※本記事はオープンドアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
オープンドアは2026年3月期、日本人レジャー旅行全体で添乗員付きプラン市場が好調な一方、フリープラン市場は低調に推移する中、売上高は前期比+2.0%の2,453百万円と増収を確保した。営業利益は▲45百万円(前期▲102百万円)、経常利益は▲34百万円(前期▲101百万円)と、いずれも損失幅が大きく縮小した。一方、当期純利益はベルトラ社の投資有価証券評価損957百万円が主因となり、▲1,131百万円(前期▲120百万円)と純損失が拡大した。2027年3月期の業績予想は、為替等のマクロ要因によるブレ幅が大きいことから現時点で「未定」としている。
連結業績(2026年3月期 実績)
日本人レジャー旅行全体においてWEB販売比率の低い添乗員付きプラン市場が好調な一方、WEB販売比率の高いフリープラン市場は低調に推移したが、売上高は増収を確保し、営業損益も大きく改善した。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,453百万円 | 2,405百万円 | +48百万円(+2.0%) |
| 売上原価 | 909百万円 | 969百万円 | ▲59百万円(▲6.1%) |
| 売上総利益 | 1,544百万円 | 1,435百万円 | +108百万円(+7.5%) |
| 販売費及び一般管理費 | 1,589百万円 | 1,538百万円 | +51百万円(+3.3%) |
| 営業利益 | ▲45百万円 | ▲102百万円 | +56百万円 |
| 経常利益 | ▲34百万円 | ▲101百万円 | +67百万円 |
| 当期純利益 | ▲1,131百万円 | ▲120百万円 | ▲1,010百万円 |

第4四半期の業績
第4四半期は日本人レジャー旅行全体で添乗員付きプラン市場が好調な一方フリープラン市場は低調に推移したが、売上高は増収を確保し、営業損益も黒字化を達成し大きく改善した。当期純損失は減損損失(72百万円)が主因。
| 項目 | 当期4Q(2026年3月期) | 前期4Q(2025年3月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 628百万円 | 585百万円 | +43百万円(+7.3%) |
| 売上原価 | 206百万円 | 252百万円 | ▲46百万円(▲18.2%) |
| 売上総利益 | 421百万円 | 332百万円 | +89百万円(+26.8%) |
| 販売費及び一般管理費 | 373百万円 | 379百万円 | ▲6百万円(▲1.7%) |
| 営業利益 | 48百万円 | ▲46百万円 | +95百万円 |
| 経常利益 | 50百万円 | ▲47百万円 | +97百万円 |
| 当期純利益 | ▲37百万円 | ▲51百万円 | +14百万円 |
コスト構造(売上原価・販管費の内訳)
開発投資の内製化を加速させたことに伴い、外注費を含む売上原価のその他項目が減少した。広告宣伝費は一時的に増加したものの、運用最適化を推進しており、翌期以降のさらなる費用対効果の向上を見込む。
| 区分 | 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 売上原価 | 労務費 | 569百万円(売上比23.2%) | 479百万円(売上比20.0%) |
| 売上原価 | その他 | 340百万円(売上比13.9%) | 489百万円(売上比20.3%) |
| 販管費 | 人件費 | 746百万円(売上比30.4%) | 797百万円(売上比33.2%) |
| 販管費 | 広告宣伝費 | 476百万円(売上比19.4%) | 351百万円(売上比14.6%) |
| 販管費 | その他 | 365百万円(売上比14.9%) | 389百万円(売上比16.2%) |
財政状態
自己資本比率は85.1%で高い水準を維持。現預金残高は2,141百万円。
| 項目 | 2026年3月末 | 2025年3月末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 4,065百万円 | 4,802百万円 | ▲736百万円 |
| 現金及び預金 | 2,141百万円 | 2,212百万円 | ▲70百万円 |
| 負債合計 | 587百万円 | 457百万円 | +129百万円 |
| 純資産合計 | 3,477百万円 | 4,344百万円 | ▲866百万円 |

業績推移
新型コロナによる影響からの回復過程で、売上高は上向きで推移している。円安等による旅行費用高騰とそれに伴うレジャー旅行需要の停滞が続くが、2026年3月期の売上高は2,453百万円、営業利益は▲45百万円となった。

2027年3月期 業績予想
日本人のレジャー旅行市場は現在、円安等のマクロ要因によるブレ幅が大きく、精度の高い予測が難しいため、現時点では2027年3月期の業績予想を「未定」とする。AIによるシステム開発など、全社的な業務効率の向上と最適化を推し進め、事業成長とコスト削減の両立を図り、さらなる収益性の向上を目指す。
株主還元
本資料に配当・自己株式取得等の株主還元に関する記載はない。
今後の成長施策等
トラベルコは「マイベストアワード2025 旅行予約部門」で業界唯一の最優秀賞を獲得し、「2026年オリコン顧客満足度®ランキング ホテル比較サイト」でも3年連続の総合第1位を獲得するなど高い競争優位性を維持しており、SEM・SEO・AIO(AI検索最適化)を推進することでさらなる需要獲得を目指す。今後の取り組みとして、トラベルコにおけるクルーズ等の新メニューのリリース、AI検索の導入と企業向けAIサービスの提供開始、グループ会社ホテルスキップによる業務渡航システムの旅行会社への導入加速、旅行会社向けフライト・ホテルオンライン予約システムの開発拡充と導入拡大、「GALLERY JAPAN」「KOGEI JAPAN」における越境を含むECマーケットプレイス事業の開始を予定している。

※本記事はオープンドアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。