キューブシステム

キューブシステム、2026年3月期は増収増益 純利益24.0%増の15.6億円に

決算サマリー 2026.08.23
キューブシステム、2026年3月期は増収増益 純利益24.0%増の15.6億円に

※本記事はキューブシステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

キューブシステムの2026年3月期は、売上高184.9億円(前期比+0.8%)、営業利益15.5億円(同+12.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益15.6億円(同+24.0%)、ROE14.0%となった。DX推進やクラウド移行に対するシステム構築需要は高く、IT投資は拡大基調で推移。一部の高難度プロジェクトにおいて不採算案件が発生したものの、プライム向け事業やSier向け事業での収益性改善により営業増益となった。当期純利益は投資有価証券売却益の計上により大きく伸びた。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高184億9800万円(前期比+0.8%)、営業利益15億5800万円(同+12.9%、営業利益率8.4%)、経常利益15億8100万円(同+13.5%、経常利益率8.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益15億6400万円(同+24.0%、同利益率8.5%)となった。通期予想に対する達成率は売上高94.9%、営業利益89.1%、経常利益89.9%、当期純利益128.2%である。プライム向け事業のデジタル領域およびSier向け事業のSIビジネス領域における収益率向上、海外子会社の収益性改善、退職給付債務の割引率変更による人件費減少が増益要因となった一方、一部高難度プロジェクトにおける体制構築・品質確保対応による不採算案件の増加、開発拠点「品川イノベーションハブ」新設による生産体制拡充、研究開発投資が減益要因となった。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績前期比
売上高(百万円)18,49818,351+0.8%
営業利益(百万円)1,5581,380+12.9%
経常利益(百万円)1,5811,393+13.5%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)1,5641,261+24.0%

事業スタイル別・ビジネスモデル別の状況

事業スタイル別の売上高は、Sier向け事業が140億2800万円(前期比+1.0%)、プライム向け事業が34億7300万円(同△5.2%)、サービス提供事業が9億9600万円(同+24.0%)。プライム向け事業は既存の流通顧客の派生開発が拡大したものの、その他案件の終了により減少。サービス提供事業はクラウド技術を活用したサービスの受注拡大により増加した。営業利益はSier向け事業が9億9800万円(同△4.5%)、プライム向け事業が5億6500万円(同+99.2%)、サービス提供事業が△500万円であった。ビジネスモデル別では、デジタルビジネスが13億1500万円(前期比+62.7%)、SIビジネスが77億3100万円(同+23.9%)と拡大した一方、エンハンスビジネスは94億5100万円(同△16.4%)となった。デジタルビジネスはコンサルティングやAI等の先進技術に関する案件が順調に拡大、SIビジネスはモダナイゼーション案件の拡大が寄与した一方、エンハンスビジネスは一部不採算案件の影響およびデジタル・SIビジネス領域へのシフトにより減少した。

事業スタイル指標2026年3月期実績2025年3月期実績
Sier向け事業売上高(百万円)14,02813,885
Sier向け事業営業利益(百万円)9981,045
プライム向け事業売上高(百万円)3,4733,662
プライム向け事業営業利益(百万円)565283
サービス提供事業売上高(百万円)996803
サービス提供事業営業利益(百万円)△551
合計売上高(百万円)18,49818,351
合計営業利益(百万円)1,5581,380
営業利益の増減要因
出典:2335 キューブシステム 2026年3月期 決算補足説明資料 P.7
ビジネスモデル別 売上高推移
出典:2335 キューブシステム 2026年3月期 決算補足説明資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の業績予想は、売上高200億円(前期比+8.1%)、営業利益18億円(同+15.5%、営業利益率9.0%)、経常利益18億1000万円(同+14.4%、経常利益率9.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益15億円(同△4.1%、同利益率7.5%)としている。IT投資需要は引き続き堅調に推移する見込みで、Sierとの協業推進やクラウドベンダーとの連携強化、新設するシステムコンサルティング室によるプライム向け事業の拡大、生産技術本部AI推進室主導のビジネス変革と収益率向上に取り組む。当期純利益は投資有価証券売却益の縮小を見込み、減益予想としている。事業スタイル別の売上高見通しはSier向け事業145億円(同+3.4%)、プライム向け事業40億円(同+15.2%)、サービス提供事業15億円(同+50.6%)である。

項目2027年3月期予想2026年3月期(実績)前期増減率
売上高(百万円)20,00018,498+8.1%
営業利益(百万円)1,8001,558+15.5%
経常利益(百万円)1,8101,581+14.4%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)1,5001,564△4.1%
事業スタイル別 売上高見通し
出典:2335 キューブシステム 2026年3月期 決算補足説明資料 P.19

株主還元

株主の皆様への更なる利益還元を目指し、連結配当性向50%を目安に、2027年3月期の1株当たり配当金を年46円(中間22.0円、期末24.0円)とする予定である。2026年3月期の1株当たり配当金は年46.0円(中間20.0円、期末26.0円)、配当性向は44.5%、純資産配当率は6.5%であった。

項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予定)
1株当たり配当金(円)35.040.046.046.0
配当性向(%)49.747.744.546.5
純資産配当率(%)5.46.06.56.4
配当金および配当性向の推移
出典:2335 キューブシステム 2026年3月期 決算補足説明資料 P.21

※本記事はキューブシステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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