※本記事は串カツ田中ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
串カツ田中ホールディングスが発表した2025年11月期の連結決算は、売上高21,091百万円(前期比25.1%増)、営業利益1,185百万円(同39.8%増)、経常利益1,236百万円(同46.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益744百万円(同95.8%増)となり、売上高及び各段階損益ともに通期計画を上回った。2025年12月にはイタリアンレストランチェーン「ピソラ」を運営する株式会社ピソラの全株式を取得しグループに参画しており、2026年11月期は同社の連結効果を織り込んだ業績予想を計画している。
連結業績(2025年11月期 実績)
新たな看板メニュー「無限ニンニクホルモン串」の導入により来客数が伸長し、過度なキャンペーンに依存せず安定的な売上を確保した。新業態の「天のめし」が2軸目のブランドとして確立し、新店舗も好調な立ち上がりとなり売上増加に寄与した。また、収益性改善を目的に海外子会社の固定資産等について215百万円の減損損失を計上した一方、人件費及び販売促進費の徹底したコントロールによりコスト構造の最適化が進み、営業利益は大幅に伸長した。連結子会社間の吸収合併により子会社の繰越欠損金を引き継いだ結果、法人税等が減少し、親会社に帰属する当期純利益は当初予想を大きく上回った。
| 項目 | 2025年11月期 | 2024年11月期 | 増減率 | 2025年11月期計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 21,091百万円 | 16,864百万円 | +25.1% | 20,100百万円 | 104.9% |
| 営業利益(営業利益率) | 1,185百万円(5.6%) | 847百万円(5.0%) | +39.8% | 1,060百万円 | 111.9% |
| 経常利益(経常利益率) | 1,236百万円(5.9%) | 846百万円(5.0%) | +46.1% | 1,150百万円 | 107.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益率) | 744百万円(3.5%) | 380百万円(2.3%) | +95.8% | 620百万円 | 120.1% |

ブランド・サービス別の状況
主力ブランド「串カツ田中」は新規出店と販売促進活動による客数増加により売上構成比83.1%を占めた。新業態「天のめし」「鳥玉」「焼肉くるとん」等を含む国内その他や、2024年に稼働を開始したハウスミール事業も増収に寄与した。
| 区分 | 2025年11月期売上高 | 2024年11月期売上高 | 増減額 | 売上構成比 |
|---|---|---|---|---|
| 串カツ田中 | 17,522百万円 | 15,070百万円 | +2,452百万円 | 83.1% |
| 国内その他(天のめし・鳥玉・焼肉くるとん等) | 863百万円 | 557百万円 | +305百万円 | 4.1% |
| ハウスミール | 1,302百万円 | 268百万円 | +1,033百万円 | 6.2% |
| 内装工事 | 1,867百万円 | 1,611百万円 | +256百万円 | 8.9% |
| 合計 | 21,091百万円 | 16,864百万円 | +4,227百万円 | 100.0% |

通期業績予想(2026年11月期)
2025年12月1日付でグループに加わった株式会社ピソラの連結効果により、売上高は大幅な増収を計画している。内訳は串カツ田中グループが235億円、ピソラグループが125億円。販管費には人材確保のための採用・教育投資に加え、のれん償却費9億円を含む。原価上昇への対応としてメニュー改善や物流改善による原価低減も見込む。営業利益・当期純利益は先行投資の影響により減益を計画している。
| 項目 | 2026年11月期計画 | 2025年11月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 36,140百万円 | 21,091百万円 | +71.3% |
| 売上総利益 | 22,210百万円 | 12,280百万円 | +80.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 21,200百万円 | 11,094百万円 | +91.1% |
| EBITDA(EBITDAマージン) | 2,860百万円(8.0%) | 1,589百万円(7.5%) | +80.0% |
| 営業利益(営業利益率) | 1,005百万円(2.8%) | 1,185百万円(5.6%) | △15.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益率) | 420百万円(1.2%) | 758百万円(3.6%) | △44.6% |

株主還元
利益配分の基本方針として、将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら安定的かつ継続的な配当を実施するとしている。2025年11月期の配当予定は1株当たり15円00銭で、前期の13円00銭から増配となった。
| 期 | 1株当たり配当金 |
|---|---|
| 2021年11月期 | 10円 |
| 2022年11月期 | 10円 |
| 2023年11月期 | 13円 |
| 2024年11月期 | 13円 |
| 2025年11月期 | 15円 |

トピックス:ピソラのグループ参画と中期経営計画の見直し
2025年12月1日付で、イタリアンレストランチェーンを展開する株式会社ピソラが当社グループに加わった。現在、同社の決算期を当社へ統一し、シナジーを最大限に引き出す新たな事業計画を策定中で、ピソラの成長力を組み込んだ中期経営計画(2025年12月~2028年11月)への見直しを進めている。新たな成長戦略の詳細は第1四半期の決算発表と併せて開示予定としている。
※本記事は串カツ田中ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。