※本記事は日本情報クリエイトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
日本情報クリエイトの2026年6月期(通期)連結業績は、売上高が前期比7.8%増の5,472百万円となり32期連続の増収を確保した。一方、前期に予定していた「リアプロBB」統合の延期により当期の事業拡大速度が遅れたことなどから、営業利益は同13.6%減の867百万円、経常利益は同6.1%減の942百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.9%減の578百万円といずれも減益となった。通期計画に対する達成率は売上高94.4%、営業利益72.3%、当期純利益79.2%にとどまり、計画未達となった。
連結業績(2026年6月期 実績)
売上高は前期比+7.8%と堅調に推移したものの、人員増強や「賃貸革命11」の減価償却費など業績拡大に向けた先行投資の実施により営業利益は減少した。営業利益率は15.8%(前期19.8%)となったが15%以上は維持した。なお、前1Qには会社合併により売上182百万円、営業利益66百万円が加算されている。
| 項目 | 2025年6月期実績 | 2026年6月期実績 | 前期比 | 2026年6月期計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,075百万円 | 5,472百万円 | +7.8% | 5,800百万円 |
| 売上総利益 | 3,527百万円 | 3,578百万円 | +1.5% | – |
| 売上高総利益率 | 69.5% | 65.4% | ▲4.1pt | – |
| 営業利益 | 1,004百万円 | 867百万円 | ▲13.6% | 1,200百万円 |
| 営業利益率 | 19.8% | 15.8% | ▲4.0pt | 20.6% |
| EBITDA | 1,361百万円 | 1,307百万円 | ▲4.0% | – |
| 経常利益 | 1,003百万円 | 942百万円 | ▲6.1% | 1,210百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 628百万円 | 578百万円 | ▲7.9% | 730百万円 |

事業別(仲介ソリューション・管理ソリューション)の状況
仲介ソリューション(不動産仲介業向け)は前期比+0.6%。前1Qの会社合併による業績加算の影響を除くと10.7%の増収となる。管理ソリューション(賃貸管理業向け)は「賃貸革命」のアップセル・クロスセルが堅調に推移し前期比+10.6%となった。ストック売上は4,324百万円(前期3,995百万円)で、売上高の79%を占める。平均月次解約率は0.5%の低水準で推移した。
| 事業 | 2025年6月期実績 | 2026年6月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 仲介ソリューション | 1,987百万円 | 1,999百万円 | +0.6% |
| 管理ソリューション | 3,033百万円 | 3,356百万円 | +10.6% |

2027年6月期 業績予想
2027年6月期は売上高6,000百万円(前期比+9.6%)を見込む一方、新サービス「リアプロBB+」の償却及びコスト増の影響により営業利益は600百万円(同▲30.8%)、経常利益600百万円(同▲36.3%)、当期純利益360百万円(同▲37.7%)、EBITDAは1,230百万円(同▲5.9%)を計画する。1株あたり当期純利益は26.12円(2026年6月期実績42.02円)を見込む。
| 項目 | 2026年6月期実績 | 2027年6月期予想 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,472百万円 | 6,000百万円 | +9.6% |
| 営業利益 | 867百万円 | 600百万円 | ▲30.8% |
| EBITDA | 1,307百万円 | 1,230百万円 | ▲5.9% |
| 経常利益 | 942百万円 | 600百万円 | ▲36.3% |
| 当期純利益 | 579百万円 | 360百万円 | ▲37.7% |
| 1株あたり当期純利益(円) | 42.02円 | 26.12円 | – |

株主還元
1株当たり配当金は、2022年6月期から2025年6月期まで期末配当5円が続いていたが、2026年6月期実績は中間期記念配当3円に期末配当9円を加えた年間12円となった。2027年6月期は中間配当を開始し、中間期6円、期末7円の年間13円(1円増配)を予定している。成長投資を重視しながら株主還元も重視する方針としている。また株主優待制度についても、2026年6月期中間(12月末基準日)より拡充し、1年以上継続保有の株主を対象に、保有株式数100株〜299株でデジタルギフト1,000円分、300株以上でデジタルギフト5,000円分を進呈するとしている(変更前の2025年6月期は100株以上でQUOカード500円分)。
| 期 | 配当内訳 | 年間配当合計 |
|---|---|---|
| 2022年6月期実績 | 期末配当5円 | 5円 |
| 2023年6月期実績 | 期末配当5円 | 5円 |
| 2024年6月期実績 | 期末配当5円 | 5円 |
| 2025年6月期実績 | 期末配当5円 | 5円 |
| 2026年6月期実績 | 中間期記念配当3円+期末配当9円 | 12円 |
| 2027年6月期予想 | 中間配当6円+期末配当7円 | 13円 |

トピックス
資料では、不動産管理業務支援ソフトの最新版「賃貸革命11」(2025年8月1日リリース)による業務自動化機能の強化、AI-OCR等を活用した業務効率化ソリューション「AI Kamigakari」(2026年8月1日プレリリース)、業者間物件流通の新サービス「リアプロBB+」(2026年9月1日リリース予定)などが紹介されている。中長期的には、事業拡大に向けた成長投資・体制強化を継続する方針に変更はないとしている。
※本記事は日本情報クリエイトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。