※本記事は日華化学が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
日華化学は2025年12月期、売上高55,705百万円(前期比+3.0%)、営業利益3,847百万円(同+9.3%)となり、いずれも過去最高を更新した。一方、経常利益は為替の影響で3,849百万円(同△3.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は税金費用の増加により2,384百万円(同△13.4%)と減益になった。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高・営業利益は増収増益で過去最高となった一方、経常利益は為替の影響、当期純利益は税金費用の増加により減益となった。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2024年12月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 55,705 | 54,099 | +1,606(+3.0%) |
| 営業利益 | 3,847 | 3,519 | +327(+9.3%) |
| 経常利益 | 3,849 | 3,976 | △126(△3.2%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,384 | 2,754 | △370(△13.4%) |

セグメント別の状況
化学品事業はトランプ関税の影響を受けたものの、EHD(環境・健康衛生・デジタル、先端材料向けの高付加価値製品)関連製品が引き続き好調で、中国・インド等が伸長。4Q単月・通期累計ともに売上高・セグメント利益額・率が過去最高となった。化粧品事業はODM事業が好調で、国内サロン向け注力商品の販売も堅調に推移し、増収・増益。売上高は過去最高となった。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期実績 | 2024年12月期実績 |
|---|---|---|---|
| 化学品事業 | 売上高 | 39,894 | 39,378 |
| 化学品事業 | セグメント利益 | 3,948 | 3,724 |
| 化粧品事業 | 売上高 | 15,259 | 14,271 |
| 化粧品事業 | セグメント利益 | 1,966 | 1,822 |


通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は売上高58,500百万円(前期比+5.0%)、営業利益4,200百万円(同+9.2%)、経常利益4,050百万円(同+5.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,800百万円(同+17.4%)を見込み、売上高・各利益ともに過去最高となる見通し。前提為替は米ドル150円、国産ナフサ65,600円。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 58,500 | 55,705 | +5.0% |
| 営業利益 | 4,200 | 3,847 | +9.2% |
| 経常利益 | 4,050 | 3,849 | +5.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,800 | 2,384 | +17.4% |

株主還元
配当方針は累進配当とDOE(自己資本配当率)3.0%を目安とした拡充で、その後もDOE向上を継続して検討するとしている。2025年12月期の年間配当は60円(前期52円)となり、2026年12月期の年間配当予想は70円(前期比+10円)、DOEは3.0%(同+0.2ポイント)で、6期連続の増配となり配当額は過去最高となる見通し。なお2025年12月期の期末配当30円は2026年3月26日開催の定時株主総会で決議予定。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期予想 |
|---|---|---|
| 年間配当金(円) | 60 | 70 |
| DOE | 2.8% | 3.0% |
新中期経営計画「INNOVATION30」
2025年度は中期経営計画「INNOVATION25」の最終年度で、売上高・営業利益ともに過去最高を更新したが、ROICは新工場建設開始に伴う固定資産の増加もあり目標未達だった。2026年からは新中期経営計画「INNOVATION30」(2026~2030年)を開始し、事業拡大と成長投資、財務・資本戦略の強化、サステナビリティ経営を3大戦略に掲げる。2030年12月期の目標は売上高700億円、営業利益56億円、営業利益率8.0%、EBITDA90億円、ROE8.0%、ROIC6.0%、PBR1.0倍以上、DOE3.0%以上。
化粧品事業では福井県福井市に建設中の新工場「福井スマートファクトリー」が予定通り進捗し、2025年12月に上棟式を完了、2027年の本格稼働を目指す。投資規模は約195億円で、製造キャパシティ3倍、人時生産性1.5倍を見込む。化学品事業ではインドに現地法人「NICCA INDIA PRIVATE LIMITED(NID)」のラボ建設に着手したほか、バングラデシュでは保税倉庫の建設を再開した。
※本記事は日華化学が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。