※本記事はジンズホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジンズホールディングスの2025年8月期(通期)は、売上高972億円(前期比+17.1%)、営業利益120億円(同+54.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益83億円(同+78.3%)となり、いずれも計画を上回った。国内の既存店増収率は+16.5%と非常に強く、既存店成長と出店加速が業績を牽引したほか、海外は台湾事業の好調や中国事業の構造改革により収益性が改善した。2026年8月期は売上高1,116億円(前期比+14.8%)、営業利益130億円(同+7.5%)を計画しており、グローバルでの成長投資として「戦略コスト」24億円を計上する。
連結業績(2025年8月期 実績)
2025年8月期の連結業績は、売上高972億円(前期比+17.1%、計画比+5.1%)、売上総利益758億円(同+17.6%)、営業利益120億円(同+54.3%、計画比+11.9%)、営業利益率12.4%(前期比+3.0pt)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は83億円(前期比+78.3%)、EBITDAは151億円(同+39.2%)。通期配当は109円(同+78.7%)とした。
| 項目 | 当期(2025年8月期) | 前期(2024年8月期) | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 972億円 | 829億円 | +17.1% |
| 売上総利益 | 758億円 | 644億円 | +17.6% |
| 営業利益 | 120億円 | 78億円 | +54.3% |
| 営業利益率 | 12.4% | 9.4% | +3.0pt |
| 経常利益 | 121億円 | 77億円 | +56.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 83億円 | 46億円 | +78.3% |
| EBITDA | 151億円 | 108億円 | +39.2% |
| 通期配当 | 109円 | 61円 | +78.7% |
セグメント別の状況
セグメント別では、日本事業の売上高が766億円(前期比+19.2%)、営業利益が113億円(同+45.7%、営業利益率14.8%)となり、連結業績を牽引した。出店49店・退店4店で純増45店となり、計画(純増31店)を大きく上回るペースで出店を加速した。海外事業は売上高205億円(前期比+9.9%)、営業利益7億円(前期0億円)となり、営業利益率は3.6%(前期比+3.4pt)に改善した。台湾事業の増収に加え、中国事業は構造改革により黒字化した。
| セグメント | 指標 | 当期(2025年8月期) | 前期(2024年8月期) |
|---|---|---|---|
| 連結 | 売上高 | 972億円 | 829億円 |
| 連結 | 営業利益 | 120億円 | 78億円 |
| 日本 | 売上高 | 766億円 | 642億円 |
| 日本 | 営業利益 | 113億円 | 77億円 |
| 日本 | 営業利益率 | 14.8% | 12.1% |
| 海外 | 売上高 | 205億円 | 187億円 |
| 海外 | 営業利益 | 7億円 | 0億円 |
| 海外 | 営業利益率 | 3.6% | 0.2% |


通期業績予想
2026年8月期の連結業績予想は、売上高1,116億円(前期比+14.8%)、営業利益130億円(同+7.5%)、営業利益率11.6%(前期比-0.8pt)。経常利益は128億円(同+6.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は88億円(同+5.9%)、EBITDAは168億円(同+11.1%)を計画する。セグメント別では、日本の売上高874億円(同+14.0%)・営業利益111億円(同-1.3%)、海外の売上高242億円(同+17.9%)・営業利益18億円(同+142.1%)を見込む。日本は「戦略コスト」の負担により営業利益が一時的に鈍化する計画である。
| 項目 | 予想(2026年8月期) | 前期実績(2025年8月期) | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,116億円 | 972億円 | +14.8% |
| 営業利益 | 130億円 | 120億円 | +7.5% |
| 営業利益率 | 11.6% | 12.4% | -0.8pt |
| 経常利益 | 128億円 | 121億円 | +6.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 88億円 | 83億円 | +5.9% |
| EBITDA | 168億円 | 151億円 | +11.1% |
| 通期配当 | 115円 | 109円 | +5.5% |

株主還元
2026年8月期の配当予想は年間115円(前期比+6円)で、配当性向30.4%として配当性向30%の株主還元方針を継続する。中間配当は47円、期末配当は68円を予定する。1株あたり当期純利益は377.87円を計画する。
| 項目 | 予想(2026年8月期) | 前期実績(2025年8月期) |
|---|---|---|
| 年間配当 | 115円 | 109円 |
| 中間配当 | 47円 | 50円 |
| 期末配当 | 68円 | 59円 |
| 配当性向(年間) | 30.4% | 30.5% |
| 1株あたり当期純利益 | 377.87円 | 356.89円 |

中期の取り組み・トピック
2026年8月期は、グローバルでの競争力強化に向けて「戦略コスト」24億円を計上する。内訳はグローバル旗艦店に12億円、新規国展開に2億円、基幹システムの刷新に10億円。これらの施策を行わなかった場合、巡航速度では150億円程度の営業利益を出せる水準にあるとしている。国内では引き続き既存店成長と出店加速(純増58店計画)に取り組み、海外は中国・香港での構造改革、台湾での出店加速、米国でのオペレーション改善を進める方針である。2025年8月期には海外の新規国としてモンゴルやベトナムなどへの展開も開始した。
※本記事はジンズホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。