステナビリティソリューション | 931 | 972 | 104.4% |
| その他 | 75 | 82 | 108.8% |
| 広告事業 | 262 | 247 | 94.2% |
| 連結売上高 | 5,072 | 6,051 | 119.3% |


通期業績予想
2026年12月期は、完全子会社であった株式会社ネットマイルを吸収合併し、連結決算から単体(個別)決算へ移行する。会社側は、本吸収合併はグループ内再編に伴う会計単位の変更にすぎず、事業ポートフォリオ及び収益力に実質的な変化はないとしている。個別ベースの業績予想は、売上高6,750百万円、営業利益1,500百万円(営業利益率22.2%)、経常利益1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益950百万円。システム開発に伴うソフトウェア減価償却費や体制強化による人件費増を、売上高増加に伴う売上総利益増加で吸収し、増益ペースを維持する計画。
| 項目 | 2025年12月期(実績・連結) | 2026年12月期(予想・個別) |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,051 | 6,750 |
| 売上原価 | 3,214 | 3,806 |
| 売上総利益 | 2,836 | 2,943 |
| 販管費及び一般管理費 | 1,534 | 1,443 |
| 営業利益 | 1,302 | 1,500 |
| 営業利益率 | 21.5% | 22.2% |
| 経常利益 | 1,301 | 1,500 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 839 | 950 |

株主還元
配当は中間期・期末ともに9円を予定しており、2026年12月期の年間配当金は18円となる見込み。配当性向は38.30%を想定している。M&Aや将来の事業拡大の財源として内部留保を充実させつつも、安定的かつ継続的な配当を維持する方針。
| 区分 | 2024年12月期(実績) | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 中間配当 | 5.5円 | 6.5円 | 9円 |
| 期末配当 | 5.5円 | 6.5円 | 9円 |
| 年間配当金 | - | - | 18円 |
| 配当性向 | 33.90% | 32.61% | 38.30% |

トピック
IR-naviは英語版による海外投資家データベースの拡充などを段階的に進めるほか、従量課金モデルの成長企業向け「デジタル優待倶楽部」を2026年3月からリリース予定。また、統合報告書AI自動生成サービス「IR-port」の提供も開始した。
※本記事はウィルズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。