※本記事はジェイフロンティアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジェイフロンティアは2026年5月期の通期連結決算を発表した。売上高は22,235百万円(前期比3.4%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費+無形資産償却費)は964百万円(同7.1%増)、営業利益は312百万円(同6.3%増)となり、前期比で増収増益、概ね計画どおりに着地した。当初業績予想(売上高23,600百万円、EBITDA1,015百万円、営業利益327百万円)に対する達成率は、それぞれ94.2%、95.0%、95.5%だった。
連結業績(2026年5月期 実績)
経常利益は415百万円(前期231百万円、79%増)となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は▲321百万円(前期87百万円)と赤字に転じた。これは連結子会社に係るのれん償却額435百万円を特別損失に計上した影響による。
| 項目 | 2025年5月期(実績) | 2026年5月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21,504百万円 | 22,235百万円 | 3% |
| EBITDA | 900百万円 | 964百万円 | 7% |
| 営業利益 | 293百万円 | 312百万円 | 6% |
| 経常利益 | 231百万円 | 415百万円 | 79% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 87百万円 | ▲321百万円 | – |

セグメント別の状況
3事業のうちメディカルケアセールス事業が最もEBITDAを創出した。ヘルスケアマーケティング事業は、ヘルスケア関連のD2C事業者に向けたマーケティング支援事業や物流事業における高収益案件が業績へ貢献し、前期比で増収増益となった。ヘルスケアセールス事業は、メディカルケアセールス事業のD2C事業と同様の理由により第4四半期に翌期のための広告投資を実施した結果、EBITDAは第3四半期と同水準で着地した。メディカルケアセールス事業は、SOKUYAKU利用件数やSOKUYAKUベネフィット契約者数の増加により売上高が増加した一方、医薬品D2Cでは効率重視の広告投資戦略を継続し、第4四半期に売上高・EBITDAが伸長したものの翌期に向けた広告を実施したことにより前期と同水準で着地した。全体では、メディカルケアセールス事業は全体で減収となったが、利益率の高い主力のSOKUYAKU事業が増収となったことで微減益にとどまった。
| セグメント | 指標 | 2026年5月期(実績) | 2025年5月期(実績) |
|---|---|---|---|
| メディカルケアセールス事業 | 売上高 | 5,283百万円 | 5,735百万円 |
| メディカルケアセールス事業 | EBITDA | 528百万円 | 550百万円 |
| ヘルスケアセールス事業 | 売上高 | 5,383百万円 | 6,082百万円 |
| ヘルスケアセールス事業 | EBITDA | 397百万円 | 543百万円 |
| ヘルスケアマーケティング事業 | 売上高 | 11,568百万円 | 9,686百万円 |
| ヘルスケアマーケティング事業 | EBITDA | 400百万円 | 189百万円 |

2027年5月期 通期計画
2027年5月期の計画は、売上高26,500百万円(前期比19.2%増)、EBITDA1,700百万円(同76.3%増)、営業利益1,050百万円(同236.2%増、前期比300%超)、経常利益1,000百万円(同140.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益550百万円(前期▲321百万円)としている。増益の牽引役はSOKUYAKU事業で、国策「防災・国土強靱化」との親和性の高さや、2026年に集中する改正医療法・改正薬機法・令和8年度診療報酬改定・改正個人情報保護法などの法改正が追い風になるとしている。2026年5月期はメディカルケアセールス事業全体で減収となったが、主力のSOKUYAKU事業は成長を継続しており、2027年5月期にはSOKUYAKU事業の伸びが加速する見通しで、これが利益成長の牽引役になるとしている。
| 項目 | 2026年5月期(実績) | 2027年5月期(計画) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,235百万円 | 26,500百万円 | +19.2% |
| EBITDA | 964百万円 | 1,700百万円 | +76.3% |
| 営業利益 | 312百万円 | 1,050百万円 | +236.2% |
| 経常利益 | 415百万円 | 1,000百万円 | +140.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | ▲321百万円 | 550百万円 | – |

セグメント別計画(2027年5月期)
セグメント別の2027年5月期計画は、メディカルケアセールス事業が売上高6,000百万円(前期比14%増)・EBITDA855百万円(同62%増)、ヘルスケアセールス事業が売上高6,200百万円(同15%増)・EBITDA680百万円(同71%増)、ヘルスケアマーケティング事業が売上高14,300百万円(同24%増)・EBITDA760百万円(同90%増)としている。
| セグメント | 指標 | 2027年5月期(計画) | 2026年5月期(実績) |
|---|---|---|---|
| メディカルケアセールス事業 | 売上高 | 6,000百万円 | 5,283百万円 |
| メディカルケアセールス事業 | EBITDA | 855百万円 | 528百万円 |
| ヘルスケアセールス事業 | 売上高 | 6,200百万円 | 5,383百万円 |
| ヘルスケアセールス事業 | EBITDA | 680百万円 | 397百万円 |
| ヘルスケアマーケティング事業 | 売上高 | 14,300百万円 | 11,568百万円 |
| ヘルスケアマーケティング事業 | EBITDA | 760百万円 | 400百万円 |
株主還元
配当については本資料に記載はない。株主優待制度については2025年8月に内容を変更し、最高利回り5.6%以上、当社商品に加えて5,000種類以上の商品から選べ、さらに20,000点のふるさと納税商品も選択可能な「ジェイフロンティア・プレミアム優待倶楽部」を新設した。また、他のプレミアム優待倶楽部導入企業の優待ポイントと合算可能な共有株主優待コイン『WILLsCoin』にも交換できる。対象は11月末日時点の株主名簿に記録された1単元(100株)以上保有の株主で、6か月以上継続保有とは、毎年5月末日および11月末日の株主名簿にて同一株主番号で連続して2回以上記載または記録され、かつ4単元(400株)以上継続保有されている場合を指す。

中期経営計画/トピック
経営理念「人と社会を健康に美しく」のもと、健康寿命の伸長による医療費の抑制や医療機関のDX化による効率的・効果的な医療体制構築を目指す。中期経営計画としてSOKUYAKUヘルスケア経済圏(日本)の深化とアジア市場における同経済圏の創出を掲げ、2027年5月期の計画としてSOKUYAKUを牽引役とした成長加速フェーズへの転換と大幅な利益成長の実現を目指すとしている。トピックスとして、内閣官房が推進する国土強靱化基本計画のもと、SOKUYAKUが「ジャパン・レジリエンス・アワード2026」で最優秀賞を受賞したことや、「自治体向け防災医療ソリューション事業」を独立した事業として正式に開始したことを挙げている。
※本記事はジェイフロンティアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。