※本記事はダイナパックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ダイナパック株式会社は2025年12月期の決算を発表した。売上高は670億83百万円(前期比7.3%増)、営業利益は28億81百万円(同68.1%増)と大幅な増益となり、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益のすべてが過去最高を更新した。国内での製品価格改定・生産性向上に加え、海外での積極的なM&Aが業績に大きく寄与した。2026年12月期は中期経営計画の最終年度としてさらなる成長を見込んでいる。
連結業績(当期 実績)
2025年12月期の連結業績は、売上高670億83百万円(前期比7.3%増)、営業利益28億81百万円(同68.1%増)、経常利益35億57百万円(同44.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益31億78百万円(同6.6%増)となった。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益のすべてが過去最高を更新し、売上高は5期連続増収、経常利益は7期連続増益となった。営業利益率は中期経営計画(2024年~2026年)の目標である4.3%に近づいている。
| 項目(百万円) | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 62,530 | 67,083 | 7.3% |
| 営業利益 | 1,713 | 2,881 | 68.1% |
| 経常利益 | 2,468 | 3,557 | 44.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,982 | 3,178 | 6.6% |

地域別の状況
地域別売上高をみると、日本は514億69百万円(前期比3.7%増)、ベトナムは122億38百万円(同29.4%増)、東南アジアは19億4百万円(同7.1%減)、中国は14億71百万円(同6.0%増)となった。国内事業は段ボール業界全体の生産数量が節約志向や青果物の作柄不良の影響で99.3%となる中、当社は前年比100.5%と業界を上回る実績を確保した。海外事業はベトナムを中心とした輸出型産業の回復に加え、前第2四半期より連結子会社化したTKT社の売上伸長により、海外事業売上高比率は前年の20.6%から23.3%に上昇した。
| 地域(百万円) | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 49,634 | 51,469 | 3.7% |
| ベトナム | 9,458 | 12,238 | 29.4% |
| 東南アジア | 2,049 | 1,904 | △7.1% |
| 中国 | 1,388 | 1,471 | 6.0% |
| 合計 | 62,530 | 67,083 | 7.3% |

通期業績予想
2026年12月期の業績予想は、売上高730億円(前期比8.8%増)、営業利益31億円(同7.6%増)、経常利益36億円(同1.2%増)としており、中期経営計画の最終年度に向けてさらなる成長を見込む。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は25億円(同21.3%減)を予想しているが、これは2025年12月期に計上した投資有価証券売却益(約17億円)などの特別利益を見込んでいないためである。
| 項目(百万円) | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 67,083 | 73,000 | 8.8% |
| 営業利益 | 2,881 | 3,100 | 7.6% |
| 経常利益 | 3,557 | 3,600 | 1.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,178 | 2,500 | △21.3% |

株主還元
当社は安定的かつ継続的な利益還元を基本方針とし、将来の企業価値の極大化に向けて新規事業・生産設備等に投資するなど長期視点で経営にあたっている。2025年12月期の期末配当は当初予想通り10円増配の1株あたり80円とする。配当性向は2025年12月期が25.0%、2026年12月期(予想)は31.2%を見込む。
| 期 | 配当(円/株) | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2022年12月期 | 50円 | 30.8% |
| 2023年12月期 | 60円 | 37.1% |
| 2024年12月期 | 70円 | 23.4% |
| 2025年12月期 | 80円 | 25.0% |
| 2026年12月期(予想) | 80円 | 31.2% |

中期経営計画/トピックス
中期経営計画(2024年~2026年)では、2026年の中期定量目標として売上高700億円、営業利益30億円、営業利益率4.3%、ROE5.0%以上を掲げている。キャッシュアロケーションでは、成長投資に200億円(内訳:M&A135億円、国内事業の競争力強化55億円、環境投資10億円)、株主還元に最大25億円(自己株取得含む)を計画している。トピックスとしては、ベトナム・ハイフォン市で段ボール事業を展開するHoang Hai Vietnam Packaging Joint Stock Companyを子会社化し、ベトナム北部における段ボール事業を3工場体制とした。また、愛知県春日井市に工場を持つ丸中紙工株式会社を子会社化し、近隣地域におけるグループ間連携の強化を図った。
※本記事はダイナパックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。