柿安本店

柿安本店、2026年4月期は減収減益 純利益は15.7%増

決算サマリー 2026.08.23
柿安本店、2026年4月期は減収減益 純利益は15.7%増

※本記事は柿安本店が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

柿安本店は2026年4月期の連結業績を発表した。売上高は36,072百万円(前年比△0.1%)とほぼ前年並みにとどまり、原材料の高騰などを受けて営業利益は1,426百万円(前年比△4.9%)、経常利益は1,473百万円(前年比△4.2%)といずれも減益となった。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は811百万円(前年比+15.7%)と増益を確保した。

目次

連結業績(2026年4月期 実績)

売上高は前年比△0.1%(△32百万円)とほぼ横ばいだったが、期初予想に対しては△0.9%(△328百万円)下回った。売上原価は原材料の高騰により前年比+1.3%(+212百万円)増加し、売上高比率は46.4%となった。営業利益は前年比△4.9%(△74百万円)の1,426百万円、経常利益は前年比△4.2%(△65百万円)の1,473百万円。一方で親会社株主に帰属する当期純利益は前年比+15.7%(+110百万円)の811百万円となった。

項目2026年4月期実績前年比増減期初予想比増減
売上高36,072百万円△0.1%(△32百万円)△0.9%(△328百万円)
売上原価16,737百万円(売上比46.4%)+1.3%(+212百万円)+0.8%(+137百万円)
販管費17,908百万円(売上比49.6%)△0.9%(△171百万円)△2.1%(△392百万円)
営業利益1,426百万円(売上比4.0%)△4.9%(△74百万円)△4.9%(△74百万円)
経常利益1,473百万円(売上比4.1%)△4.2%(△65百万円)△4.9%(△77百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益811百万円(売上比2.2%)+15.7%(+110百万円)△4.5%(△39百万円)

利益減少の要因として、既存店の増益に対し、原材料の高騰が△385百万円と最大の押し下げ要因になったことを挙げている。このほか出店・改装・退店による影響が+155百万円、工場関連が+71百万円、間接部門が△2百万円、その他が△17百万円と説明している。

セグメント別の状況

精肉事業は売上高13,573百万円(前年比△1.7%)、セグメント利益1,020百万円(前年比+31.3%)と増益。惣菜事業は売上高12,821百万円(前年比+0.1%)、セグメント利益916百万円(前年比△21.8%)と減益。和菓子事業は売上高6,852百万円(前年比+3.3%)、セグメント利益388百万円(前年比△0.2%)とほぼ横ばい。レストラン事業は売上高1,298百万円(前年比△3.4%)、セグメント損失△21百万円(前年は△1百万円の損失)と損失が拡大。食品事業は売上高1,525百万円(前年比+2.1%)、セグメント利益99百万円(前年比△30.6%)となった。

セグメント2026年4月期売上高2026年4月期セグメント利益前年比増減(利益)
精肉事業13,573百万円1,020百万円+31.3%(+243百万円)
惣菜事業12,821百万円916百万円△21.8%(△256百万円)
和菓子事業6,852百万円388百万円△0.2%(△1百万円)
レストラン事業1,298百万円△21百万円-(△20百万円)
食品事業1,525百万円99百万円△30.6%(△44百万円)
合計36,072百万円1,426百万円△4.9%(△74百万円)
柿安本店 2026年4月期セグメント概要
出典:2026年4月期 決算説明会資料 P.4

出退店及び改装の状況

2026年4月期は出店3店・退店15店・改装6店を実施し、期末店舗数は325店となった。2027年4月期計画では出店5店・退店2店・改装7店を予定し、期末店舗数は328店を計画している。

区分事業出店退店改装期末店舗数
2026年4月期実績精肉事業1338
2026年4月期実績惣菜事業14389
2026年4月期実績和菓子事業132178
2026年4月期実績レストラン事業511
2026年4月期実績食品事業19
2026年4月期実績合計3156325
2027年4月期計画精肉事業139
2027年4月期計画惣菜事業1490
2027年4月期計画和菓子事業311180
2027年4月期計画レストラン事業1210
2027年4月期計画食品事業9
2027年4月期計画合計527328

通期業績予想(2027年4月期)

2027年4月期の連結業績予想は、売上高36,000百万円(前年比△0.2%)、営業利益1,400百万円(前年比△1.9%)、経常利益1,450百万円(前年比△1.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(前年比△1.4%)としている。

項目2027年4月期予想前年差異前年比増減
売上高36,000百万円△72百万円△0.2%
売上原価16,720百万円(売上比46.4%)△17百万円△0.1%
販管費17,880百万円(売上比49.7%)△28百万円△0.2%
営業利益1,400百万円(売上比3.9%)△26百万円△1.9%
経常利益1,450百万円(売上比4.0%)△23百万円△1.6%
親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(売上比2.2%)△11百万円△1.4%
柿安本店 2027年4月期業績予想
出典:2026年4月期 決算説明会資料 P.6

今後の取り組みについて

成長に向けて「既存事業の収益改善」「料亭業態強化」「新業態の挑戦」「販路拡大」「外販事業拡大」「ECサイト強化」を短期の取り組みとし、中長期では海外進出・M&Aを掲げる「8つの戦略」を示している。新業態では高速道路サービスエリア・パーキングエリアへの出店を進めており、EXPASA御在所・海老名・足柄、Pasar守谷・幕張などに柿次郎(和菓子+弁当)やグリル、惣菜の店舗を展開している。外販事業では「瓶詰シリーズ」第2弾の販売開始や「プレミアム カレー シリーズ」の販路拡大を進め、ECサイトでは柿安オンラインストアで牛鍋弁当や『三重柿安牛』の特別販売、SNSを活用した顧客拡大などの施策を挙げている。

柿安本店 成長に向けた8つの戦略
出典:2026年4月期 決算説明会資料 P.8

創業155周年について

創業155周年の取り組みとして、独自ブランドの再強化を掲げ、『三重柿安牛』や『プレミアムあぐ~』の希少性と付加価値を訴求し、販売力を強化するとしている。

柿安本店 創業155周年の取り組み
出典:2026年4月期 決算説明会資料 P.12

※本記事は柿安本店が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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