ラクーンホールディングス

ラクーンホールディングス、2025年4月期は営業利益1,254百万円で倍増・過去最高益 当期純利益836百万円

決算サマリー 2026.08.25
ラクーンホールディングス、2025年4月期は営業利益1,254百万円で倍増・過去最高益 当期純利益836百万円

※本記事はラクーンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ラクーンホールディングス(東証プライム市場:3031)の2025年4月期通期連結業績は、売上高6,098百万円(前期比+5.0%)、営業利益1,254百万円(同+121.3%)、経常利益1,397百万円(同+160.8%)、当期純利益836百万円(同+156.7%)となった。フィナンシャル事業における再保険の条件見直しに伴う一時的コスト55百万円がQ4に発生したものの、これを吸収し、いずれも業績予想水準での着地となった。会社は営業利益について「倍増・過去最高益達成」としている。

目次

連結業績(2025年4月期 実績)

売上高は6,098百万円で、2025年2月28日公表の修正業績予想6,100百万円に対する達成率は100.0%。家賃保証事業を除く売上高は5,900百万円(前期比+9.9%)だった。売上総利益は4,936百万円(同+7.0%)。営業利益は1,254百万円で、業績予想1,250百万円に対する達成率は100.4%、営業利益率は20.6%(前期比+10.8pt)。広告宣伝費・販売促進費を除いた営業利益は2,248百万円(同+15.5%)、同利益率は36.9%(同+3.4pt)だった。経常利益は1,397百万円で予想比99.8%、当期純利益は836百万円で予想比100.8%、利益率は13.7%(前期比+8.1pt)となった。

項目(百万円)2025年4月期2024年4月期増減率業績予想達成率
売上高6,0985,808+5.0%6,100100.0%
売上総利益4,9364,613+7.0%
営業利益1,254566+121.3%1,250100.4%
営業利益率20.6%9.8%+10.8pt
経常利益1,397535+160.8%1,40099.8%
当期純利益836325+156.7%830100.8%
2025年4月期通期連結業績(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益)の実績と業績予想を示す一覧表
出典:ラクーンホールディングス FY2025/4 Q4決算説明資料 P.11

セグメント別(EC事業・フィナンシャル事業)の状況

EC事業は「スーパーデリバリー」の購入客数の増加が客単価低下を補い、通期GMVは27,676百万円(前期比+9.9%、国内20,023百万円・同+8.9%、海外7,652百万円・同+12.7%)となった。売上高は3,562百万円(同+6.9%)、営業利益は1,239百万円(同+39.7%)。フィナンシャル事業は決済代行サービス「Paid」の外部取扱高が41,286百万円(同+14.5%)、家賃債務保証サービス「URIHO」の期末保証残高が62,998百万円(同+12.0%)といずれも二桁成長となった。売上高は2,535百万円(同+2.4%)、営業利益は733百万円(同+97.6%)。Q4に再保険の条件見直しに伴う引当金積み増し(一時的コスト55百万円)が発生し売上原価率が上昇したが、想定の水準内に収まったとしている。

セグメント項目2025年4月期2024年4月期増減率
EC事業売上高(百万円)3,5623,331+6.9%
EC事業営業利益(百万円)1,239887+39.7%
フィナンシャル事業売上高(百万円)2,5352,476+2.4%
フィナンシャル事業営業利益(百万円)733371+97.6%
指標2025年4月期実績前期比通期目標
EC事業GMV 国内(百万円)20,023+8.9%20,901(前期比+13.7%)
EC事業GMV 海外(百万円)7,652+12.7%7,767(前期比+14.4%)
EC事業GMV 合計(百万円)27,676+9.9%28,668(前期比+13.9%)
Paid取扱高 外部取引(百万円)41,286+14.5%41,219(前期比+14.3%)
URIHO保証残高(百万円)62,998+12.0%70,159(前期比+24.7%)
EC事業の2025年4月期GMV(国内・海外)実績と通期目標の比較スライド
出典:ラクーンホールディングス FY2025/4 Q4決算説明資料 P.21

通期業績予想(2026年4月期)

2026年4月期の連結業績予想は、売上高6,740百万円(前期比+10.5%)、営業利益1,410百万円(同+12.4%)、営業利益率20.9%(前期比+0.3pt)、経常利益1,400百万円(同+0.2%)、当期純利益900百万円(同+7.5%)と、二桁増収・二桁増益を目指す。家賃保証事業を除く売上高は6,740百万円(前期の家賃保証事業除き売上高5,900百万円に対して+14.2%)。株主優待制度の開始に伴うコスト(1億円程度を想定)は業績予想に織り込み済みとしている。

項目(百万円)2026年4月期予想2025年4月期実績増減率
売上高6,7406,098+10.5%
営業利益1,4101,254+12.4%
営業利益率20.9%20.6%+0.3pt
経常利益1,4001,397+0.2%
当期純利益900836+7.5%
売上高(家賃保証事業除き)6,7405,900+14.2%
2026年4月期の連結業績予想(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益)を示すスライド
出典:ラクーンホールディングス FY2025/4 Q4決算説明資料 P.38

株主還元

創出したキャッシュについては成長投資への資金を確保しつつ積極的な株主還元を行う方針。2025年4月期の1株当たり配当額は22円(予定)、配当性向は49.7%(予定)。2026年4月期の株主還元方針では配当性向45~50%を掲げる。自己株式取得は株価に応じて機動的に実行するとしている。株主優待は継続保有期間・保有株式数に応じたデジタルギフトを贈呈する制度で、優待コスト(1億円程度を想定)は2026年4月期業績予想に織り込み済み。

配当・自己株式取得・株主優待からなる株主還元方針を示すスライド
出典:ラクーンホールディングス FY2025/4 Q4決算説明資料 P.42

中期経営計画

2026年4月期~2028年4月期を対象とする中期経営計画を公表した。テーマは「顧客ニーズを生かした各サービスの成長と、グループ顧客化によるLTV向上」を掲げる「ラクーンBtoBネットワーク」構想。最終年度である2028年4月期の業績計画は、売上高9,260百万円、営業利益2,380百万円、営業利益率25.7%、ROE25.0%としている。

※本記事はラクーンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次