※本記事はキャンディルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
キャンディルの2025年9月期の連結業績は、売上高13,860百万円(前期比104.8%)、営業利益420百万円(同117.1%)、経常利益417百万円(同119.1%)、当期純利益196百万円(同142.3%)となり、増収増益で着地した。リペアサービス、住環境向け建築サービス、商環境向け建築サービスの全サービスが堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。人的投資やシステム投資、賞与制度改定などによる費用増加があったものの、主力サービスの増収により売上総利益が増加し、営業利益以下の各段階利益は業績予想を上回って着地した。
連結業績(2025年9月期 実績)
売上高は通期業績予想13,900百万円には届かなかったものの、前期比を上回る13,860百万円となった。売上総利益は5,013百万円(前期比106.9%)、売上総利益率は36.2%(前期比+0.7pt)となり、主要サービスの増収が寄与した。販売管理費は4,592百万円(同106.0%)に増加したが、人件費の増加(+167百万円)やシステム投資などの人件費以外の増加(+92百万円)を売上総利益の増加でカバーし、営業利益は420百万円(前期比117.1%、業績予想比102.6%)となった。のれん償却前経常利益は609百万円(同112.4%)、ROEは6.8%(前期比+1.8pt)となった。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年9月期 | 増減額 | YoY |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,860百万円 | 13,224百万円 | +636百万円 | 104.8% |
| 売上総利益 | 5,013百万円 | 4,691百万円 | +321百万円 | 106.9% |
| 販売管理費 | 4,592百万円 | 4,332百万円 | +260百万円 | 106.0% |
| 営業利益 | 420百万円 | 359百万円 | +61百万円 | 117.1% |
| 経常利益 | 417百万円 | 350百万円 | +67百万円 | 119.1% |
| 当期純利益 | 196百万円 | 137百万円 | +58百万円 | 142.3% |
| のれん償却前経常利益 | 609百万円 | 542百万円 | +67百万円 | 112.4% |
| のれん償却前当期純利益 | 388百万円 | 330百万円 | +58百万円 | 117.7% |

サービス区分別の状況
サービス区分別では、商環境向け建築サービスが4,551百万円(前期比106.7%)、住環境向け建築サービスが4,148百万円(同106.5%)となり、いずれも過去最高の売上高を更新した。商環境向け建築サービスは店舗・商業施設に加えホテルや医療施設、オフィスなどの内装工事(大型・高額案件)が増加したことが寄与した。住環境向け建築サービスは、定期点検の好調と引渡し前検査(戸建て・集合住宅)の増加が牽引した。リペアサービスは4,493百万円(同102.6%)で前期並みに推移し、値上げ効果による受注単価の上昇と稼働効率の改善による生産性向上が延べ人工数の減少を補った。商材販売は667百万円(同97.6%)で前期を下回った。
| サービス区分 | 2025年9月期 | 2024年9月期 | 増減額 | YoY |
|---|---|---|---|---|
| リペアサービス | 4,493百万円 | 4,381百万円 | +112百万円 | 102.6% |
| 住環境向け建築サービス | 4,148百万円 | 3,894百万円 | +253百万円 | 106.5% |
| 商環境向け建築サービス | 4,551百万円 | 4,264百万円 | +286百万円 | 106.7% |
| 商材販売 | 667百万円 | 684百万円 | ▲16百万円 | 97.6% |

通期業績予想(2026年9月期)
2026年9月期は、全サービス堅調予測のもと、増収増益を計画し、過去最高の売上高・営業利益を目指す。売上高は15,000百万円(前期比108.2%)、営業利益は480百万円(同114.1%)、経常利益は460百万円(同110.2%)、当期純利益は200百万円(同101.8%)を計画している。住宅市場は新築需要の減少を見込む一方、ストック領域の受注環境は堅調と想定し体制強化で受注増加を見込む。商環境市場も受注環境は堅調と想定し体制強化で需要取り込みを見込む。費用面では人的投資、システム投資、業務改善、子会社の移転などによる費用増加を見込んでいる。
| 項目 | 2026年9月期予想 | 2025年9月期(実績) | 増減額 | YoY |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,000百万円 | 13,860百万円 | +1,139百万円 | 108.2% |
| リペアサービス | 4,550百万円 | 4,493百万円 | +56百万円 | 101.3% |
| 住環境向け建築サービス | 4,550百万円 | 4,148百万円 | +401百万円 | 109.7% |
| 商環境向け建築サービス | 5,200百万円 | 4,551百万円 | +648百万円 | 114.3% |
| 商材販売 | 700百万円 | 667百万円 | +32百万円 | 104.8% |
| 営業利益 | 480百万円 | 420百万円 | +59百万円 | 114.1% |
| 経常利益 | 460百万円 | 417百万円 | +42百万円 | 110.2% |
| 当期純利益 | 200百万円 | 196百万円 | +3百万円 | 101.8% |

株主還元
配当金は、2025年9月期が期末配当8円(年間配当8円)であったのに対し、2026年9月期は期末配当10円(年間配当10円)を予定しており、1株当たり2円の増配となる見通しである。中間配当は両期とも0円である。また、株主優待制度として、保有株式数に応じてQUOカード(3,000円分〜5,000円分)を贈呈している。現時点で株主還元方針の変更予定はないが、今後の経営成績により変更する可能性があるとしている。
| 項目 | 2025年9月期 | 2026年9月期予想 |
|---|---|---|
| 中間配当 | 0円 | 0円 |
| 期末配当 | 8円 | 10円 |
| 年間配当 | 8円 | 10円 |

中期経営計画・今後の方針
キャンディルは、2028年9月期に売上高200億円(最小値190億円〜最大値210億円)を目標に掲げ、事業成長を目指す。今後の方針として、①売価アップの推進(価格設定・契約条件の見直し、既存顧客への値上げ交渉)、②労働力・施工力の拡大(自社技術者・協力会社・FCの全方向での拡大)、③生産性の向上(現場の稼働効率向上、オペレーション体制の改善)、④アライアンスの推進、⑤人的資本経営への取り組み強化を重点施策として掲げている。
※本記事はキャンディルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。