ペイクラウドホールディングス

ペイクラウドホールディングス、2025年8月期は増収増益 営業利益は過去最高

決算サマリー 2026.08.26
ペイクラウドホールディングス、2025年8月期は増収増益 営業利益は過去最高

※本記事はペイクラウドホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ペイクラウドホールディングスは2025年10月15日、2025年8月期(通期)の連結決算説明資料を公表した。連結売上高は10,234百万円(前期比+49.3%)、調整後EBITDAは1,289百万円(同+78.7%)、営業利益は731百万円(同+116.4%)で過去最高を計上した。当期純利益は143百万円(同+93.8%)。2024年8月期はクラウドポイント社の業績を半期分のみ連結していたのに対し、2025年8月期は通期分を連結したことが増収増益の主因である。

目次

連結業績(2025年8月期 実績)

2025年7月14日開示の「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」における修正後予想と比較すると、売上高達成率は102.3%、調整後EBITDA達成率は107.4%、営業利益達成率は104.4%と、いずれも修正後予想を上回って着地した。なお、汎用電子マネー「iD」を用いた独自Payとの連携サービスにおいて、大型顧客の導入延期等により、ソフトウェア資産等の減損損失および契約損失引当金繰入額の合計353百万円を特別損失として計上する一方、繰延税金資産の回収可能性の見直しにより法人税等調整額(益)148百万円を計上した。(単位:百万円)

項目2024年8月期2025年8月期増減
売上高6,85310,234+49.3%(+3,380)
調整後EBITDA7211,289+78.7%(+568)
営業利益337731+116.4%(+393)
経常利益320714+123.1%(+394)
税金等調整前当期純利益322392+21.7%(+70)
当期純利益74143+93.8%(+69)
2025年8月期通期連結業績概況(売上高・調整後EBITDA・営業利益)
出典:ペイクラウドホールディングス 2025年8月期通期決算説明資料 P.5

事業別(セグメント別)の状況

セグメント別の売上高構成比は、キャッシュレスサービス事業37%、デジタルサイネージ関連事業56%、ソリューション事業7%。利益構成比はキャッシュレスサービス事業42%、デジタルサイネージ関連事業42%、ソリューション事業16%だった。キャッシュレスサービス事業の売上高は3,768百万円(前期比+11.6%増)、調整後EBITDAは1,074百万円(同+25.0%増)。デジタルサイネージ関連事業の売上高は5,690百万円で、累計デジタルサイネージ設置面数は68,450面(前期末比+10,600面、+18.3%)。ソリューション事業の売上高は770百万円、調整後EBITDAは317百万円だった。(以下、単位は百万円)

セグメント指標2025年8月期2024年8月期
キャッシュレスサービス事業売上高3,7683,376
キャッシュレスサービス事業調整後EBITDA1,074859
デジタルサイネージ関連事業売上高5,690開示なし
ソリューション事業売上高770開示なし
ソリューション事業調整後EBITDA317開示なし
キャッシュレスサービス事業の業績(売上高・調整後EBITDA)
出典:ペイクラウドホールディングス 2025年8月期通期決算説明資料 P.20
デジタルサイネージ関連事業の売上高推移
出典:ペイクラウドホールディングス 2025年8月期通期決算説明資料 P.24

通期業績予想

2026年8月期の通期連結業績予想は、売上高11,500百万円、調整後EBITDA1,300百万円、営業利益800百万円、経常利益770百万円、純利益360百万円としている。キャッシュレスサービス事業では、大手顧客の自社システムへの移行計画や、独自Payと比較し原価率の高いオンラインチャージサービス等の推進を計画していることから、2026年8月期の営業利益は一時的にマイナスを想定。デジタルサイネージ関連事業は、今後の多店舗・大手顧客への導入に向けた人材採用・育成への投資により費用増を想定するとしている。(単位:百万円)

項目2025年8月期(実績)2026年8月期(予想)
売上高10,23411,500
調整後EBITDA1,2891,300
営業利益731800
経常利益714770
純利益143360
2026年8月期 通期連結業績予想
出典:ペイクラウドホールディングス 2025年8月期通期決算説明資料 P.13

財務状態(連結貸借対照表)

総資産は事業規模の拡大により対前期比+約11.5億円となる9,409百万円。自己資本比率は46.5%(前期末50.2%)。純資産に占めるのれんの割合は44.1%であり、対前期末比較▲9.4%まで逓減した。(単位:百万円)

項目2025年8月期末2024年8月期末
総資産9,4098,262
流動資産6,1434,834
固定資産3,2663,428
現預金4,3733,228
流動負債3,8732,803
固定負債1,0051,243
純資産4,5304,215
自己資本比率46.5%50.2%

中期経営計画/トピック

2020年11月にマザーズ(現グロース)市場へ上場して以降、2022年6月にバリューデザインとの経営統合、2024年3月にクラウドポイントとの経営統合を行い、事業を拡大してきた。2021年8月期から2026年8月期(予想)までの売上高CAGRは51.1%としている。長期的には、キャッシュレスサービス事業・デジタルサイネージ関連事業・ソリューション事業に加え、新規事業・M&Aの機会を求め、203X年に売上高100億円を目指すとしている。

株主還元

本資料には配当に関する記載はなく、開示なし。2025年2月末から2025年8月末にかけて株主数が約25%増加したことに伴う株主優待費用の増加についての言及はあるが、株主優待制度の詳細は本資料には記載されていない。

※本記事はペイクラウドホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次