※本記事はジェイテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジェイテックは2026年5月27日、2026年3月期(第30期)の決算説明資料を公表した。連結売上高は3,358百万円(前年同期比1.0%減)、経常利益は212百万円(同35.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は147百万円(同35.5%減)となった。1株当たり配当金は13円(普通配当10円・創立30周年記念配当3円)に増配し、配当性向は70.8%。上半期には東証スタンダード市場への市場区分変更を達成した。
連結業績(当期 実績)
売上高は前年同期比1.0%減の3,358百万円。請負と建築分野が不振で横這いにとどまった。売上原価は外注費抑制の一方で人件費増加により同1.8%増の2,282百万円、売上総利益は同6.5%減の1,075百万円。販管費は人件費増加により同2.4%増の840百万円となり、営業利益は同28.6%減の235百万円、経常利益は市場区分変更に伴う関連コスト発生などにより同35.8%減の212百万円(対前年118百万円減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.5%減の147百万円だった。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 対前年増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,358 | 3,393 | -1.0% |
| 売上原価 | 2,282 | 2,242 | 1.8% |
| 売上総利益 | 1,075 | 1,150 | -6.5% |
| 販管費 | 840 | 820 | 2.4% |
| 営業利益 | 235 | 329 | -28.6% |
| 経常利益 | 212 | 330 | -35.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 147 | 228 | -35.5% |
セグメント別(業種別)の状況
セグメント区分の代わりに業種別売上構成を開示。産業用機器関連が全体の25.0%、自動車関連21.8%、情報処理関連14.3%を占め、業種別売上構成比の分散化が継続している。産業用機器関連は近年の半導体関連装置の増加から相対的に高比率となる一方、建築関連は相対的に低下した。
| 業種 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 2024年3月期 |
|---|---|---|---|
| 自動車関連 | 21.8% | 21.5% | 20.0% |
| 航空機・宇宙関連 | 5.8% | 4.0% | 3.1% |
| 産業用機器関連 | 25.0% | 24.5% | 24.2% |
| 精密機器関連 | 3.9% | 3.1% | 3.5% |
| 情報通信機器関連 | 2.8% | 2.9% | 4.0% |
| 電子・電気機器関連 | 7.8% | 8.2% | 6.8% |
| 半導体・集積回路関連 | 6.9% | 6.7% | 6.1% |
| 情報処理関連 | 14.3% | 14.7% | 13.3% |
| 建築関連 | 8.5% | 10.4% | 13.5% |
| その他 | 3.1% | 4.0% | 5.5% |

通期業績予想
会社は2027年3月期単独の業績予想は開示していないが、2027年3月期~2029年3月期を対象とする中期経営計画の業績目標(連結)を提示している。2027年3月期(予想)は売上高3,650百万円、営業利益310百万円、経常利益310百万円、親会社株主に帰属する当期純利益180百万円としており、人員確保と利益率の高い構造への進化を通じた高収益化を目指す。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,650 | 3,358 |
| 営業利益 | 310 | 235 |
| 経常利益 | 310 | 212 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 180 | 147 |

株主還元
1株当たり配当金は13円(普通配当10円、創立30周年記念配当3円)に増配し、配当性向は70.8%、純資産配当率は7.2%。経営成績・財務状況と経済情勢を総合的に勘案し、株主還元を意識して最終利益確保に重点を置く方針で、2027年3月期の配当は現時点で未定としている。
| 決算期 | 配当金 | 配当性向(連結) | 純資産配当率(連結) |
|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 5円 | 24.4% | 3.5% |
| 2025年3月期 | 10円 | 35.1% | 6.1% |
| 2026年3月期 | 13円 | 70.8% | 7.2% |
| 2027年3月期(予想) | - | - | - |

中期経営計画/トピック
2027年3月期~2029年3月期を対象とする中期経営計画では、テクノロジスト700名体制の構築、ROEに重点を置いた財務基盤強化と安定した株主還元、アライアンス・M&Aによる新技術分野進出や事業ポートフォリオの多角化を基本目標に掲げる。第30期には東証スタンダード市場への市場区分変更(グロース市場からの移行、東証・名証重複上場は継続)を達成したほか、リスキリング事業「まなクル」の講座が経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座および厚生労働省の専門実践教育訓練講座の指定を受けた。

※本記事はジェイテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。