エイチームホールディングス

エイチームホールディングス、2025年7月期は大幅増益 調整後EBITDA232.2%に拡大

決算サマリー 2026.08.26
エイチームホールディングス、2025年7月期は大幅増益 調整後EBITDA232.2%に拡大

※本記事はエイチームホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社エイチームホールディングスの2025年7月期(2024年8月~2025年7月)通期決算は、Y/Yで大幅増益を達成し、業績予想に対しても概ね好調に着地した。売上高は23,917百万円で前期比100.0%、調整後EBITDAは1,719百万円で同232.2%、経常利益は1,585百万円で同260.3%、当期純利益は1,036百万円で同108.7%となった。同社は2025年7月末時点でプライム市場上場維持基準(分布基準)に適合したことも公表している。

目次

連結業績(2025年7月期 実績)

経営管理強化及び事業ポートフォリオの適正化により利益創出に成功した。事業の収益性を適切に表す指標と位置付ける調整後EBITDAは予想比114.6%、前期比232.2%となり、業績予想(1,500百万円)を上回った。売上高は予想比95.7%の23,917百万円で着地した。

項目FY2025実績FY2025予想予想比FY2024実績前期比
売上高23,917百万円25,000百万円95.7%23,917百万円100.0%
調整後EBITDA1,719百万円1,500百万円114.6%740百万円232.2%
EBITDA1,273百万円1,250百万円101.9%711百万円179.0%
営業利益845百万円1,000百万円84.6%562百万円150.3%
経常利益1,585百万円1,300百万円122.0%609百万円260.3%
当期純利益1,036百万円1,000百万円103.6%953百万円108.7%

セグメント別の状況

デジタルマーケティング事業は、M&Aで取得した企業を新たに連結の対象に追加したほか、自動車関連事業及び引越し関連事業の好調により業績をけん引し、売上高・調整後EBITDAともにY/Yで増収増益となった。エンターテインメント事業は、既存タイトルのダウントレンドによりY/Yで微減収となったものの、ゲームアプリの運営効率化により収益を確保し、オリジナルタイトル中心から協業案件主体へシフトする事業戦略が奏功して事業の黒字運営に成功した。

セグメント指標FY2024FY2025前期比
デジタルマーケティング事業売上高19,516百万円19,718百万円101.0%
デジタルマーケティング事業調整後EBITDA1,333百万円2,127百万円159.5%
エンターテインメント事業売上高4,400百万円4,199百万円95.4%
セグメント別通期決算サマリー
出典:FY2025通期決算説明資料 P.16

通期業績予想(2026年7月期)

2026年7月期は中期経営計画(FY2025-FY2028)期間の2年目として、調整後EBITDAで前期比10%程度の成長を見込んでいたものの、当初計画の一部に変更が発生した。エンターテインメント事業の協業案件における外部要因による契約の終了、新設した株式報酬制度の費用計上等の利益の減少要因を予想に反映し、2026年7月期の業績予想は保守的に見込む。売上高は24,500百万円(前期比102.4%)、調整後EBITDAは1,500百万円(同87.2%)、経常利益は900百万円(同56.8%)、当期純利益は600百万円(同57.9%)を予想する。

項目FY2026予想FY2025実績Y/Y
売上高24,500百万円23,917百万円102.4%
デジタルマーケティング事業(売上高)20,200百万円19,718百万円102.4%
エンターテインメント事業(売上高)4,300百万円4,199百万円102.4%
調整後EBITDA1,500百万円1,719百万円87.2%
EBITDA1,300百万円1,273百万円102.1%
営業利益900百万円845百万円106.4%
経常利益900百万円1,585百万円56.8%
当期純利益600百万円1,036百万円57.9%
2026年7月期連結業績予想
出典:FY2025通期決算説明資料 P.29

株主還元

2025年7月期の株主還元総額は約18.8億円(総還元性向181.6%)となった。このうち、2025年6月16日に実施した自社株買い(総額約32億円)について、権利行使価額を控除した約14億円を還元総額に含めている。中期経営計画(FY2025-FY2028)期間の株主還元方針として、総還元性向平均100%、株主還元総額40~50億円を掲げ、累進配当を導入する。2026年7月期の年間配当予想は1株当たり28.0円(中間14.0円・期末14.0円)で、2025年7月期実績の22.0円から増配する方針。

項目FY2024実績FY2025実績FY2026予想
1株当たり配当金22.0円22.0円28.0円(中間14.0円・期末14.0円)
配当性向42.8%39.5%86.6%
中期経営計画期間の株主還元方針
出典:FY2025通期決算説明資料 P.27

中期経営計画

中期経営計画(FY2025-FY2028)では、売上高340億円、営業利益20億円、EBITDA40億円、M&A投資額100億円、総還元性向平均100%以上を目標に掲げる。企業戦略では、成長戦略をオーガニック成長からM&Aを中心としたインオーガニック成長へ、財務戦略を無借金経営からレバレッジを効かせたBS戦略へ、組織戦略を事業集合グループからホールディングス体制によるモニタリング機能へ、それぞれ転換を推進する。また、従来のB to B to C領域の比較サイト事業に加え、法人向け支援領域へ拡張する「売上向上支援カンパニー」への変革を図る。

中期経営計画(FY2025-FY2028)の概要
出典:FY2025通期決算説明資料 P.43

トピック

過去1年間で株式会社microCMS、株式会社Paddle、株式会社WCA、株式会社ストレイナーの4社のM&Aを実行した。M&Aの活動では、接触企業数238社(前期比34.5%増)、トップ面談数49社(同206.3%増)、SPA/実行4社(同100.0%増)と、活動量が増加・加速化した。

※本記事はエイチームホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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