※本記事はシンカが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社シンカ(証券コード:149A)は2025年12月期の通期決算を発表した。積極的な成長投資を継続した結果、売上高は1,464百万円(前年同期比+18.8%)、売上総利益は1,199百万円(同+18.1%)と増収を確保した一方、営業利益は60百万円(同△23.0%)となり増収減益となった。当期純利益は42百万円(同+167.2%)と大きく増加した。主要KPIも拠点数・顧客数・ARR・ARPA・ARPUのいずれも前年同期比で増加し、事業は順調に拡大している。
業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の通期実績は、顧客獲得効率の改善により売上高・売上総利益がともに前年比+18%台の成長となった。一方、営業利益は成長投資に伴う費用計上により前年同期比△23.0%の減益となった。当期純利益は税金費用が想定を下回ったことなどから前年同期比+167.2%の42百万円となった。
| 項目 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,464百万円 | 1,232百万円 | +18.8% |
| 売上総利益 | 1,199百万円 | 1,015百万円 | +18.1% |
| 営業利益 | 60百万円 | 78百万円 | △23.0% |
| 営業利益率 | 4.1% | 6.3% | △2.2pt |
| 当期純利益 | 42百万円 | 16百万円 | +167.2% |

主要KPIの状況
顧客基盤の拡大とアップセルの進展により、主要KPIはいずれも成長を継続した。アクティブユーザー拠点数は6,202拠点(前年同期比+9.8%)、顧客数は3,182社(同+10.1%)、拠点あたり単価を示すARPAは19,557円(同+11.7%)、顧客単価ARPUは38,119円(同+11.4%)となった。ストック収益であるARRは1,455百万円(同+22.7%)に達した。
| 指標 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| ARR | 1,455百万円 | 1,186百万円 | +22.7% |
| ARPA | 19,557円 | 17,503円 | +11.7% |
| ARPU | 38,119円 | 34,218円 | +11.4% |
| 顧客数 | 3,182社 | 2,889社 | +10.1% |
| アクティブユーザー拠点数 | 6,202拠点 | 5,648拠点 | +9.8% |

通期業績予想(2026年12月期)
会社は2026年12月期を「非連続な成長への転換点」と位置づけ、大胆な成長投資を計画する。売上高は上場後で最も高い26.9%の成長となる1,858百万円を計画する一方、成長投資額は前年比+174.1%の984百万円に達する見込みで、営業利益は△579百万円、当期純利益は△546百万円と、いずれも一時的な赤字を予定する。成長投資を優先するため配当は無配を計画する。
| 項目 | 予想(2026年12月期) | 前期実績(2025年12月期) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,858百万円(+26.9%) | 1,464百万円 |
| 売上総利益 | 1,466百万円(+22.3%) | 1,199百万円 |
| 営業利益 | △579百万円 | 60百万円 |
| 当期純利益 | △546百万円 | 42百万円 |
| 配当 | 0円(無配) | – |

成長投資の内訳(2026年12月期計画)
2026年12月期の成長投資984百万円の内訳は、AI投資3.50億円、営業人材投資2.00億円、その他人材投資1.50億円、広告宣伝費1.00億円、カイクラ研究開発費1.85億円である。投資資金は上場時のキャッシュインを含む自己資金を活用し、外部調達の抑制を基本方針とする。
| 投資項目 | 金額(2026年12月期計画) |
|---|---|
| AI投資 | 3.50億円 |
| 営業人材投資 | 2.00億円 |
| その他人材投資 | 1.50億円 |
| 広告宣伝費 | 1.00億円 |
| カイクラ研究開発費 | 1.85億円 |

株主還元
2026年12月期は成長投資を優先するため、配当は0円(無配)を計画する。
中期経営計画(Thinca VISION 2030)
会社は2030年12月期の目標として、売上高6,500百万円以上、営業利益1,500百万円以上、PER15倍以上を掲げ、顧客価値拡大と将来キャッシュフローの積み上げの結果として時価総額100億円の早期達成を目指す方針を示している。
※本記事はシンカが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。