※本記事はJ-MAXが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
J-MAXは2026年5月13日、2026年3月期の決算補足説明資料を発表した。連結売上高は51,919百万円(前期比+10.2%)、営業利益は1,858百万円(前期比+9,632.5%)となり増収増益。経常利益は1,140百万円(前期は▲535百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は891百万円(前期は▲3,282百万円)となり、いずれも黒字化した。中国セグメントにおける電動化部品の増産が業績を牽引した。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は前期比+10.2%の51,919百万円、営業利益は前期比+9,632.5%の1,858百万円、経常利益は1,140百万円(前期は▲535百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は891百万円(前期は▲3,282百万円)となった。いずれも通期業績予想を上回り、予想比では売上高+6.0%、営業利益+23.9%、経常利益+42.6%、当期純利益+4.8%であった。なお、中国セグメントにおいて特別損失(特別退職金)379百万円を計上した。増産影響に加え、前期までに実施した構造改革の継続効果により営業利益・経常利益は黒字化した。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 51,919 | 47,102 | +10.2% |
| 営業利益 | 1,858 | 19 | +9,632.5% |
| 経常利益 | 1,140 | ▲535 | +1,676百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 891 | ▲3,282 | +4,173百万円 |

セグメント別業績
中国セグメントは、車載電池メーカー向け電動化部品の大幅な増産により売上高が前期比+22.3%の26,911百万円となり、増産効果や要員適正化・固定資産売却等の構造改革の継続効果により営業利益は前期比+1,783百万円の1,229百万円、経常利益は同+1,619百万円の724百万円と大幅増益となった(営業利益は広州・武漢・福建の単純合計)。日本セグメントは、新機種立上げに伴う金型設備等の販売増加により売上高は前期と同水準の19,419百万円(前期比+0.1%)となったが、岡山工場稼働に伴う一時的な変動費増加等により営業利益は353百万円(前期比▲25.2%)、経常利益は600百万円(前期比▲20.4%)に減少した。タイセグメントは、主要客先向け自動車部品の生産減少により売上高は5,965百万円(前期比▲3.1%)となったが、構造改革の継続効果とエネルギー価格高騰による製品売価増加により営業利益は180百万円(前期比+237.1%)、経常利益は75百万円(前期比+168百万円)と増益となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期実績(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 売上高 | 19,419 | +0.1% |
| 日本 | 営業利益 | 353 | ▲25.2% |
| 日本 | 経常利益 | 600 | ▲20.4% |
| タイ | 売上高 | 5,965 | ▲3.1% |
| タイ | 営業利益 | 180 | +237.1% |
| タイ | 経常利益 | 75 | +168百万円 |
| 中国 | 売上高 | 26,911 | +22.3% |
| 中国 | 営業利益 | 1,229 | +1,783百万円 |
| 中国 | 経常利益 | 724 | +1,619百万円 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、売上高50,000百万円(前期比▲3.7%)、営業利益2,400百万円(同+29.1%)、経常利益1,600百万円(同+40.2%)、当期純利益1,000百万円(同+12.2%)、一株利益87.14円(前期実績比+9.48円)としている。電動化事業の確実な成長を見込む一方、海外を中心とした主要客先の減産が更に進むことを想定。継続的な原価低減の取り組みと、付加価値の高い電動化事業の拡大により前期比増益を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 50,000 | 51,919 | ▲3.7% |
| 営業利益 | 2,400 | 1,858 | +29.1% |
| 営業利益率(%) | 4.8% | 3.6% | – |
| 経常利益 | 1,600 | 1,140 | +40.2% |
| 経常利益率(%) | 3.2% | 2.2% | – |
| 当期純利益 | 1,000 | 891 | +12.2% |
| 当期純利益率(%) | 2.0% | 1.7% | – |
| 一株利益(円) | 87.14 | 77.66 | +9.48円 |

株主還元
2026年3月期の業績は、前年実績及び前回発表予想を上回る結果となったことから、株主還元充実の観点で期末配当金を直近の配当予想から1円増配の1株当たり3円とする。2027年3月期の配当は、連結・単体業績や配当方針、事業環境等を総合的に勘案し、中間配当4円、期末配当4円の年間8円とする予定。
| 区分 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 2026年3月期 期末配当 | 3円 | 直近の配当予想から1円増配 |
| 2027年3月期 中間配当(予想) | 4円 | |
| 2027年3月期 期末配当(予想) | 4円 | |
| 2027年3月期 年間配当合計(予想) | 8円 |

トピック
構造改革の継続効果による利益創出に加え、投資の抑制等によりフリーキャッシュフローは+2,347百万円となった。岡山工場及び中国福建工場の立ち上げ等の成長投資により有利子負債は引き続き高水準で推移しており、自己資本比率は有利子負債の増加により減少傾向にあるものの、健全性の最低ラインをキープしている。
※本記事はJ-MAXが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。