※本記事はブロードエンタープライズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ブロードエンタープライズの2025年12月期は、売上高7,413百万円(前期比+57.8%)となり、10期連続増収を達成した。内装リノベーション「BRO-ROOM」・大規模修繕「BRO-WALL」の受注増大を受け、通期業績予想を期初の売上高6,000百万円から7,400百万円(+23.3%)へ上方修正しており、実績はこの修正後予想も上回り、売上高・利益ともに過去最高を更新して着地した。
営業利益は977百万円(前期比+32.4%)、経常利益は770百万円(+36.6%)、当期純利益は416百万円(+20.5%)。BRO-ROOM・BRO-WALLの粗利増加が増益をけん引した一方、各段階利益の増加率が売上高の伸びより小さいのは、個別債権に対する貸倒引当金の追加計上が販管費・税金に影響したことが主因としている。
連結業績(2025年12月期 実績・累計期間)
単位は百万円。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,413 | 4,697 | +57.8% |
| 営業利益 | 977 | 738 | +32.4% |
| 経常利益 | 770 | 564 | +36.6% |
| 当期純利益 | 416 | 346 | +20.5% |
通期業績予想の上方修正(2025年12月期)
BRO-ROOM及びBRO-WALLの受注増大を受け、2026年1月19日付で通期業績予想を上方修正した。売上高は期初予想6,000百万円から7,400百万円(増減額+1,400百万円、増減率+23.3%)、営業利益は905百万円から950百万円(+45百万円、+5.0%)、経常利益は655百万円から750百万円(+95百万円、+14.5%)、当期純利益は400百万円から405百万円(+5百万円、+1.3%)にそれぞれ修正した。実績はこの修正後予想も上回った。

事業別(商品別)売上高の状況
入居者向け無料インターネット「B-CUBIC」等のストック売上高はほぼ横ばいだった一方、内装リノベーション「BRO-ROOM」・大規模修繕「BRO-WALL」を中心とするフロー売上高が大きく伸長した。単位は百万円。
| 区分 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| ストック売上高合計(B-CUBIC等) | 1,846 | 1,858 | △11 | △0.6% |
| フロー売上高合計 | 5,567 | 2,839 | +2,728 | +96.1% |
| B-CUBIC Next | 1,107 | 967 | +139 | +14.4% |
| BRO-LOCK | 399 | 559 | △159 | △28.5% |
| BRO-ROOM | 2,888 | 1,019 | +1,869 | +183.4% |
| BRO-WALL | 960 | 87 | +873 | +1,003% |
| その他 | 210 | 206 | +4 | +2.4% |

財務トピックス(貸借対照表)
売上拡大に伴い売掛金が増加し流動資産が増加。流動負債は前受金の減少と借入金の増加が主因で増加した。自己資本比率は利益剰余金の積み上がりがある一方、負債増加により前期末比0.1pt減の15.1%となった。単位は百万円。
| 項目 | 2024年12月期末 | 2025年12月期末 | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 流動資産 | 6,860 | 9,890 | +3,030 |
| 固定資産 | 1,090 | 878 | △212 |
| 負債合計 | 6,743 | 9,141 | +2,398 |
| 純資産合計 | 1,207 | 1,627 | +419 |
| 自己資本比率 | 15.2% | 15.1% | △0.1pt |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、売上高10,000百万円(前期比+34.9%)、売上総利益(粗利)4,000百万円(+35.0%)、営業利益1,700百万円(+73.9%)、経常利益1,100百万円(+42.8%)、当期純利益650百万円(+55.9%)を見込む。中期経営計画の当初予想(売上高74.8億円・営業利益14.8億円・経常利益10億円・当期純利益6億円)から上方修正した水準となる。取締役・執行役員に付与した第1回有償ストックオプションの行使条件として、2027年12月期までの2期合計経常利益25億円の達成が設定されている。2026年4月からは、BRO-ROOM・BRO-WALLの受注四半期分のフロー粗利額と工事未完了(受注残)のフロー粗利額合計を四半期ごとに開示する予定としている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,413 | 10,000 | +2,586 | +34.9% |
| 売上総利益(粗利) | 2,963 | 4,000 | +1,036 | +35.0% |
| 営業利益 | 977 | 1,700 | +722 | +73.9% |
| 経常利益 | 770 | 1,100 | +329 | +42.8% |
| 当期純利益 | 416 | 650 | +233 | +55.9% |

株主還元
配当政策として、税引後当期純利益5億円以上で配当性向20%を実施予定としている。2026年12月期予想の当期純利益6.5億円(発行済株式数6,145,000株)を基準とした試算では、1株当たり21円16銭の配当が見込まれるとしているが、あくまで予想としての計算であり、配当実施を決議したものではないとしている。また、株主優待制度として、1年以上継続保有の株主を対象に、保有株式数に応じてオリジナルQUOカード(100株以上200株未満:1,500円相当、200株以上400株未満:2,000円相当、400株以上:3,000円相当)を継続的に進呈している。
成長戦略
地方創生(宿泊施設不足に悩む自治体との連携によるBRO-ZEROの空き家活用提案)、内装・外装工事や不動産運用領域を中心としたM&A、米国マーケットへの海外版BRO-ZERO展開(2026年からの準備・基盤構築を経て2028年の売上創出を目指す)などを成長戦略の柱としている。
※本記事はブロードエンタープライズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。