※本記事はグローバルインフォメーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社グローバルインフォメーション(証券コード4171)は2026年3月4日、2025年12月期の決算説明資料を公表した。連結売上高は2,567百万円(前期比6.6%減)、営業利益は318百万円(前期比27.3%減)、経常利益は342百万円(前期比26.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は232百万円(前期比26.3%減)となり、減収減益となった。主力の市場調査レポート事業において、トランプ関税等の影響による問合せ減少やGoogle検索アルゴリズムの変更による検索エンジン経由リードの大幅な減少、韓国支店の不調が響いた。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の売上総利益は1,223百万円(売上高比48.0%、前期比5.5%減)、販売費及び一般管理費は915百万円(前期比5.6%増)となった。営業利益の減少は、売上総利益の減少に加え、賃上げを主要因とする人件費の増加、その他販管費及び一般管理費の増加によるもの。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比増減 | 対前期増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,749 | 2,567 | ▲181 | -6.6% |
| 売上総利益 | 1,304 | 1,223 | ▲71 | -5.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 867 | 915 | 48 | +5.6% |
| 営業利益 | 437 | 318 | ▲119 | -27.3% |
| 経常利益 | 465 | 342 | ▲122 | -26.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 315 | 232 | ▲82 | -26.3% |

セグメント別(事業区分別)の状況
事業区分別の売上高は、主力の市場調査レポート事業が2,034百万円(前期比12.3%減)となった。第1四半期は好調だったが、トランプ関税等の影響による問合せ減少、Google検索アルゴリズムの変更による検索エンジン経由リードの大幅減少、韓国支店の不調により減収となった。一方、委託調査事業は第2四半期に新設した委託調査室が案件増加に貢献し265百万円(前期比63.2%増)と大きく伸長した。年間情報サービス事業は178百万円(前期比2.5%減)、国際会議・展示会事業は39百万円(前期比7.3%増)、その他(IoT関連)事業は得意顧客へのIoT機器の納入や展示会DXツール「AiMeet」の複数展示会への導入により49百万円(前期比6.4%増)となった。
| 事業区分 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 市場調査レポート | 2,319 | 2,034 | -12.3% |
| 委託調査 | 162 | 265 | +63.2% |
| 年間情報サービス | 183 | 178 | -2.5% |
| 国際会議・展示会 | 36 | 39 | +7.3% |
| その他(IoT関連) | 46 | 49 | +6.4% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の連結業績予想は、売上高2,760百万円(前期比7.5%増)、営業利益300百万円(前期比5.7%減)、経常利益301百万円(前期比12.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益203百万円(前期比12.5%減)を見込む。売上高は増収を見込むものの、人件費等の経費増加により営業利益は減益予想。事業区分別では、市場・技術動向に関する情報提供事業が前期比7.7%増(+194百万円)を見込む一方、その他(IoT関連)事業は各種スマート化プロジェクトの停滞により大口顧客への納入が若干減となり前期比5.7%減(▲2百万円)を見込む。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 前期比増減 | 対前期増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,567 | 2,760 | 192 | +7.5% |
| 営業利益 | 318 | 300 | ▲18 | -5.7% |
| 経常利益 | 342 | 301 | ▲41 | -12.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 232 | 203 | ▲29 | -12.5% |
| 一株当たり配当金(円) | 60.00 | 52.00 | - | - |

株主還元
配当方針は、中長期的な持続的成長及び経営環境の変化に耐えうる経営基盤充実のための内部留保とのバランスを考慮しつつ、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針とし、配当はDOE6%以上、配当性向40%以上を維持する。2025年12月期の一株当たり配当金は60.00円(配当性向77%、DOE7.1%)、2026年12月期は52.00円(配当性向76%、DOE6.1%)を予定している。株主優待制度として、200株以上保有株主にQUOカード2,000円分の贈呈を継続する。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 一株あたり配当金(円) | 60.00 | 52.00 |
| 配当性向 | 77% | 76% |
| DOE | 7.1% | 6.1% |
中期経営計画「GII Vision 2028」
中期経営計画「GII Vision 2028」のテーマは『総合市場情報プロバイダーへの進化』。戦略方針として、カスタマイズとニッチニーズへの特化、リテンションを軸とした集客モデルへの転換、AIと人的資本の融合によるプロセス効率化を掲げる。重点施策として、顧客ニーズに対応するソリューション提供力の強化、集客チャネルの多様化と顧客関係の深耕、人材への投資、新規事業・戦略的投資の推進、生成AIを活用した社内プロセスの効率化を推進する。連結の経営数値目標として、2028年12月期に売上高3,078百万円、営業利益381百万円(営業利益率12.4%)、連結売上高の年平均成長率6.2%を目指す。

※本記事はグローバルインフォメーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。