※本記事はフォーサイドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フォーサイドの2025年12月期は、営業収益が前年比163.8%増の8,748百万円となった。プライズ事業の受注が好調に推移したほか、イベント事業での大型イベント開催、AI関連事業におけるGPUサーバー販売の売上貢献、当第2四半期に開始した総合人材サービス事業や当第3四半期に事業拡大した物流関連事業の受注も堅調に推移し、前年同期に撤退した不動産関連事業の売上減を上回る大幅な増収となった。営業利益は前年比921.6%増の463百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同683.9%増の440百万円となり、いずれも前年同期を大きく上回った。
連結業績(2025年12月期 実績)
不動産関連事業から撤退したことで貸倒引当金繰入額を含む販売管理費を大幅に圧縮したほか、プライズ事業が好調に推移し、総合人材サービス事業、物流関連事業でも堅調に利益を獲得した。AI関連事業は複数の同業他社の参入があったものの一定の利益を確保した。以下は連結業績のサマリーである(単位:百万円)。
| 項目 | 2024年度(通期) | 2025年度(通期) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 5,340 | 8,748 | 163.8% |
| 売上総利益 | 1,818 | 2,019 | 111.1% |
| 販売管理費 | 1,767 | 1,555 | 88.0% |
| 営業利益 | 50 | 463 | 921.6% |
| 経常利益 | 47 | 479 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 64 | 440 | 683.9% |
セグメント別の状況
プライズ事業は外国人観光客の増加による需要やキャラクターグッズ・雑貨系商材の受注好調、コスト低減により増収増益となった。コンテンツ事業は電子書籍サイト「モビぶっく」での新規顧客獲得や顧客継続率を高める施策により増収、損失も改善した。イベント事業は第2四半期に開催した大型イベントが盛況で増収、損失も改善した。マスターライツ事業は「Popteen専属モデルオーディション」「ポップキューフェス2025」等のイベント開催で収益獲得に努めたが、「Cuugal」の発行部数減少傾向により減収となったものの、制作コスト・販管費の削減で損失は改善した。AI関連事業はGPUサーバーの販売やAIを活用した退院サマリー自動作成ツールの納品完了により増収増益となった一方、複数の同業他社のGPUサーバー販売への参入で受注が大きく減少し、第4四半期の営業収益は減少、新規受注はゼロ件となった。物流関連事業は貨物利用運送事業の取扱高が減少したものの安定的に利益を獲得し、一般貨物自動車運送事業はドライバー・車両台数の拡大により増収増益となった。総合人材サービス事業は2025年3月に子会社を買収し4月から事業を開始、既存・新規顧客の開拓やITソリューション事業での大型案件獲得等により売上高・利益が堅調に推移したが、のれん償却費が利益を圧迫した。

財政状態
2025年3月31日に株式会社antzを買収したことにより資産・負債が増加した。現金及び預金の増加824百万円、のれんの増加281百万円、受取手形・売掛金及び契約資産の増加256百万円、保険積立金の増加155百万円、前渡金の減少344百万円等により、資産は前連結会計年度末に比べ1,146百万円増加し4,712百万円となった。負債は長期借入金の増加369百万円、未払金の増加209百万円、1年以内返済予定の長期借入金の増加165百万円、その他流動負債の増加109百万円、前受金の減少293百万円等により568百万円増加し1,634百万円となった。純資産は資本剰余金の減少47百万円、自己株式の減少184百万円及び親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加440百万円等により577百万円増加し3,077百万円となった。なお、2026年1月31日現在の発行済株式総数は43,687,704株(うち自己株式96,274株)である。
| 項目 | 2024年度末 | 2025年度末 | 増減金額 |
|---|---|---|---|
| 資産 | 3,565 | 4,712 | 1,146 |
| 負債 | 1,065 | 1,634 | 568 |
| 純資産 | 2,499 | 3,077 | 577 |

2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の連結業績見通しは、連結営業収益5,998百万円、連結営業利益108百万円としており、2025年12月期実績を下回る水準となっている。AI関連事業は競争激化に伴いGPUサーバー販売事業を縮小し、AIを活用した新たなDXツールの開発の提案や開発を行う体制構築を実施し、早急な収益の立て直しを図るとしている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) |
|---|---|---|
| 連結営業収益 | 5,998 | 8,748 |
| 連結営業利益 | 108 | 463 |


株主還元
本資料には配当や自己株式取得等の株主還元に関する記載はない。
グループ概要
フォーサイドグループの持株会社である株式会社フォーサイドは2000年3月31日設立、2002年10月10日にJASDAQ上場(証券コード2330)。資本金は10,000,000円(2026年2月13日現在)。主な子会社は、プライズゲーム用景品の企画・製作・販売やイベント企画・運営を行う株式会社ブレイク、総合人材サービス・運送・ITソリューション事業を行う株式会社antz、一般貨物自動車運送事業・貨物利用運送事業を行う株式会社エム、電子書籍配信・出版事業を行う株式会社ポップティーン、AIツール開発・AI開発支援用サーバー販売を行う株式会社AI Tech Solutionsである。
※本記事はフォーサイドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。