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クエスト、2026年3月期は売上高13期連続の最高更新 営業利益も8期連続で最高益 利益率は一時費用で低下

決算サマリー 2026.08.23
クエスト、2026年3月期は売上高13期連続の最高更新 営業利益も8期連続で最高益 利益率は一時費用で低下

※本記事はクエストが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

クエストの2026年3月期(2025年度)は、連結売上高17,807百万円(前期比+19.2%)、営業利益1,091百万円(同+3.4%)となり、増収増益を確保した。売上高は13期連続、営業利益は8期連続で過去最高を更新した。一方、創立60周年記念関連事業やセプト社連結に伴うのれん償却等の一時的なコストにより、営業利益率は前期の7.1%から6.1%へ1.0ポイント低下した。純利益は800百万円(同+4.3%)、EBITDAは1,336百万円(同+4.9%)だった。2027年3月期(2026年度)は売上高18,300百万円、営業利益1,260百万円を見込み、引き続き増収増益を計画している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、経常利益1,152百万円(前期比+3.7%)、EBITDA1,336百万円(同+4.9%)となった。営業利益率は6.1%(前期7.1%)、経常利益率は6.5%(前期7.4%)、EBITDA/売上高比率は7.5%(前期8.5%)といずれも前期から低下したが、これは創立60周年記念関連事業やセプト社の子会社化に伴う内部統制強化等の一時的なコスト発生によるものであり、対前年での増収増益自体は達成している。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減額増減率
売上高17,80714,936+2,871+19.2%
営業利益1,0911,055+36+3.4%
営業利益率6.1%7.1%-1.0pt
経常利益1,1521,112+40+3.7%
経常利益率6.5%7.4%-0.9pt
純利益800767+33+4.3%
EBITDA1,3361,273+63+4.9%
EBITDA/売上高7.5%8.5%-1.0pt
2025年度(2026年3月期)通期連結業績と前期比較の一覧表
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.6

顧客産業ポートフォリオ別の状況

同社は事業領域を「重点強化領域」「安定成長領域」「社会課題解決領域」に区分し、顧客産業の需給動向に応じたポートフォリオマネジメントを実践している。2025年度通期累計の売上高は、2社連結(クエスト及びエヌ・ケイ)ベースで163億円、セプト社を含む3社連結ベースでは178億円となった。なお2024年度通期累計の売上高(2社連結)は149億円だった。

2社連結での前年同期比較では、いずれの領域もバランスよく成長した。セプト社の連結効果により、3社連結では安定成長領域が伸長した。増収要因として、半導体分野(メモリ)におけるシステム開発案件の規模拡大、セプト社連結化に伴う製造・金融・情報通信分野の顧客増加、公共・社会分野向けインフラサービスの案件拡大、移動・物流分野向けサービス提供拡大が挙げられている。

前年度比較による営業利益の増減要因分析(人材投資・ソリューション投資・セプト連結化・創立60周年関連費用等)
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.9

通期業績予想(2027年3月期)

会社は2027年3月期(2026年度)について、売上高14期連続、営業利益9期連続の過去最高更新を予想している。

項目予想(2027年3月期)実績(2026年3月期)増減額増減率
売上高18,30017,807+493+2.8%
営業利益1,2601,091+169+15.4%
営業利益率6.9%6.1%+0.8pt
経常利益1,2851,152+133+11.5%
経常利益率7.0%6.5%+0.5pt
純利益856800+56+6.9%
EBITDA1,4911,336+155+11.6%
EBITDA/売上高8.2%7.5%+0.7pt
2027年3月期(2026年度)通期業績見通しと前期実績との比較表
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.11

株主還元

配当については連結配当性向35%以上、DOE4.0%以上を目安とし、業績に応じた利益還元と将来への成長投資・不測の事態への備えとのバランスを図りながら、安定的かつ継続的な配当水準の維持・向上を基本方針としている。2026年3月期の期末配当は一株当たり58円(普通配当5円増配)とし、2027年3月期は一株当たり61円(普通配当3円増配予定)を計画している。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
期末配当(一株当たり)58円61円
連結配当性向目安35%以上35%以上
DOE目安4.0%以上4.0%以上
株主還元方針と年間配当金の推移を示すスライド
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.14

中期経営計画(Quest Vision 2030)の進捗

同社は中長期経営計画「Quest Vision 2030」のもと、2030年度に売上高200億円超、企業価値250億円超を目指す姿を掲げている。2026年度(2027年3月期)は、2024-26年度を対象とする第2期中期経営計画の最終年度に位置づけられ、成長領域への先行投資と並行して収益力の更なる向上を目指す方針である。

収益構造転換の指標であるソリューションサービス比率は、2023年度実績の約20%から2025年度実績で約22%まで上昇した。セプト社の連結化等によるコアサービスの拡大や、一部ソリューションサービスの立ち上げ遅延により、2026年度の目標比率26%に対しては道半ばの状況にあるが、2030年度には30%への引き上げを目指している。

時点ソリューションサービス比率
2023年度(FY23)実績約20%
2025年度(FY25)実績約22%
2026年度(FY26)目標26%
2030年度(FY30)目標30%

※本記事はクエストが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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