スパイダープラス

スパイダープラス、2025年12月期は売上高20.2%増 第4四半期は営業利益黒字化

決算サマリー 2026.08.26
スパイダープラス、2025年12月期は売上高20.2%増 第4四半期は営業利益黒字化

※本記事はスパイダープラスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

スパイダープラスの2025年12月期(FY2025)は、SPIDER+ Workspaceの浸透やプロフェッショナルサービス等の増加により、連結売上高は前期比20.2%増の4,895百万円となった。売上総利益率は73.9%(前期比+5.9pt)に改善し、営業損失は519百万円から10百万円まで縮小、EBITDAは前期のマイナスから158百万円のプラスに転じた。第4四半期(FY2025.Q4)会計期間単独では営業利益47百万円の黒字を達成した。2026年12月期は売上高5,900百万円(前期比+20.5%)、営業利益50百万円〜の通期黒字化を見込む。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

連結売上高は前期比20.2%増の4,895百万円となり、うちストック収入は同20.3%増の4,799百万円だった。ソフトウェア開発体制の見直し等により売上総利益率は73.9%(前期比+5.9pt)に改善した。効率的な投資とコストコントロールを実施した結果、営業損失は519百万円から10百万円まで縮小し、EBITDAは前期比508百万円改善して158百万円の黒字に転じた。なお参考の単体ベースでは、営業利益が7百万円の黒字(前期は509百万円の損失)となり国内事業は黒字化した一方、ベトナム子会社に関する関係会社株式評価損(特別損失、約43百万円)などにより単体の当期純損失は40百万円となった。

項目FY2024(前期)FY2025(当期)前期比
売上高4,072百万円4,895百万円+20.2%
うちストック収入3,990百万円4,799百万円+20.3%
売上総利益2,768百万円3,619百万円+30.7%
売上総利益率68.0%73.9%+5.9pt
販管費3,287百万円3,630百万円+10.4%
営業利益△519百万円△10百万円+508百万円
EBITDA△350百万円158百万円+508百万円
連結P/L・B/S(累計期間)
出典:スパイダープラス FY2025.Q4 決算説明資料 P.8

主要KPIの状況

FY2025.Q3に実施した戦略アップデートに伴う営業リソース配分の変更により、ARR成長は一時的に鈍化したが、想定の範囲内で進捗した。ARRはFY2025.Q4末で4,992百万円(前年同期比+10%)、契約企業数は2,251社(同+6%)、ARPAは184千円(同+4%)となった。解約率はFY2025上半期から同水準で推移しており、FY2026の解約率は基準値(1%)を下回る想定としている。

指標FY2024.Q4末FY2025.Q4末前年同期比
ARR4,530百万円4,992百万円+10%
契約企業数2,117社2,251社+6%
ARPA178千円184千円+4%
ID数75,555ID78,412ID開示なし
ARPU(月額)4,997円5,305円開示なし
ARRの推移と増減
出典:スパイダープラス FY2025.Q4 決算説明資料 P.11

通期業績予想

FY2025の売上高は業績予想(4,900百万円)とほぼ同水準の4,895百万円(達成率99.9%)で着地した。営業利益は予想(△58百万円)に対し、効率的な投資とコストコントロールにより△10百万円まで損失が縮小し、予想を47百万円上回った。2026年12月期はSPIDER+ Workspaceの浸透によるARR成長加速を主な成長ドライバーに、売上高5,900百万円(前期比+20.5%、期末ARR目標6,000百万円・前期比+20%)を見込む。売上総利益率はFY2025通期平均の73%以上を見込む一方、上半期に人的投資・開発投資を積極化する方針で、営業利益は下半期にかけて通期黒字化(50百万円〜)に向けて改善していく想定。ソフトウェアの技術基盤投資を強化するため、フリー・キャッシュ・フローは前期並みのマイナス(FY2025実績:△103百万円)を見込む。

項目FY2025予想FY2025実績差異達成率
売上高4,900百万円4,895百万円△4百万円99.9%
営業利益△58百万円△10百万円+47百万円
経常利益△40百万円
当期純利益△17百万円
項目FY2025実績FY2026予想前期比
売上高4,895百万円5,900百万円+20.5%
営業利益△10百万円50百万円〜黒字化
期末ARR目標4,992百万円6,000百万円+20%
FY2026業績予想
出典:スパイダープラス FY2025.Q4 決算説明資料 P.27

株主還元・資本政策

配当については本資料に記載がなく、開示なし。将来の自己株式取得や配当等の資本政策の機動性・柔軟性を確保する目的で、2026年3月の定時株主総会に資本金及び資本準備金の減少とその他資本剰余金の処分を付議する予定。資本金2,513百万円・資本準備金2,597百万円をそれぞれ10百万円まで減少し、その他資本剰余金に振り替えたうえで、うち2,645百万円を繰越利益剰余金に振り替えて欠損を解消する(貸借対照表上の勘定科目の振替処理であり、純資産の額に変動はない)。

トピックス

FY2025.Q4には、清水建設株式会社との共創案件を2件発表した。「S+Report」が清水建設の設備試運転帳票に対応したほか、「S+BIM」の新機能を清水建設・NYKシステムズと共同開発するなど、SPIDER+ Workspace構想と大手ゼネコンとの共創が進展している。

資本金及び資本準備金の減少とその他資本剰余金の処分(適時開示補足)
出典:スパイダープラス FY2025.Q4 決算説明資料 P.16

※本記事はスパイダープラスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次