※本記事はドトール・日レスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ドトール・日レスホールディングスは2026年2月期(2025年3月~2026年2月)の連結決算を発表した。売上高は159,147百万円(前期比106.9%)、営業利益は10,150百万円(同105.8%)、経常利益は10,615百万円(同110.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,234百万円(同105.1%)となり、増収増益となった。既存店の回復が顕著となったほか、卸売事業ではドライ飲料が大きく伸長した。
連結業績(2026年2月期 実績)
2026年2月期における売上の状況は、顧客単価の上昇を伴い前年比が大きく改善し、既存店の回復が顕著となった。卸売事業はドライ飲料が大きく伸長した。一方、原価上昇に加え一般卸売上の大幅増による構成比の変化もあり、粗利率は低下した。販売管理費は売上増に伴う費用の増加を除きほぼ計画通りで、売上対比率では低下しコントロールの範囲内で推移した。特別利益は固定資産売却益8百万円、退店補償金収入2億61百万円、その他18百万円の計287百万円、特別損失は固定資産除却損1億20百万円、減損損失6億97百万円、その他1億55百万円の計973百万円を計上した。
| 項目 | 2025年2月期(実績) | 2026年2月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 148,822百万円 | 159,147百万円 | 106.9% |
| 営業利益 | 9,597百万円 | 10,150百万円 | 105.8% |
| 経常利益 | 9,615百万円 | 10,615百万円 | 110.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,880百万円 | 7,234百万円 | 105.1% |
| 1株当たり当期純利益 | 156.97円 | 170.71円 | 108.8% |

売上高の状況(連結)
売上高159,147百万円のうち、直営店売上は102,580百万円(前期比105.5%、構成比64.5%)、卸売りは54,027百万円(同110.1%、構成比33.9%)。直営店ではドトールコーヒーショップが23,811百万円(同108.5%)、エクセルシオールカフェが11,988百万円(同106.8%)、洋麺屋五右衛門が18,112百万円(同114.4%、既存店が順調に推移したことに加え店舗増も伴い売上大幅増)と伸長した一方、星乃珈琲店は17,444百万円(同98.9%)で、一部ロードサイド店舗を洋麺屋五右衛門に業態変更したことによる店舗数減で売上が減少したが、中核都市は堅調に推移した。卸売りはFC向卸売上が20,802百万円(同105.6%)、一般卸売上が33,224百万円(同113.1%)で、インスタントコーヒーや詰替商品、ドリップコーヒーなどのドライ商品が想定を大きく上回り伸長した。

主要事業会社の業績(非連結)
主要事業会社の損益(グループ連結消去前、事業会社の子会社は含む)は次の通り。ドトールコーヒーは売上高97,136百万円(前期比109.0%)、営業利益4,752百万円(同110.2%)、当期純利益3,784百万円(同121.7%)。日本レストランシステムは売上高57,921百万円(同104.8%)、営業利益4,465百万円(同103.1%)、当期純利益2,851百万円(同90.1%)。D&Nコンフェクショナリー&サンメリー合計は売上高9,442百万円(同103.8%)、営業利益1,258百万円(同113.6%)、当期純利益821百万円(同97.0%)。
| 事業会社 | 指標 | 2026年2月期 | 2025年2月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| ドトールコーヒー | 売上高 | 97,136百万円 | 89,098百万円 | 109.0% |
| ドトールコーヒー | 営業利益 | 4,752百万円 | 4,313百万円 | 110.2% |
| ドトールコーヒー | 当期純利益 | 3,784百万円 | 3,110百万円 | 121.7% |
| 日本レストランシステム | 売上高 | 57,921百万円 | 55,286百万円 | 104.8% |
| 日本レストランシステム | 営業利益 | 4,465百万円 | 4,331百万円 | 103.1% |
| 日本レストランシステム | 当期純利益 | 2,851百万円 | 3,163百万円 | 90.1% |
| D&Nコンフェクショナリー&サンメリー合計 | 売上高 | 9,442百万円 | 9,100百万円 | 103.8% |
| D&Nコンフェクショナリー&サンメリー合計 | 営業利益 | 1,258百万円 | 1,107百万円 | 113.6% |
| D&Nコンフェクショナリー&サンメリー合計 | 当期純利益 | 821百万円 | 846百万円 | 97.0% |
通期業績予想(2027年2月期計画)
2027年2月期の出店計画は、ドトールが新規出店40店・退店30店、日レスが新規出店40店・退店5店で、グループ全体で80店舗程度の国内出店を計画。既存店前年比はドトール102%、日レス103%を計画している(既存店計画は年間平均)。連結業績は売上高166,501百万円(前期比104.6%)、営業利益11,043百万円(同108.8%)、経常利益11,272百万円(同106.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,556百万円(同104.5%)を計画。主要事業会社別では、ドトールコーヒーが売上高100,864百万円・営業利益5,176百万円・当期利益4,001百万円、日本レストランシステムが売上高61,827百万円・営業利益4,934百万円・当期利益3,268百万円を計画している。
| 項目 | 2027年2月期(計画) | 2026年2月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 166,501百万円 | 159,147百万円 | 104.6% |
| 営業利益 | 11,043百万円 | 10,150百万円 | 108.8% |
| 経常利益 | 11,272百万円 | 10,615百万円 | 106.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 7,556百万円 | 7,234百万円 | 104.5% |

株主還元
2026年2月期の1株当たり年間配当金は57.00円(前期比7.00円増、114.0%)で、配当性向は33.4%(前期31.9%)となった。2027年2月期の年間配当金は60円を予想している。今後も業績拡大に向けた設備投資やM&Aの検討など、企業価値向上に向けた取組みを積極的に展開していく方針。
| 項目 | 2026年2月期(実績) | 2025年2月期(実績) | 2027年2月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 57.00円 | 50.00円 | 60円 |
| 配当性向 | 33.4% | 31.9% | - |

トピックス
完全無菌環境のカップ充填機を導入し、常温で保存・配送が可能なカップ乳飲料の取扱いを開始した。賞味期限が最大150日延長、最長270日へ販売期間が拡がり、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなどの既存販路に加え、通信販売や海外展開など更なる販売拡大につなげていく予定。また、2026年4月9日に「ドトール パークカフェ YOYOGI」を代々木公園にグランドオープン。1964年の東京五輪でオランダ選手の宿舎として使用された建屋を活用し、店舗面積32坪、席数78席(店内34席・テラス44席、全席禁煙)の店舗となっている。
※本記事はドトール・日レスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。