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ファーマフーズ、2025年7月期は増収減益 2026年7月期は売上高1,000億円達成方針を維持

決算サマリー 2026.08.24
ファーマフーズ、2025年7月期は増収減益 2026年7月期は売上高1,000億円達成方針を維持

※本記事はファーマフーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ファーマフーズの2025年7月期は、機能性素材販売と通信販売が伸びたことで売上高652億6千万円(前期比105%)と増収を確保した一方、広告宣伝費の増加や創薬・繊維・アグリなど新規プロジェクトへの研究開発投資、万博出展費用などにより営業利益は23億6千7百万円(同47%)と減益となった。2026年7月期は既存事業の伸長により売上高680億円を計画するが、成長投資の継続で減益を見込む。中期経営計画2026で掲げる「新価値創造1Kプロジェクト」では、2026年7月期に売上高1,000億円を達成する方針を維持している。

目次

連結業績(2025年7月期 実績)

2025年7月期の売上高は652億6千万円(前期比105%)、営業利益は23億6千7百万円(同47%)、経常利益は25億5千3百万円(同51%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億6千8百万円(同12%)だった。EPSは12.8円(前期112.7円)。BtoB事業は機能性素材販売が前年比120%と好調だった一方、医薬品製造受託事業が前年比70%と落ち込み、BtoC事業は通信販売が前年比108%と増収も広告宣伝費が前年比119%に増加し、バイオメディカル事業では新たな抗体医薬品候補の創出に向けた研究開発投資を継続したことが、それぞれ利益面に影響した。

項目2025年7月期実績2024年7月期実績増減増減率
売上高65,260百万円62,147百万円3,113百万円5%
営業利益2,367百万円5,113百万円-2,746百万円-53%
経常利益2,553百万円5,249百万円-2,696百万円-51%
親会社株主に帰属する当期純利益368百万円3,205百万円-2,837百万円-88%
EPS12.8円112.7円-99.9円-88%
一株当たり年間配当金25円25円
2025年7月期 決算ダイジェスト
出典:ファーマフーズ 2025年7月期 決算・2026年7月期計画 説明資料 P.4

セグメント別の状況(開示セグメント区分)

開示セグメント別の2025年7月期実績連結営業利益(2,367百万円)の内訳は、BtoB事業が1,248百万円、BtoC事業が3,703百万円、バイオメディカル事業が-378百万円、その他・調整額が-2,205百万円だった。BtoC事業では育毛剤「ニューモ」「ニューZ」が収益を牽引し、BtoB事業ではGABAの国内販売が好調で海外も需要が拡大した。バイオメディカル事業はがん領域でのパイプライン創出への投資が続き、その他・調整額にはグループ運営にかかる一般管理費等が含まれる。営業利益率は3.6%だった。

セグメント営業利益(百万円)
BtoB事業1,248
BtoC事業3,703
バイオメディカル事業-378
その他・調整額-2,205
連結計2,367
2025年7月期実績 連結営業利益 開示セグメント別内訳
出典:ファーマフーズ 2025年7月期 決算・2026年7月期計画 説明資料 P.6

通期業績予想(2026年7月期)

2026年7月期は売上高680億円(前期比4%増)を計画し、2期連続の増収を目指す。一方、創薬をはじめとする研究開発費の増加により営業利益は15億円(同36%減)、経常利益は15億円(同41%減)を見込み、減益予想となっている。親会社株主に帰属する当期純利益は10億円(同171%増)、EPSは34.6円(前期12.8円)を見込む。アグリ事業、繊維事業やM&Aを含む新価値創造に向けた300億円規模の成長投資は継続する方針で、M&A実行によって業績予測に修正が生じた場合は適切な情報開示を行うとしている。

項目2026年7月期予想2025年7月期実績増減増減率
売上高68,000百万円65,260百万円2,740百万円4%
営業利益1,500百万円2,367百万円-867百万円-36%
経常利益1,500百万円2,553百万円-1,053百万円-41%
親会社株主に帰属する当期純利益1,000百万円368百万円632百万円171%
EPS34.6円12.8円21.8円170%
一株当たり年間配当金25円25円
2026年7月期 業績予想
出典:ファーマフーズ 2025年7月期 決算・2026年7月期計画 説明資料 P.16

株主還元

一株当たり年間配当金は2025年7月期実績・2026年7月期予想ともに25円で据え置く方針。企業価値向上に向けた取り組み方針として、総還元性向20%を基本方針に機動的な株主還元を実施するとしている。

項目内容
一株当たり年間配当金(2025年7月期実績)25円
一株当たり年間配当金(2026年7月期予想)25円
総還元性向の基本方針20%

新価値創造1Kプロジェクトの進捗

中期経営計画2026で示す「新価値創造1Kプロジェクト」は、既存事業を700億円へ伸ばしつつ新規事業で300億円を積み上げ、2026年7月期に売上高1,000億円を目指す取り組み。既存事業の売上高は467億円(FY21)、601億円、621億円、685億円、652億円(FY25)と推移し、2期連続で計画を上回った後の2025年7月期は減収となったが、2026年7月期は680億円へ再成長する計画。年平均成長率は当初予算の20%から7.8%(予測)に下方修正されている。新規事業ではアグリ事業・繊維事業ともに事業化に向けて進展した一方で収益化には課題があり、M&Aは実行に向けて交渉を継続中としている。

バイオメディカル事業では、田辺三菱製薬へ導出した抗体医薬品候補「MT-3534」について、2025年7月16日付リリースで武田薬品工業が抗体配列情報の買取オプション権を行使したことを公表した。また、独自の抗体創薬プラットフォームを活用して新たな候補抗体を取得し、2025年9月24日付リリースでは「ALAgene®technology」で創製された抗体医薬品候補の第Ⅰ相単回投与臨床試験が完了したとしている。国立循環器病研究センターとの共同研究として、2025年2月12日付で「カダシル創薬研究部」を設立したことも公表した。

300億円規模の投資配分と株主還元
出典:ファーマフーズ 2025年7月期 決算・2026年7月期計画 説明資料 P.36

※本記事はファーマフーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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