※本記事はFinatextホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社Finatextホールディングスは2026年3月期通期決算説明資料を公表した。売上高は11,052百万円(前年同期比+43%)、営業利益は1,900百万円(同+100%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,513百万円(同+129%)となり、いずれも期初計画を上回った。証券インフラの従量課金収益の伸長とビッグデータ解析事業の高成長が牽引した。2027年3月期は売上高15,500百万円(同+40%)、EBITDA3,875百万円(同+71%)を計画する。
業績(2026年3月期 実績)
通期の売上高は11,052百万円(前年同期比+43%、期初計画11,000百万円に対し達成率100%)。売上総利益は7,651百万円(同+49%、対売上高69%)、EBITDAは2,270百万円(同+91%、対売上高21%)、営業利益は1,900百万円(同+100%、対売上高17%)、経常利益は1,862百万円(同+97%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,513百万円(同+129%、期初計画1,210百万円に対し達成率+25%)だった。証券インフラの従量課金収益とビッグデータ解析がけん引した。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,052百万円 | 7,702百万円 | +43% |
| 売上総利益 | 7,651百万円 | 5,133百万円 | +49% |
| 調整後販売管理費 | 5,381百万円 | 3,946百万円 | +36% |
| EBITDA | 2,270百万円 | 1,187百万円 | +91% |
| 営業利益 | 1,900百万円 | 950百万円 | +100% |
| 経常利益 | 1,862百万円 | 943百万円 | +97% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,513百万円 | 659百万円 | +129% |

セグメント別の状況
セグメント別では、証券インフラの従量課金収益及びクレジットインフラのフロー・ストック収益の拡大により金融インフラストラクチャが売上高6,635百万円(前年同期比+47%)、営業利益929百万円(同+98%)と大きく伸長した。AI関連プロジェクトの獲得やDataLens店舗開発の顧客数増加を背景にビッグデータ解析は売上高2,909百万円(同+59%)、営業利益835百万円(同+109%)と高成長を記録した。一方フィンテックシフトは売上高1,507百万円(同+12%)と増収だったものの、AIエージェントサービスの企画・開発への先行投資により営業利益は6百万円(前期140百万円)と一時的に低下した。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 金融インフラストラクチャ | 売上高 | 6,635百万円 | 4,529百万円 |
| 金融インフラストラクチャ | 営業利益 | 929百万円 | 470百万円 |
| ビッグデータ解析 | 売上高 | 2,909百万円 | 1,827百万円 |
| ビッグデータ解析 | 営業利益 | 835百万円 | 399百万円 |
| フィンテックシフト | 売上高 | 1,507百万円 | 1,345百万円 |
| フィンテックシフト | 営業利益 | 6百万円 | 140百万円 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は売上高15,500百万円(前年同期比+40%)、EBITDA3,875百万円(同+71%)を計画する。売上総利益は11,208百万円(同+46%、対売上高72%)、調整後販売管理費は7,333百万円(同+36%)、営業利益は3,338百万円(同+76%、対売上高22%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,322百万円(同+53%、対売上高15%)を見込む。セグメント別では全セグメントで増収を計画し、金融インフラストラクチャは9,000百万円(同+36%)、本年度よりビッグデータ解析から名称を変更したデータAIは4,650百万円(同+60%)、フィンテックシフトは1,850百万円(同+23%)を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,500百万円 | 11,052百万円 | +40% |
| 売上総利益 | 11,208百万円 | 7,651百万円 | +46% |
| 調整後販売管理費 | 7,333百万円 | 5,381百万円 | +36% |
| EBITDA | 3,875百万円 | 2,270百万円 | +71% |
| 営業利益 | 3,338百万円 | 1,900百万円 | +76% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,322百万円 | 1,513百万円 | +53% |

| セグメント | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 金融インフラストラクチャ | 9,000百万円 | 6,635百万円 | +36% |
| データAI(旧ビッグデータ解析) | 4,650百万円 | 2,909百万円 | +60% |
| フィンテックシフト | 1,850百万円 | 1,507百万円 | +23% |

中期目標
中期目標として、2029年3月期に売上高300億円、EBITDA100億円を掲げ、現在順調に進捗している。前中期目標として掲げてきた「売上高100億円/EBITDAマージン20%」は2026年3月期に双方とも超過達成した。金融インフラのパートナー数は2026年3月期末の50社(前期末比+18社)から、2027年3月期末には70社(同+20社)への拡大を見込む。
※本記事はFinatextホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。