※本記事はアミューズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アミューズの2026年3月期は、大型音楽ライブツアーの実施やコンサートグッズの好調、映画『国宝』のヒットなどにより営業収入は前期比2.2%増の69,655百万円となり、営業収入・営業利益・経常利益において過去最高を更新した。営業利益は増収要因に加え販管費の減少により前期比118.8%増の6,123百万円、経常利益は同110.1%増の6,225百万円となった。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比63.5%増の2,695百万円と増益ながら、本社オフィスの一部の事業転用に伴う減損損失等を特別損失として計上したことにより、通期業績予想に対しては74.9%の進捗にとどまった。
連結業績(2026年3月期 実績)
営業収入は大型音楽ライブツアーなどの実施に加え、コンサートグッズの好調や映画『国宝』のヒット等により前期比2.2%増の69,655百万円となり、通期予想67,000百万円に対して104.0%の進捗で着地した。営業利益は増収要因に加え、販管費の減少により前期比118.8%増の6,123百万円となり、通期予想5,500百万円に対して111.3%の進捗。経常利益は前期比110.1%増の6,225百万円(予想比111.2%)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比63.5%増の2,695百万円となったが、本社オフィスの一部の事業転用に伴う減損損失1,514百万円などを特別損失(合計1,557百万円)として計上した結果、特別損益は▲1,395百万円となり、通期予想3,600百万円に対する進捗率は74.9%にとどまった。なお前期(2025年3月期)はA-Sketch株式売却に伴う関係会社株式売却益1,951百万円などにより特別損益は+197百万円のプラスだった。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収入 | 68,186百万円 | 69,655百万円 | +1,469百万円(+2.2%) | 67,000百万円 | 104.0% |
| 営業利益 | 2,798百万円 | 6,123百万円 | +3,324百万円(+118.8%) | 5,500百万円 | 111.3% |
| 経常利益 | 2,963百万円 | 6,225百万円 | +3,262百万円(+110.1%) | 5,600百万円 | 111.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,648百万円 | 2,695百万円 | +1,047百万円(+63.5%) | 3,600百万円 | 74.9% |
事業別業績(2026年3月期 実績)
3事業のうち、イベント関連事業と出演・CM事業は増収増益、音楽・映像事業は減収増益となった。イベント関連事業は大型ツアーの実施やコンサートグッズの好調により増収、相対的に利益率の低いライブ制作受託収入が減少した一方、主催公演の動員数増加やFC・商品収入の好調により大幅増益(セグメント利益は前期比277.9%増)となった。音楽・映像事業は連結子会社A-Sketchの連結除外により減収となったが、極東電視台による番組制作収入や映画『国宝』による配給収入の好調が減益要因を上回り増益となった。出演・CM事業は子会社を含むCM事業の好調に加え、イベント関連事業の売上増加により当セグメントへの人件費・販管費等の配賦が減少したことで大幅増益となった。
| セグメント | 指標 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| イベント関連事業 | 営業収入 | 42,055百万円 | 43,830百万円 | +1,775百万円(+4.2%) |
| イベント関連事業 | セグメント利益 | 846百万円 | 3,199百万円 | +2,353百万円(+277.9%) |
| 音楽・映像事業 | 営業収入 | 19,747百万円 | 18,624百万円 | ▲1,122百万円(▲5.7%) |
| 音楽・映像事業 | セグメント利益 | 1,503百万円 | 1,902百万円 | +399百万円(+26.6%) |
| 出演・CM事業 | 営業収入 | 6,383百万円 | 7,200百万円 | +817百万円(+12.8%) |
| 出演・CM事業 | セグメント利益 | 448百万円 | 1,021百万円 | +572百万円(+127.7%) |


2027年3月期 業績予想
2027年3月期は、大規模公演の実施が集中したことによるイベント関連事業や映像作品のヒットによる反動減等により、連結営業収入は55,000百万円、営業利益は2,000百万円を見込み、減収減益を予想する。セグメント別では、イベント関連事業の営業収入43,830百万円→30,000百万円、営業利益3,199百万円→200百万円、音楽・映像事業の営業収入18,624百万円→18,000百万円、営業利益1,902百万円→1,000百万円、出演・CM事業の営業収入7,200百万円→7,000百万円、営業利益1,021百万円→800百万円をそれぞれ見込む。なお経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益の予想は開示なし。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収入(連結) | 69,655百万円 | 55,000百万円 | ▲14,655百万円 |
| 営業利益(連結) | 6,123百万円 | 2,000百万円 | ▲4,123百万円 |
| 営業収入(イベント関連事業) | 43,830百万円 | 30,000百万円 | ▲13,830百万円 |
| 営業利益(イベント関連事業) | 3,199百万円 | 200百万円 | ▲2,999百万円 |
| 営業収入(音楽・映像事業) | 18,624百万円 | 18,000百万円 | ▲624百万円 |
| 営業利益(音楽・映像事業) | 1,902百万円 | 1,000百万円 | ▲902百万円 |
| 営業収入(出演・CM事業) | 7,200百万円 | 7,000百万円 | ▲200百万円 |
| 営業利益(出演・CM事業) | 1,021百万円 | 800百万円 | ▲221百万円 |

株主還元
配当方針は事業特性による業績の変動性を踏まえ、業績の変動に左右されにくい指標であるDOE(株主資本配当率)を用いた安定的・継続的な還元を第一とする。資本効率向上と還元強化の観点から、従来の「DOE2%」を新中期経営計画(2027年3月期〜2029年3月期)で「DOE3%」へ引き上げる。2026年3月期の年間配当金は中間20.00円・期末20.00円の合計40.00円、2027年3月期は中間32.00円・期末32.00円の合計64.00円を予定する。自己株式については発行済株式総数の5%を保有上限とし、上限を超えた株式は毎年7月末に消却することを原則とする。株主優待は2025年度より拡充し、3単元(300株)以上を保有する株主向けにA!-POINT 5,000ptの進呈、当社アーティスト出演舞台への招待(抽選)、ライブ・ビューイング・チケットの進呈を行う。
| 年度 | 中間 | 期末 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2026年3月期(実績) | 20.00円 | 20.00円 | 40.00円 |
| 2027年3月期(予想) | 32.00円 | 32.00円 | 64.00円 |

※本記事はアミューズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。