※本記事は日清製粉グループ本社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社日清製粉グループ本社は2026年5月14日、2026年3月期(2025年度)の連結業績を発表した。売上高は8,650億円(前期比101.6%)、営業利益は467億円(同100.7%)、経常利益は514億円(同104.4%)と増収増益となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は326億円(同94.0%)と前期を下回った。2027年3月期(2026年度)の業績予想は売上高8,700億円、営業利益460億円、当期純利益410億円。1株当たり配当額は2026年3月期の60.0円から2027年3月期は65.0円への増配を計画している。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の売上高は8,650億円で前期比+135億円(101.6%)増加した。営業利益は467億円(前期比+3億円、100.7%)、経常利益は514億円(同+22億円、104.4%)といずれも増益となった。特別損益では投資有価証券売却益107億円を計上した一方、インドイースト事業の減損損失88億円、日清製粉岡山・坂出工場等の工場閉鎖損失20億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は326億円(前期比△21億円、94.0%)となった。自己資本当期純利益率(ROE)は6.5%、自己資本比率は61.1%。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 前年差 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,650億円 | 8,515億円 | +135億円 | 101.6% |
| 営業利益 | 467億円 | 464億円 | +3億円 | 100.7% |
| 経常利益 | 514億円 | 492億円 | +22億円 | 104.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 326億円 | 347億円 | △21億円 | 94.0% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 113.33円 | 117.33円 | – | – |
| 自己資本当期純利益率(ROE) | 6.5% | 7.0% | – | – |
| 自己資本比率 | 61.1% | 61.4% | – | – |

セグメント別の状況(事業別)
セグメント別売上高は、製粉が国内小麦粉の粉価改定や海外売上高の減少により4,285億円(前期比96.6%)と減収となった一方、食品は加工食品売上やオリエンタル酵母工業の売上増加により2,166億円(同105.0%)、中食・惣菜は1,646億円(同105.4%)、その他は設備工事売上(日清エンジニアリング他)の増加により553億円(同121.4%)と、それぞれ増収となった。営業利益は、全社共通費用の配賦基準変更を補正した前期実績との比較で、製粉が海外営業利益の減少等により277億円(同94.3%)、食品が82億円(同149.6%)、中食・惣菜が57億円(同102.1%)、その他が55億円(同89.1%)だった。
| セグメント | 売上高(2026年3月期) | 前年比 | 営業利益(2026年3月期) | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 製粉 | 4,285億円 | 96.6% | 277億円 | 94.3% |
| 食品 | 2,166億円 | 105.0% | 82億円 | 149.6% |
| 中食・惣菜 | 1,646億円 | 105.4% | 57億円 | 102.1% |
| その他 | 553億円 | 121.4% | 55億円 | 89.1% |
| 連結合計 | 8,650億円 | 101.6% | 467億円 | 100.7% |


通期業績予想(2027年3月期)
会社が公表した2027年3月期(2026年度)の業績予想は、売上高8,700億円(前期比100.6%)、営業利益460億円(同98.5%)、経常利益490億円(同95.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益410億円(同125.8%)。営業利益はセグメント別に見ると、製粉・食品・その他で前期実績を下回る見込みで、このうち中東情勢の影響が△15億円含まれるとしている。1株当たり当期純利益(EPS)予想は146.59円。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,700億円 | 8,650億円 | 100.6% |
| 営業利益 | 460億円 | 467億円 | 98.5% |
| 経常利益 | 490億円 | 514億円 | 95.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 410億円 | 326億円 | 125.8% |
| 1株当たり当期純利益(EPS)予想 | 146.59円 | 113.33円 | – |

株主還元
2026年3月期の1株当たり配当額は60.0円(前期55.0円)で、配当性向は52.9%。自己株式の取得による支出は179億円だった。2027年3月期は1株当たり配当額65.0円、配当性向44.3%を計画している。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり配当額 | 60.0円 | 65.0円 |
| 配当金の総額 | 171億円 | – |
| 配当性向 | 52.9% | 44.3% |
| 自己株式の取得による支出 | 179億円 | – |
※本記事は日清製粉グループ本社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。