※本記事は菊池製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
菊池製作所は2026年4月期の連結業績で、売上高6,093百万円(前期比+11.7%)、当期純利益103百万円(同+139.8%)を計上した。連結営業利益は△248百万円と損失が続いたが、前期の△520百万円から272百万円改善した。単体業績では前期比増収増益を達成し、2027年4月期は連結営業利益・経常利益の黒字化を計画する。
連結業績(2026年4月期 実績)
売上高は5,456百万円から6,093百万円へ637百万円(+11.7%)増加した。売上総利益は1,001百万円から1,216百万円へ214百万円(+21.5%)増加し、単体の増加が寄与した。販売費及び一般管理費は1,522百万円から1,464百万円へ57百万円(-3.8%)減少した。営業利益は△520百万円から△248百万円へ272百万円改善したが、営業損失は継続した。経常利益は△450百万円から△113百万円へ336百万円改善し、当期純利益は43百万円から103百万円へ60百万円(+139.8%)増加した。1株当たり当期純利益は3.56円から8.54円となった。
| 項目 | 2026年4月期 | 2025年4月期 | 前期比増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,093 | 5,456 | +637(+11.7%) |
| 売上総利益 | 1,216 | 1,001 | +214(+21.5%) |
| 販売費及び一般管理費 | 1,464 | 1,522 | -57(-3.8%) |
| 営業利益 | △248 | △520 | +272 |
| 経常利益 | △113 | △450 | +336 |
| 当期純利益 | 103 | 43 | +60(+139.8%) |
| 1株当たり当期純利益 | 8.54円 | 3.56円 | +4.98円 |
セグメント別(事業別)の状況
セグメント別の売上高は、試作・金型が2,752百万円から3,202百万円へ450百万円(+16.4%)増加、量産が1,417百万円から1,617百万円へ199百万円(+14.1%)増加、ロボット・装置等が1,249百万円から1,256百万円へ6百万円(+0.5%)増加した。その他は37百万円から18百万円へ18百万円(-50.6%)減少した。単体業績では新規開発に従事した産業用プリンタ関連部品が大きく増加したほかホビー・半導体関連の取り組みが続伸した一方、連結では新規事業領域(ロボット・装置等)で材料費などのコスト増の価格転嫁が遅れ、収益が悪化したとしている。
| 区分 | 2026年4月期 | 2025年4月期 | 前期比増減 |
|---|---|---|---|
| 試作・金型 | 3,202 | 2,752 | +450(+16.4%) |
| 量産 | 1,617 | 1,417 | +199(+14.1%) |
| ロボット・装置等 | 1,256 | 1,249 | +6(+0.5%) |
| その他 | 18 | 37 | -18(-50.6%) |

通期業績予想(2027年4月期)
2027年4月期の連結業績予想は、売上高6,177百万円、営業利益177百万円、経常利益227百万円、当期純利益137百万円としており、営業利益・経常利益は黒字化を見込む。1株当たり当期純利益は11.34円を計画する。既存事業領域では見積引合額20%・受注率10%の改善、売上総利益率1.5ポイントの改善に取り組むとし、新規事業領域ではグループ会社の直接費比率10ポイント改善、イームズロボティクスの売上高20%増加、販管費150百万円削減、助成金回収率90%を目標とする。設備投資は94百万円から605百万円へ拡大する計画とする。
| 項目 | 2026年4月期実績 | 2027年4月期予想 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,093 | 6,177 |
| 営業利益 | △248 | 177 |
| 経常利益 | △113 | 227 |
| 当期純利益 | 103 | 137 |
| 1株当たり当期純利益 | 8.54円 | 11.34円 |

株主還元
配当計画は2026年4月期実績・2027年4月期予想ともに1株当たり10円としている。
| 項目 | 2026年4月期(実績) | 2027年4月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 10円 | 10円 |
中期経営計画/トピック
同社は2023年7月に中期経営計画2026を策定し、既存事業領域における営業活動量向上・原価管理の見直し・生産性向上による単体黒字化と、グループ会社(スタートアップ)のガバナンス構築による連結黒字化を課題としている。振り返り総括では、単体ベースで営業黒字化を達成し中核事業の収益基盤は修復完了としたが、新規事業領域は受託開発・製造・販売の市場の広がりが限定的で計画を下回ったとしている。グループ会社では、イノフィスの累計出荷台数が4万台を突破したほか、マグネイチャーは次世代モータ「MagNach」の共同開発・実証導入を各メーカーと開始し、2027年4月期からの収益化を図るとしている。


※本記事は菊池製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。