※本記事はキーウェアソリューションズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
キーウェアソリューションズの2026年3月期(通期)は、売上高が前期比7.7%増の22,724百万円、営業利益は同22.8%増の1,130百万円となり、増収増益で通期計画を達成した。一方、経常利益は関連会社の異動に伴い持分法投資利益の計上がなくなったことで前期比2.3%減の1,196百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した関係会社株式売却益237百万円の剥落により同22.3%減の801百万円となった。

連結業績(2026年3月期 実績)
大型請負案件の受注堅調および既存案件の拡大により増収したほか、開発生産性の向上や受注単価の上昇が寄与し営業利益は大幅増益となった。売上総利益は前期比16.4%増の4,691百万円、売上総利益率は20.6%(前期比+1.5pt)に上昇。販管費は前期比14.5%増加したが、粗利の増加により営業利益は増益を確保した。受注高は前期比1.1%増の21,846百万円、受注残高は2025年3月期末の大型仕掛案件の反動により同13.5%減の5,635百万円となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21,101百万円 | 22,724百万円 | +7.7% |
| 売上総利益 | 4,029百万円 | 4,691百万円 | +16.4% |
| 売上総利益率 | 19.1% | 20.6% | +1.5pt |
| 営業利益 | 921百万円 | 1,130百万円 | +22.8% |
| 営業利益率 | 4.4% | 5.0% | +0.6pt |
| 経常利益 | 1,224百万円 | 1,196百万円 | ▲2.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,031百万円 | 801百万円 | ▲22.3% |
| 受注高 | 21,619百万円 | 21,846百万円 | +1.1% |
| 受注残高 | 6,513百万円 | 5,635百万円 | ▲13.5% |
セグメント別の状況
システム開発事業は運輸系・医療系案件の拡大に加え公共系およびIoT関連案件の開発進捗が寄与し増収、受注単価の上昇と開発生産性の向上により営業利益は前期比+47.1%の大幅増益となった。SI事業は既存顧客向け大型案件の拡大や小売・卸業向け案件の堅調により増収増益となった。売上高構成比はシステム開発事業59.1%、SI事業30.0%、その他事業10.9%。なお2026年3月期よりシステム開発事業の一部をSI事業に移管しており、両期とも組み換え後の区分で表示している。
| セグメント | 売上高2025年3月期 | 売上高2026年3月期 | 売上高構成比 | 営業利益2025年3月期 | 営業利益2026年3月期 | 営業利益構成比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| システム開発事業 | 11,910百万円 | 13,439百万円 | 59.1% | 323百万円 | 476百万円 | 41.2% |
| SI事業 | 6,476百万円 | 6,815百万円 | 30.0% | 534百万円 | 596百万円 | 51.6% |
| その他事業 | 2,714百万円 | 2,469百万円 | 10.9% | 80百万円 | 83百万円 | 7.2% |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、既存顧客における継続的な開発需要及びDX推進を背景とした開発需要の取り込みにより売上高5.6%増の24,000百万円を見込む。営業利益は売上高増加・開発効率向上により増益を見込む一方、本社移転費用や人的資本等への投資増により6.1%増の1,200百万円を計画する。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,724百万円 | 24,000百万円 | +5.6% |
| 営業利益 | 1,130百万円 | 1,200百万円 | +6.1% |
| 営業利益率 | 5.0% | 5.0% | +0pt |
| 経常利益 | 1,196百万円 | 1,230百万円 | +2.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 801百万円 | 810百万円 | +1.0% |
| 1株当たり当期純利益 | 95円96銭 | 96円87銭 | +0.9% |

株主還元
2026年3月期の1株当たり配当金は、EPSの低下はあったものの2円増配の34円(中間17円・期末17円)とし、配当性向35%以上の目標を前倒しで達成した(配当性向35.4%)。2027年3月期は配当性向35%以上の方針のもと、6円増配となる40円(中間20円・期末20円、配当性向41.3%予想)を予定している。株主優待制度として、300株以上を6ヶ月以上継続保有する株主へ年間6,000円分のQUOカードを進呈している。
| 期 | 1株当たり配当金 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2023年3月期 | 12円 | 20.0% |
| 2024年3月期 | 20円 | 22.1% |
| 2025年3月期 | 32円 | 25.1% |
| 2026年3月期 | 34円 | 35.4% |
| 2027年3月期(予想) | 40円 | 41.3%(予想) |

中期経営計画/トピック
5ヵ年中期経営計画「Vision2026」(2023年3月期~2027年3月期)の最終年度である2027年3月期に、売上高240億円・営業利益12億円・営業利益率5.0%・ROE9.8%・ROIC9.6%を業績予想値として掲げている。トピックスとして、2026年1月15日付で100%子会社「キーウェアメディカル株式会社」を設立し、2026年4月1日付で医療ソリューション事業を吸収分割により承継した。また株式会社岩手銀行と資本業務提携契約を締結し、岩手銀行が当社普通株式を市場買付により最大3%(約2億円相当)取得した(2026年3月末時点の保有株式数は134,800株、発行済株式総数の1.5%)。
※本記事はキーウェアソリューションズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。