北越コーポレーション

北越コーポレーション、2026年3月期は減収減益 2027年3月期は増収減益の計画

決算サマリー 2026.08.26
北越コーポレーション、2026年3月期は減収減益 2027年3月期は増収減益の計画

※本記事は北越コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

北越コーポレーションの2026年3月期は、売上高287,736百万円(前期比▲5.9%)、営業利益7,539百万円(同▲61.8%)、経常利益11,271百万円(同▲39.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,299百万円(同▲53.0%)となった。パルプ市況の世界的な軟化に加え、国内洋紙需要の減少、輸出市況の弱含みを受け、前年比で減収・減益となった。2027年3月期は輸出販売の増販とパルプ市況回復を見込み増収を計画する一方、原燃料価格上昇の影響で営業利益はさらなる減益を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高・営業利益は、パルプ市況の世界的な軟化に加え、国内洋紙需要の減少、輸出市況の弱含みを受け、前年比で減収・減益となった。業績予想の営業利益に対しては、販売価格のマイナス要因を操業効率や原燃料コストのプラス要因でカバーしきれず、若干のマイナス傾向も概ね想定通りとなった。経常利益以下は、持分法投資利益の増加により業績予想よりもプラスとなった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高287,736百万円305,718百万円▲5.9%
営業利益7,539百万円19,727百万円▲61.8%
経常利益11,271百万円18,759百万円▲39.9%
親会社株主に帰属する当期純利益7,299百万円15,529百万円▲53.0%

セグメント別の状況

主力の紙パルプ事業は、洋紙・パルプの市況悪化と国内需要減少を受け、売上高261,384百万円(同▲6.7%)、営業利益5,963百万円(同▲67.3%)と大きく減収減益となった。一方、パッケージング・紙加工事業は売上高17,437百万円(同+4.7%)、営業利益558百万円(同+144.0%)と増収増益。その他のセグメント等は売上高8,914百万円(同+1.1%)、営業利益1,017百万円(同▲18.4%)となった。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期
紙パルプ事業売上高261,384百万円280,243百万円
紙パルプ事業営業利益5,963百万円18,251百万円
パッケージング・紙加工事業売上高17,437百万円16,655百万円
パッケージング・紙加工事業営業利益558百万円228百万円
その他のセグメント等売上高8,914百万円8,818百万円
その他のセグメント等営業利益1,017百万円1,247百万円
2026年3月期セグメント別実績
出典:北越コーポレーション 2026年3月期決算説明資料 P.3

通期業績予想(2027年3月期)

売上高は、洋紙の国内需要の減少は続くものの、輸出販売の増販を計画し、パルプの市況回復による価格の上昇及び増販により、前年比増収の計画。営業利益は、想定される中東情勢の影響による収益の圧迫を反映し、減益を見込む。経常利益以下は、大王製紙の持分法適用除外による減益影響があるものの、親会社株主に帰属する当期純利益は、利益減少に伴う法人税負担の軽減により一部相殺される見込み。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上高305,000百万円287,736百万円+6.0%
営業利益3,000百万円7,539百万円▲60.2%
経常利益4,000百万円11,271百万円▲64.5%
親会社株主に帰属する当期純利益5,000百万円7,299百万円▲31.5%
2027年3月期業績予想の概要
出典:北越コーポレーション 2026年3月期決算説明資料 P.7

株主還元

配当は、2026年3月期と同額の1株当たり26円を計画している。

大王製紙との戦略的業務提携

大王製紙とは相互拠点間のラウンド輸送の定期化・ルート拡大、木材チップ船の相互活用、OEM生産(塗工紙等)、薬品等の共同購入、保全技術の向上による減産故障の減少、AI・DX活用の情報共有などの実績がある。今後は業務提携の深化により、ラウンド輸送のさらなるルート拡大、両社チップ船配船システムの相互活用、OEMメリットの最大化(設備集約・統廃合等)、製造工程やボイラーコストダウンの深掘り、海上輸送・鉄道輸送の活用、業務提携分野の拡大など新たな取り組みを検討している。

大王製紙との戦略的業務提携
出典:北越コーポレーション 2026年3月期決算説明資料 P.11

連結主要指標の推移

直近の連結主要指標の推移は以下の通り。2026年3月期は売上高・各利益とも前期から減少したが、2027年3月期は売上高の回復を見込む一方、営業利益・経常利益はさらに水準を切り下げる計画となっている。

項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
売上高297,056百万円305,718百万円287,736百万円305,000百万円
営業利益15,267百万円19,727百万円7,539百万円3,000百万円
経常利益17,757百万円18,759百万円11,271百万円4,000百万円
親会社株主に帰属する当期純利益8,387百万円15,529百万円7,299百万円5,000百万円
EPS49.89円92.34円43.59円31.49円
ROE3.5%6.0%2.8%2.0%

販売ポートフォリオ

2026年3月期の海外売上比率は34%となり、2021年3月期の31%、2016年3月期の19%から上昇した。同期の売上高は2,877億円。

販売ポートフォリオ(2016年3月期~2026年3月期)
出典:北越コーポレーション 2026年3月期決算説明資料 P.14

※本記事は北越コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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