※本記事はニューラルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ニューラルグループの2025年12月期(第8期、通期)連結業績は、売上高3,299百万円(前期比-7.4%)、営業損失6百万円(前期は35百万円の利益)、経常損失46百万円(前期は11百万円の利益)、当期純損失107百万円(前期は60百万円の損失)となり、減収かつ損失が拡大した。2023年より推進してきたコスト効率化が想定以上に進行した結果、一時的に売上高が停滞したものの、今後の成長の基盤となる既存事業の損益分岐点は大幅に改善したとしている。また、2026年2月12日には、イベント・エンタメ事業を手がける株式会社ポマト・プロと株式会社カクタスの株式をそれぞれ100%取得するM&Aを発表した。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は2024年12月期の3,564百万円から2025年12月期は3,299百万円へ減少(前期比-7.4%)した。EBITDAは187百万円から141百万円(EBITDAマージン5.2%→4.3%)へ縮小し、営業利益は35百万円の黒字から6百万円の赤字(営業利益率-0.2%)に転じた。経常利益も11百万円の黒字から46百万円の赤字(経常利益率-1.4%)となり、当期純利益は60百万円の赤字から107百万円の赤字(当期純利益率-3.2%)へと損失が拡大した。なお、2025年12月期の期初の業績予想は売上高3,700百万円、営業利益160百万円、経常利益140百万円、当期純利益40百万円であり、実績はいずれもこれを下回った。
| 項目 | 2024年12月期実績 | 2025年12月期業績予想(期初計画) | 2025年12月期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,564百万円 | 3,700百万円 | 3,299百万円 |
| EBITDA | 187百万円 | 300百万円 | 141百万円 |
| EBITDAマージン | 5.2% | 8.1% | 4.3% |
| 営業利益 | 35百万円 | 160百万円 | ▲6百万円 |
| 営業利益率 | 1.0% | 4.3% | ▲0.2% |
| 経常利益 | 11百万円 | 140百万円 | ▲46百万円 |
| 経常利益率 | 0.3% | 3.8% | ▲1.4% |
| 当期純利益 | ▲60百万円 | 40百万円 | ▲107百万円 |
| 当期純利益率 | – | 1.1% | ▲3.2% |

事業領域別の状況
当社は「イノベーション領域(AIアルゴリズム研究)」と「コアサービス領域(AIの社会活用)」の2領域で事業を展開している。2025年12月期は、イノベーション領域が571百万円(前期比-26.6%)、コアサービス領域が2,728百万円(同-2.0%)と、いずれも減収となった。
| 事業領域 | 2024年12月期実績 | 2025年12月期実績 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| イノベーション領域 | 778百万円 | 571百万円 | ▲207百万円 | -26.6% |
| コアサービス領域 | 2,786百万円 | 2,728百万円 | ▲58百万円 | -2.0% |
| 事業領域合計 | 3,564百万円 | 3,299百万円 | ▲265百万円 | -7.4% |

財政状態
2025年12月期末の連結貸借対照表は、流動資産2,870百万円(うち現金及び預金2,217百万円)、固定資産1,327百万円、資産合計4,198百万円。負債合計2,312百万円(うち有利子負債1,909百万円)、純資産合計1,885百万円となっている。
| 項目 | 2025年12月期末 |
|---|---|
| 流動資産 | 2,870百万円 |
| うち現金及び預金 | 2,217百万円 |
| 固定資産 | 1,327百万円 |
| 資産合計 | 4,198百万円 |
| 負債合計 | 2,312百万円 |
| うち有利子負債 | 1,909百万円 |
| 純資産合計 | 1,885百万円 |
M&A・トピックス
2026年2月12日、オンライン・オフラインのエンタテインメントやイベントをリードする株式会社ポマト・プロ(設立1983年、東京都千代田区)の全株式を取得し、イベント・エンタメ領域へ進出した。同日、企業・行政向けの光アートやまちなかでのエンタテインメントを手がける株式会社カクタス(設立1996年、大阪府大阪市)の全株式取得も発表した。両社の取得により、動画・音声・音楽等の生成AI技術やLEDビジョンを活用した新しい楽しさの提供体制を構築するとしている。株式会社ポマト・プロの株式譲渡実行日は2026年2月28日、株式会社カクタスは2026年4月1日とされている。M&A対象企業の選定にあたっては、買収価格について双方の株主が納得する適正価格を前提とし、EV/EBITDAマルチプル5.0倍以内を目安とする方針としている。

2026年12月期 業績予想
2026年12月期は、連続的なM&Aを通じたAI技術の社会適用を推進する計画のもと、売上高5,300百万円(前期比+60%)を計画する。M&Aにおける株式取得に関連する一時的な支出項目を控除した「M&A関連費用を除くEBITDA」は400百万円(同+183%)、同マージンは7.5%(前期4.3%)を見込む。同指標は、営業利益(EBIT)に減価償却費、のれん償却費、M&A関連費用を加えて算出するとしている。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期予想 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,299百万円 | 5,300百万円 | +2,001百万円 | +60% |
| M&A関連費用を除くEBITDA | 141百万円 | 400百万円 | +259百万円 | +183% |
| M&A関連費用を除くEBITDAマージン | 4.3% | 7.5% | – | – |

株主還元
本資料には配当・自己株式取得等の株主還元に関する記載はない(開示なし)。
※本記事はニューラルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。