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ほぼ日、2025年8月期は15.2%増収 経常利益・純利益は過去最高益

決算サマリー 2026.08.26
ほぼ日、2025年8月期は15.2%増収 経常利益・純利益は過去最高益

※本記事はほぼ日が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ほぼ日は2025年8月期の連結決算を発表した。主力の『ほぼ日手帳』の売上が5,850百万円(前期比+18.4%)と成長を牽引し、売上高合計は8,677百万円(前期比+15.2%)に増収した。『ほぼ日手帳2025』の販売部数は過去最高の96万部(前年版比+6万部)となった。「生活のたのしみ展」開催に伴う一時的な費用発生などで販管費は増加したが、売上高販管費率は前年並みにとどまり、経常利益は651百万円(前期比+19.7%)、当期純利益は448百万円(前期比+12.3%)となり、いずれも過去最高益を更新した。配当は予想通り、従来の2倍となる1株当たり90円とした。

目次

連結業績(2025年8月期 実績)

売上高は8,677百万円(前期比+15.2%、対予想+5.8%)。売上原価は3,727百万円(前期比+14.2%)、売上総利益は4,949百万円(前期比+15.9%)となった。販管費は「生活のたのしみ展」開催による一時的な費用発生や海外直営販路での売上増加に連動した販売手数料の増加、事業基盤強化のための管理部門人員増加などにより4,333百万円(前期比+16.4%)となり、売上高販管費率は49.9%(前期比+0.5pt)。営業利益は616百万円(前期比+12.7%)、経常利益は651百万円(前期比+19.7%)、当期純利益は448百万円(前期比+12.3%)となり、経常利益・当期純利益は過去最高を更新した。経常利益率は改善したものの、売上高に連動して販管費も増加したため、業績予想には届かなかった。

項目前期(2024年8月期・百万円)当期(2025年8月期・百万円)増減率
売上高7,5348,677+15.2%
売上原価3,2643,727+14.2%
売上総利益4,2704,949+15.9%
販管費3,7224,333+16.4%
営業利益547616+12.7%
経常利益543651+19.7%
当期純利益399448+12.3%

商品区分別の状況

商品区分別では、「ほぼ日手帳」の売上が5,850百万円(前期比+18.4%)と成長を牽引した。「ほぼ日商品」は、1月開催の「生活のたのしみ展」、5月実施の「Hello! Good Buy!(ハロー・グッバイ!)」セール、7月から期間限定オープンの「MOTHERのおみせ。」などにより、売上は2,282百万円(前期比+9.9%)と好調に推移した。「その他」は「ほぼ日ストア」でのユーザー増加に伴い送料売上が増加し、545百万円(前期比+5.7%)となった。「ほぼ日手帳」・「ほぼ日商品」がともに業績予想を超え、売上高合計は業績予想比+5.8%となった。

商品区分前期(2024年8月期・百万円)当期(2025年8月期・百万円)増減率
ほぼ日手帳4,9425,850+18.4%
ほぼ日商品2,0762,282+9.9%
その他516545+5.7%
売上高合計7,5348,677+15.2%

「ほぼ日手帳」の海外・国内売上

「ほぼ日手帳」の売上高は国内外ともに伸長した。国内売上高は2,777百万円(前期比+17.0%)、海外売上高は北中米・ヨーロッパを中心とした高成長継続により3,072百万円(前期比+19.6%)となった。「ほぼ日手帳」における海外売上高の構成比は52.5%(前期比+0.5pt)。

区分前期(2024年8月期・百万円)当期(2025年8月期・百万円)増減率
北中米1,5471,996+29.0%
ヨーロッパ373484+29.9%
中華圏366298△18.5%
アジア174152△12.5%
オセアニア8194+16.2%
その他2545+76.4%
海外売上高計2,5693,072+19.6%
国内売上高計2,3722,777+17.0%
「ほぼ日手帳」の国内外売上高の推移を示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.8
「ほぼ日手帳」販売部数の推移を示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.9

通期業績予想(2026年8月期)

2026年8月期は、「ほぼ日手帳」における大型IPとのコラボレーションによる顧客層拡大や、周辺商材の仕入・開発強化によるアップセルの促進、外部メディアでのコンテンツ発信強化などを通じてグローバルでの販売規模を更に拡大させ、『ほぼ日手帳2026』の販売部数は大台の100万部突破を見込む。売上高は過去最高の9,500百万円(前期比+9.5%)を予想する。各段階利益は、米国関税影響170百万円を含みながらも売上高増加に伴い、経常利益は680百万円(前期比+4.4%)、当期純利益は480百万円(前期比+7.1%)と各段階利益で過去最高益を予想する。

項目当期(2025年8月期・百万円)予想(2026年8月期・百万円)増減率
売上高8,6779,500+9.5%
ほぼ日手帳5,8506,600+12.8%
ほぼ日商品2,2822,000△12.4%
その他545900+65.0%
売上原価3,7273,900+4.6%
販管費4,3334,920+13.5%
営業利益616680+10.2%
経常利益651680+4.4%
当期純利益448480+7.1%
2026年8月期の業績予想を示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.13

株主還元

配当は、予想通り従来の2倍となる1株当たり90円とした。2026年8月期の配当については、業績推移や財政状況等を総合的に勘案し、前期と同じ1株当たり90円を予想している。

2026年8月期の重点施策

「ほぼ日」ブランドの認知強化に向け、2025年6月のウェブサイト「ほぼ日」リニューアルを皮切りに読みもの・お買いもの両方のユーザー体験の改善に着手し、統合ID基盤「ほぼ日ID」をハブとして各サービスの併用・回遊を促進する。「ほぼ日手帳」については「ほぼ日手帳アプリ」を2025年10月に日本語版、2025年内にグローバル版をリリース予定であり、成長市場の北米エリアにおける販路拡大に引き続き注力する。また赤城・尾瀬など地方とのコンテンツ・メディア開発を強化するほか、「ほぼ日手帳」を中心としたSCMの強化により、生産・発注・納品計画の改善を通じて物流費用の最適化、廃棄・商品評価損の低減による原価率改善を図る。

2026年8月期の重点施策を示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.14

※本記事はほぼ日が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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