※本記事はフェスタリアホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フェスタリアホールディングスの2025年8月期(第62期)連結業績は、売上高94.0億円(前期比1.0%増)、売上総利益58.5億円(前期比0.0%)、営業利益2.8億円(前期比7.0%増)となった。経常利益は284百万円(前期比25.8%増)、当期純利益は176百万円(前期比26.9%増)で、増収増益を確保した。原材料価格の高騰により売上総利益率は低下したものの、店舗人材の育成強化による店舗売上の伸長やEC拡大、販管費の減少が寄与した。2026年8月期は売上高101.0億円(前期比7.4%増)、営業利益3.3億円(前期比14.0%増)を見込む。
連結業績(2025年8月期 実績)
原材料高騰により売上総利益率は62.9%から62.3%に低下したが、増収と販管費の減少(前期比99.7%)により営業利益は7.0%増加した。特別損失として店舗閉鎖損失および減損損失18百万円を計上した一方、営業外収益に為替差益41百万円・補助金収入56百万円を計上し、経常利益は25.8%増加した。
| 項目 | 2024年8月期 実績(百万円) | 2025年8月期 実績(百万円) | 増減額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,305 | 9,403 | 97 | 101.0% |
| 売上総利益 | 5,855 | 5,855 | 0 | 100.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 5,585 | 5,565 | △19 | 99.7% |
| 営業利益 | 270 | 289 | 19 | 107.0% |
| 経常利益 | 226 | 284 | 58 | 125.8% |
| 当期純利益 | 139 | 176 | 37 | 126.9% |

商品カテゴリー別の状況
売上高を商品軸でみると、“Wish upon a star®”は原材料価格高騰による値上げの影響もあり前期比5.2%減少した一方、その他商品は消費の二極化を踏まえた品揃え見直しが奏功し前期比3.6%増加した。ブライダル/ファッション軸では、ブライダルが前期比2.3%減少した一方、ファッション・その他は前期比1.7%増加し、ブライダルの落ち込みをファッションがカバーした。
| 区分 | 2024年8月期(百万円) | 2025年8月期(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| Wish upon a star® | 2,691 | 2,551 | △5.2% |
| その他 | 6,614 | 6,852 | +3.6% |
| ブライダル | 1,574 | 1,538 | △2.3% |
| ファッション・その他 | 7,731 | 7,865 | +1.7% |

財政状況
純資産の増加と総資産の減少により自己資本比率は20.4%から22.6%へ2.2ポイント上昇し、財務健全性が改善した。固定負債は社債および長期借入金の減少により676百万円減少した。
| 項目 | 2024年8月期末(百万円) | 2025年8月期末(百万円) | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | 7,349 | 7,189 | △160百万円 |
| 純資産 | 1,537 | 1,664 | 127百万円 |
| 自己資本比率 | 20.4% | 22.6% | +2.2pt |
通期業績予想
2026年8月期は中期経営計画「festaria2030」の初年度として、新基幹システムを中心に成長投資を拡大する方針。基幹システム刷新に伴う一時的なシステム関連費用の増加を見込みつつ、増収増益を目指す。今期よりEBITDA(営業利益+減価償却費)を新たに採用し、実質的な収益力の把握・評価に用いる。
| 項目 | 2025年8月期 実績(百万円) | 2026年8月期 予想(百万円) | 前期比 | 増減額(百万円) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,403 | 10,100 | 107.4% | 697 |
| 営業利益 | 289 | 330 | 114.0% | 41 |
| EBITDA | 465 | 540 | 116.1% | 75 |
| 経常利益 | 284 | 260 | 91.3% | △24 |
| 当期純利益 | 176 | 160 | 90.7% | △16 |

株主還元
中期経営計画ではキャピタル・アロケーション方針として、営業キャッシュフローの最大化を通じて創出したキャッシュを国内店舗・人財・DX・ブランド・商品・海外事業・M&A等へ戦略的に配分するとともに、配当・株主優待の充実や自社株買いによる株主還元、有利子負債の圧縮を進める方針を掲げている。具体的な配当額・配当性向等の数値は資料に開示なし。

中期経営計画「festaria2030」
中期経営計画「festaria2030」では、「想いを未来へつなぐコミュニティ企業」を目指す姿に掲げ、オーガニック成長による2030年8月期の目標として売上高150億円、営業利益15億円を設定。海外事業の拡大とインオーガニック成長については積極的に検討を進めるものの、不確実性が高いため現時点で数値目標は設定していない。
※本記事はフェスタリアホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。