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フルッタフルッタ、2026年3月期は増収も減益 戦略的先行投資で利益率低下

決算サマリー 2026.08.13
フルッタフルッタ、2026年3月期は増収も減益 戦略的先行投資で利益率低下

※本記事はフルッタフルッタが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社フルッタフルッタの2026年3月期(通期)は、売上高3,142百万円(前年同期比123.3%)と増収を達成した。一方、経常利益は126百万円(同△46.2%)、当期純利益は83百万円(同△69.3%)と減益となった。要因は歴史的な円安による仕入れコストの上昇に加え、中国を中心としたアジア輸出事業の本格始動や国内大手コンビニエンスストア・スーパー向け大型導入を見据えた戦略的な在庫確保に伴う物流倉庫保管コスト等の先行投資が挙げられる。期初の通期業績予想(売上高4,000百万円等)に対しては、売上高の達成率78.6%、営業利益の達成率23.6%にとどまった。

目次

連結業績(当期 実績)

決算ハイライト
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.6

売上高は前期比+593百万円(+23.3%)の増収となり、売上総利益も+327百万円(+34.2%)伸長した。一方、販売費及び一般管理費が1,193百万円(前期比+463百万円、+63.4%)と大きく増加し、営業利益94百万円(同△58.9%)、経常利益126百万円(同△46.2%)、当期純利益83百万円(同△69.3%)といずれも減益となった。販管費増加は、中国を中心としたアジア輸出事業および国内大手CVS・SM向け商品導入拡大を見据えた「戦略的先行投資」による。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
売上高3,142百万円2,549百万円+593百万円(+23.3%)
売上総利益1,288百万円960百万円+327百万円(+34.2%)
販売費及び一般管理費1,193百万円730百万円+463百万円(+63.4%)
営業利益94百万円229百万円△135百万円(△58.9%)
経常利益126百万円234百万円△108百万円(△46.2%)
当期純利益83百万円270百万円△187百万円(△69.3%)

セグメント別(事業部門別)の状況

リテール事業、業務用事業、ダイレクトマーケティング(DM)事業、海外事業のいずれの部門も堅調に推移した。アサイーとヨーグルトの組み合わせ提案などにより日常の食習慣としての定着が進んだほか、海外事業は売上高60百万円(前年同期比329.8%)と規模は小さいながら大きく伸長し、アジア市場展開に向けた準備が進んでいる。

セグメント当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)前年同期比
リテール1,365百万円1,096百万円124.5%(+269百万円)
業務用1,364百万円1,132百万円120.5%(+231百万円)
ダイレクトマーケティング(DM)351百万円301百万円116.5%(+49百万円)
海外60百万円18百万円329.8%(+42百万円)
事業部門別売上高
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.9

通期業績予想

2026年3月期の期初業績予想(売上高4,000百万円、営業利益400百万円、経常利益370百万円、当期純利益300百万円)に対し、実績はいずれも未達となった。トップラインは力強く成長し売上総利益も伸長したが、圧倒的な需要に応えるための「攻めの先行投資」(戦略的在庫確保)による物流倉庫保管コストの発生により減益での着地となった。2027年3月期は売上高3,400百万円(前期比+8.2%)、営業利益170百万円(同+80.0%)、経常利益150百万円(同+19.0%)、当期純利益100百万円(同+20.3%)を見込む。着実な成長に向けた準備期間として黒字を堅守する方針。

項目2026年3月期実績2026年3月期業績予想達成率
売上高3,142百万円4,000百万円78.6%
営業利益94百万円400百万円23.6%
経常利益126百万円370百万円34.1%
当期純利益83百万円300百万円27.7%
2026年3月期業績予想との乖離
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.19
項目2026年3月期実績2027年3月期業績予想増減率
売上高3,142百万円3,400百万円+8.2%
営業利益94百万円170百万円+80.0%
経常利益126百万円150百万円+19.0%
当期純利益83百万円100百万円+20.3%
2027年3月期通期業績予想
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.20

株主還元

本資料には配当や自己株式取得等の株主還元方針に関する記載はない。

中期経営計画/トピック

来期成長戦略として、SNSと連携したライブコマースへの参入(売れるネット広告社グループとの協業、越境EC社他1社と契約準備中)、アジア市場への本格参入(台湾はKFS社と総代理店MOUを締結完了、中国はBtoB総代理店契約を準備中)、企業のScope3排出量削減に活用できるサステナブルマッチングプラットフォーム事業の顧客実装(主要顧客と協議中)、24時間稼働の無人ロボット店舗の拡大(当期中に累計設置台数50台を目指す)、アグロフォレストリー体験のエコツーリズム事業の検討を進めている。また、資金調達については合計7,839百万円の調達予定に対し5,746百万円を調達済みで、うち1,692百万円をアサイー・カカオ原材料調達等に充当している(2026年5月14日時点)。

※本記事はフルッタフルッタが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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