ディジタルメディアプロフェッショナル

ディジタルメディアプロフェッショナル、2026年3月期は営業赤字に転落 2027年3月期は増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.14
ディジタルメディアプロフェッショナル、2026年3月期は営業赤字に転落 2027年3月期は増収増益を計画

※本記事はディジタルメディアプロフェッショナルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルの2026年3月期通期決算は、売上高2,432百万円(前期比21.0%減)、営業利益△311百万円(前期は261百万円の黒字)となり、営業損益は赤字に転落した。経常利益は△293百万円、当期純利益は△327百万円だった。主力のアミューズメント市場向け画像処理半導体「RS1」の出荷が、パチスロの保通協検定適合率の低迷を主因に弱含んだことに加え、次世代エッジAI半導体「Di1」の開発費として3億円の戦略的投資を計画通り実行したことが要因。一方、ロボティクス/セーフティ分野は前期比120%増と大きく伸長し、事業ポートフォリオの多角化が進展した。

目次

連結業績(当期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高が前期の3,077百万円から2,432百万円(△644百万円、△21.0%)に減少し、営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも赤字となった。アミューズメント市場の調整局面の影響に加え、Di1の戦略投資を計画通り実行したことが主な要因。財務健全性は維持している。

項目2026年3月期2025年3月期増減額
売上高2,432百万円3,077百万円△644百万円
営業利益△311百万円261百万円△572百万円
経常利益△293百万円267百万円△561百万円
当期純利益△327百万円153百万円△481百万円

セグメント別(事業別・分野別)の状況

事業別売上高は、IPコアライセンス事業が139百万円(前期比+12%)と増収した一方、製品事業は2,218百万円(同△22%)、プロフェッショナルサービス事業は74百万円(同△24%)と減収した。分野別では、アミューズメント分野が1,951百万円(同△30%)とRS1出荷の一時的な弱含みにより大きく減少した一方、ロボティクス/セーフティ分野は199百万円(同+120%)と大きく伸長し、その他分野も281百万円(同+36%)と増加した。

区分項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
事業別IPコアライセンス事業139百万円124百万円
事業別製品事業2,218百万円2,855百万円
事業別プロフェッショナルサービス事業74百万円97百万円
分野別アミューズメント分野1,951百万円2,779百万円
分野別ロボティクス/セーフティ分野199百万円90百万円
分野別その他分野281百万円207百万円
2026年3月期 業績ハイライト(事業別・分野別売上高)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.5

財務体質

2026年3月末の資産合計は3,831百万円(前期末比△247百万円)、純資産合計は3,266百万円(同△328百万円)となった。自己資本比率は85.3%と高水準を維持し、Di1関連など戦略的投資を可能にする強固な財務体質を確保している。

項目2026年3月末2025年3月末増減額
流動資産2,790百万円3,277百万円△487百万円
固定資産1,041百万円800百万円+240百万円
資産合計3,831百万円4,078百万円△247百万円
負債合計564百万円484百万円+80百万円
純資産合計3,266百万円3,594百万円△328百万円
2026年3月期 決算ハイライト(損益計算書)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期の通期業績予想は、売上高3,640百万円(前期比+1,207百万円、+49.6%)、営業利益30百万円、経常利益45百万円、当期純利益30百万円と、増収・黒字転換を見込む。アミューズメント事業でのRS1量産拡大や周辺ビジネスの取り込みに加え、エッジAI半導体事業・ロボティクス/セーフティ事業の拡大により大幅増収を計画する一方、Di1の量産案件獲得や人材採用など研究開発を中心とした戦略的投資を継続する方針。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)
売上高3,640百万円2,432百万円
営業利益30百万円△311百万円
経常利益45百万円△293百万円
当期純利益30百万円△327百万円
2027年3月期 通期業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.10

株主還元

本資料には配当・自己株式取得等の株主還元に関する記載はない。

中期経営計画/トピック

中期ビジョンとして、アミューズメント等既存事業に加え、エッジAI半導体事業とFA事業を成長エンジンとする「三位一体の成長戦略」を掲げ、売上高を2026年3月期の24.3億円から2027年3月期36.4億円、2028年3月期50億円、2030年3月期80億円へ拡大する目標を示した。次世代エッジAI半導体「Di1」はCS評価を完了し量産レベルを達成、インドのSparsh社との次世代エッジAIカメラ共同開発やideaForge社ドローンへの搭載など、海外市場での実装が進展している。

中期ビジョン(三位一体の成長戦略)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.25

※本記事はディジタルメディアプロフェッショナルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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