※本記事はコメ兵ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社コメ兵ホールディングスは2026年3月期の連結決算を発表した。連結売上高は221,707百万円(前期比139.4%)、営業利益は9,288百万円(同150.4%)、経常利益は8,514百万円(同140.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,488百万円(同114.9%)となり、売上高および各段階利益で過去最高を更新した。個人買取額(連結)は104,079百万円(前期比132.0%)、オークションGMVは106,918百万円(前期比114.9%)といずれも過去最高を記録し、買取強化と小売ファーストの商品供給が業績を牽引した。

連結業績(当期 実績)
売上高は継続的な出店と既存店の成長に伴う買取好調、需要に即した販売活動が奏功し、通期で大幅な増収となった。売上総利益は増収により過去最高を更新し、売上総利益率は21.3%(前期比△0.9pt)となった。販管費は出店・採用・育成等の先行投資により37,862百万円(前期比130.2%)に増加したものの、増収効果で売上高販管費率は着実に低下した。営業利益は売上総利益の積み上げが販管費の増加分を上回り増益を達成。親会社株主に帰属する当期純利益は支払利息の増加や減損損失を計上したものの、増益を確保した。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減 | 前期比 | 計画比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 221,707百万円 | 158,994百万円 | +62,712百万円 | 139.4% | 110.0% |
| 売上総利益 | 47,150百万円 | 35,248百万円 | +11,901百万円 | 133.8% | - |
| 売上総利益率 | 21.3% | 22.2% | △0.9pt | - | - |
| 販売費及び一般管理費 | 37,862百万円 | 29,072百万円 | +8,790百万円 | 130.2% | - |
| 営業利益 | 9,288百万円 | 6,176百万円 | +3,111百万円 | 150.4% | 124.3% |
| 営業利益率 | 4.2% | 3.9% | +0.3pt | - | - |
| 経常利益 | 8,514百万円 | 6,046百万円 | +2,468百万円 | 140.8% | 126.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,488百万円 | 4,777百万円 | +711百万円 | 114.9% | 137.9% |
セグメント別の状況
ブランド・ファッション事業(BF事業)は好調な買取や需要を捉えた小売ファーストの商品供給により増収増益を達成し、売上高215,146百万円(前期比140.5%)、営業利益8,731百万円(同152.7%)となった。タイヤ・ホイール事業(TW事業)は夏用タイヤや自社企画ホイールの海外販売強化により売上高が過去最高となり、暖冬や戦略的投資の影響をこなしつつ4年連続の増収増益を達成し、売上高6,523百万円(前期比111.1%)、営業利益323百万円(同107.6%)となった。不動産賃貸事業は売上高365百万円(前期比101.8%)、営業利益122百万円(同112.9%)。連結売上高に占める構成比はBF事業96.9%、TW事業2.9%、不動産賃貸事業0.2%。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| ブランド・ファッション事業(BF) | 売上高 | 215,146百万円 | 140.5% |
| ブランド・ファッション事業(BF) | 営業利益 | 8,731百万円 | 152.7% |
| タイヤ・ホイール事業(TW) | 売上高 | 6,523百万円 | 111.1% |
| タイヤ・ホイール事業(TW) | 営業利益 | 323百万円 | 107.6% |
| 不動産賃貸事業 | 売上高 | 365百万円 | 101.8% |
| 不動産賃貸事業 | 営業利益 | 122百万円 | 112.9% |

通期業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高252,000百万円、営業利益10,800百万円、営業利益率4.3%。個人買取の強化、小売の強化、法人販売も含めた多様な販売チャネルを活用し、将来の成長に向けた積極投資を継続しつつ、通期での増収増益と過去最高売上高・営業利益の更新を目指すとしている。上期計画は売上高122,000百万円、営業利益4,500百万円、営業利益率3.7%。
| 項目 | 予想(2027年3月期・通期) | 前期(2026年3月期実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 252,000百万円 | 221,707百万円 |
| 営業利益 | 10,800百万円 | 9,288百万円 |
| 営業利益率 | 4.3% | 4.2% |

株主還元
2026年3月期の年間配当は106円(配当性向21.2%、前期は104円・配当性向23.9%)。2027年3月期の年間配当予想は、前期から2円増配となる108円を予定しており、「安定配当」と「増収増益に基づく増配」の継続に今後も注力するとしている。
| 項目 | 前期(2025年3月期)実績 | 当期(2026年3月期)実績 | 次期(2027年3月期)予想 |
|---|---|---|---|
| 年間配当金(1株当たり) | 104円 | 106円 | 108円(予定) |
| 配当性向 | 23.9% | 21.2% | 20.3%(目安) |

中期経営計画
中期経営計画(ローリング方式)では、創業80周年の節目となる2028年3月期に売上高2,800億円・営業利益130億円を通過点とし、2029年3月期には売上高3,100億円・営業利益145億円を目指すとしている(新たなM&A等のインオーガニック成長の数値は含まず)。ブランドリユース売上高世界No.1企業を見据えた成長を掲げている。
※本記事はコメ兵ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。