※本記事はすかいらーくホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社すかいらーくホールディングスは2026年2月13日、2025年12月期(通期)の決算説明資料を公表した。売上高は4,578億円(前年比+14.1%)、事業利益は330億円(同+36.0%)、営業利益は300億円(同+23.9%)、当期利益は167億円(同+19.9%)となり、増収増益となった。既存店売上高は前年比108%(客数102%、客単価106%)と伸長したほか、資さんうどん・すき屋のM&Aも業績に寄与した。ROEは9.3%(前期8.3%)に向上した。
業績(2025年12月期 実績)
損益計算書では、売上総利益3,051億円(売上比66.7%、前年比+12.9%)を確保し、人件費1,454億円、その他販管費1,268億円を負担したうえで事業利益330億円(売上比7.2%)を計上した。その他営業費用が前年の21億円から50億円へ増加した影響等を経て営業利益は300億円(売上比6.5%)、税引前利益263億円、当期利益167億円となった。調整後EBITDAは863億円(前年比+16.8%)であった。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2024年12月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,578億円 | 4,011億円 | +14.1% |
| 売上総利益 | 3,051億円 | 2,702億円 | +12.9% |
| 事業利益 | 330億円 | 242億円 | +36.0% |
| 営業利益 | 300億円 | 242億円 | +23.9% |
| 税引前利益 | 263億円 | 215億円 | +22.4% |
| 当期利益 | 167億円 | 140億円 | +19.9% |
| 調整後EBITDA | 863億円 | 739億円 | +16.8% |
| ROE | 9.3% | 8.3% | +1.0% |
業績変動要因
売上高の増加要因は、既存店売上高の伸長による264億円の増収と、資さんうどん・すき屋のM&Aによる233億円の増収である(新店・業態転換に資さん・すき屋は含まず)。事業利益は、インフレ影響130億円に対し、既存店売上高の増加と原価低減対策で177億円を打ち返し、これにM&Aによる23億円の増益効果が加わり、前年比+36.0%(営業利益は+23.9%)の増益となった。


中期事業計画の進捗
2025年~2027年の中期事業計画に対する2025年の進捗は、売上高が中計目標4,600億円に対し実績4,578億円(進捗率99.5%)、事業利益が中計目標340億円に対し実績330億円(進捗率97.1%)、営業利益が中計目標320億円に対し実績300億円(進捗率93.8%)となった。新規出店は国内59店(しゃぶ葉19店、ガスト14店、資さんうどん9店、その他17店)、海外は31店(台湾12店、マレーシア19店)であった。M&Aは資さんうどん・すき屋の2件を実行し、資さんうどんは2024年10月の74店から2025年12月末に94店へ、すき屋は2025年1月の13店から2025年12月末に17店へ拡大した。
| 指標 | 2025年中計目標 | 2025年実績 | 進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,600億円 | 4,578億円 | 99.5% |
| 事業利益 | 340億円 | 330億円 | 97.1% |
| 営業利益 | 320億円 | 300億円 | 93.8% |

通期業績予想
2026年12月期の通期ガイダンスは、売上高4,900億円(前年比+7.0%)、事業利益360億円(同+9.1%)、営業利益335億円(同+11.8%)、税引前利益297億円(同+13.0%)、当期利益195億円(同+16.4%)としている。前提として、既存店前年比は売上高105%・客数102%・客単価103%、新規出店70店、業態転換50店、店舗改装230~240店、為替相場160円/ドル、投資金額(M&A含む)500億円を見込む。会社は中期事業計画を1年前倒しで達成する見通しを示した。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,900億円 | 4,578億円 | +7.0% |
| 事業利益 | 360億円 | 330億円 | +9.1% |
| 営業利益 | 335億円 | 300億円 | +11.8% |
| 税引前利益 | 297億円 | 263億円 | +13.0% |
| 当期利益 | 195億円 | 167億円 | +16.4% |

株主還元
2025年12月期の年間配当金は22.00円(中間8.00円、期末14.00円)で、ガイダンスどおりの実績となった。2026年12月期は年間配当金26.00円(前年比+4.00円)を予想している。株主優待制度は現行制度を継続する。1株当たり当期利益(EPS)は73.62円(前年比+12.24円)、1株当たり純資産(BPS)は824.5円、自己資本比率は36.2%、ネットD/Eレシオは0.48倍であった。
| 区分 | 中間 | 期末 | 年間配当金 |
|---|---|---|---|
| 2025年12月期実績 | 8.00円 | 14.00円 | 22.00円 |
| 2026年12月期予想 | 未開示 | 未開示 | 26.00円 |
2026年 成長ロードマップ
2026年は、店舗中心経営によるオペレーション改革、メニュー・プロモーション戦略の強化に加え、台湾・マレーシアでの海外展開加速、インドネシアへの新規進出、国内外の新業態追加を含むM&A推進などに取り組むとしている。出店戦略では大都市中心部・駅近・商業施設・地方都市駅前への出店を進めるほか、地方ロードサイド店の資さん転換など業態転換も進める方針である。
※本記事はすかいらーくホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。