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味の素 2026年3月期決算、売上高15,837億円・事業利益1,811億円で過去最高を更新

決算サマリー 2026.08.10
味の素 2026年3月期決算、売上高15,837億円・事業利益1,811億円で過去最高を更新

※本記事は味の素が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

味の素株式会社(2802)は2026年5月7日、2026年3月期(FY25)通期決算と2027年3月期(FY26)業績予想を発表した。FY25は売上高15,837億円(対前年実績103%、除く為替影響102%)、事業利益1,811億円(対前年実績113%、除く為替影響111%)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,346億円(対前年実績191%)と、いずれも前年度に続き過去最高を更新した。FY26は売上高17,230億円、事業利益1,970億円を計画し、さらなる増収増益(新記録更新)を見込む。

目次

連結業績(当期 実績)

FY25(2026年3月期)は、売上高・事業利益・親会社の所有者に帰属する当期利益のいずれも過去最高を更新した。売上高は前年比+531億円の15,837億円(対前年実績103%、除く為替影響102%)。事業利益は前年比+218億円の1,811億円(対前年実績113%、除く為替影響111%)と2桁%の増益。親会社の所有者に帰属する当期利益は前年比+644億円の1,346億円(対前年実績191%)となった。その他営業収益・費用は+635億円で、本社ビル土地および建物の譲渡に伴う譲渡益406億円などが寄与した。

項目FY25実績(当期)FY24実績(前期)増減(対前年)対前年
売上高15,837億円-(開示なし)+531億円103%(除く為替影響102%)
事業利益1,811億円1,593億円+218億円113%(除く為替影響111%)
親会社の所有者に帰属する当期利益1,346億円-(開示なし)+644億円191%
2026年3月期 決算ダイジェスト
出典:味の素 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.6

セグメント別(事業別)の状況

事業利益はヘルスケア等が大幅増益となり全体を牽引した。ファンクショナルマテリアルズ(電子材料等)は、AI・サーバー・ネットワーク向け高性能基板向けABF®の販売が年間を通じて好調で大幅増収・大幅増益。バイオファーマサービス&イングリディエンツも増収・増益。調味料・食品事業は、国内はコーヒーが大幅増収・大幅増益となったほかメニュー用調味料なども増収、海外は調味料の数量・単価いずれも伸長し、事業全体で増益となった。冷凍食品事業は、北米における外部環境変化やリコール影響などを背景に事業利益は減益となった。

セグメント指標FY25実績FY26予想増減
調味料・食品売上高9,369億円9,986億円+617億円
調味料・食品事業利益1,430億円1,459億円+28億円
冷凍食品売上高2,903億円3,106億円+203億円
冷凍食品事業利益84億円121億円+37億円
ヘルスケア等売上高3,415億円3,978億円+563億円
ヘルスケア等事業利益662億円800億円+137億円
その他売上高149億円158億円+8億円
その他事業利益60億円51億円▲9億円
全社共通費事業利益▲425億円▲462億円▲36億円
合計売上高15,837億円17,230億円+1,392億円
合計事業利益1,811億円1,970億円+158億円
2027年3月期業績予想(セグメント別)
出典:味の素 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.12

通期業績予想

2027年3月期(FY26)業績予想は、為替前提USD/円150.00のもと、売上高17,230億円(対前年実績108%、除く為替影響108%)、事業利益1,970億円(対前年実績108%、除く為替影響108%)と、いずれも増収増益(新記録更新)を計画。調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等のいずれも増収・増益を見込む。一方、営業利益は1,792億円(対前年実績89%)、税引前当期利益は1,752億円(同89%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,200億円(同89%)を計画。なお、2026年2月末以降の中東情勢の緊迫化により、原油(ドバイ原油110$/BBL)・為替(USD/円158.00、期初から期末まで継続すると仮定)の前提のもと、本業績予想に対し調達面・コスト面で事業利益▲300億円規模の影響が生じる可能性がある。調達先の多様化や広範なコストダウン、市場環境に応じた機動的な価格対応により、業績への影響を最小限に抑制していく方針。

項目(億円)FY26予想(A)FY25実績(B)増減(A-B)前年比
売上高17,23015,837+1,392108%
事業利益1,9701,811+158108%
その他の営業収益/営業費用net計▲178182▲360
営業利益1,7921,994▲20289%
金融収益/金融費用net計▲39▲32▲6
税引前当期利益1,7521,961▲20889%
法人所得税452510▲58
当期利益1,3001,450▲15089%
親会社の所有者に帰属する当期利益1,2001,346▲14689%
非支配持分に帰属する当期利益100103▲396%

株主還元

累進配当政策のもと、FY26(2027年3月期)の配当予想は50円/年(対FY25 +2円、増配予定)。FY25(2026年3月期)実績配当は48円/年(対FY24 +8円)。自己株式取得は、2025年11月6日発表の800億円(上限)・30百万株(上限、発行済株式総数(自己株式除く)に対する割合3.09%)を、取得期間2025年12月1日〜2026年11月30日で実行中。2025年5月8日発表分(1,000億円、約27.9百万株、同割合2.77%)は取得を終了している。3か年の総還元性向は50%〜を目途とする方針。

項目FY26予想FY25実績
配当/株50円/年(対FY25 +2円、増配予定)48円/年(対FY24 +8円)
自己株式取得800億円(上限)、30百万株(上限)、取得期間2025年12月1日〜2026年11月30日、発行済株式総数(自己株式除く)に対する割合3.09%(実行中)2025年5月8日発表分:1,000億円、約27.9百万株、同割合2.77%(取得終了)
3か年総還元性向目安50%〜を目途50%〜を目途(同方針)
成長投資と株主還元(配当・自己株式取得)
出典:味の素 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.39

中期経営計画/トピック

2030ロードマップのASV指標について、FY26業績予想はROE約15%、ROIC(資本コスト超)約11%、オーガニック成長率約9%、EBITDAマージン約17%を計画。FY30計画ではROE約20%、ROIC約17%、オーガニック成長率5%〜(FY26-30)、EBITDAマージン19%を掲げる(FY25実績はROE17.7%、ROIC11.8%、オーガニック成長率3.7%、EBITDAマージン17.1%)。FY26は新執行体制のもと、副社長をCHROに任命し人財資産・組織資産強化を推進するとともに、コーポレート本部を廃止し各部署の執行役が責任を持つ体制へ移行するなど、コーポレート機能・人事制度を見直す。「7つの全社戦略」を掲げ、人財・組織の実行力を高めながらASV経営を進化させ、2030ロードマップの前倒し達成に引き続き挑戦していく方針。

2030ロードマップ ASV指標(FY26予想・FY30計画)
出典:味の素 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.32

※本記事は味の素が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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