※本記事はベステラが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ベステラは2026年1月期の連結決算で、売上高11,140百万円(前期比242百万円増、2.2%増)、営業利益741百万円(同367百万円増、98.3%増)といずれも過去最高を達成した。積算体制の整備により売上総利益率は17.3%から20.1%へ改善し、親会社株主に帰属する当期純利益は732百万円(同322百万円増、78.8%増)となった。受注環境も良好で、期末時点の受注残高(期末繰越工事高)は8,512百万円と過去最高を更新した。2027年1月期は売上高13,000百万円(16.7%増)、営業利益1,000百万円(34.9%増)を見込み、4期連続の増収増益を目指す。
連結業績(2026年1月期 実績)
売上高は下半期から大型工事の進捗が本格化し、前年同期比242百万円の増収となった。見積精度の向上や選択受注の推進によって売上総利益率が20%を上回る水準まで改善し、営業利益は前年同期比367百万円の増益。親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却益計上などにより同322百万円の増益となった。
| 項目 | 2026年1月期 | 2025年1月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,140百万円 | 10,897百万円 | 242百万円増(2.2%増) |
| (うち完成工事高) | 10,818百万円 | 10,595百万円 | 223百万円増(2.1%増) |
| 売上総利益 | 2,237百万円(利益率20.1%) | 1,890百万円(利益率17.3%) | 346百万円増(18.4%増) |
| 営業利益 | 741百万円(利益率6.7%) | 373百万円(利益率3.4%) | 367百万円増(98.3%増) |
| 経常利益 | 763百万円(利益率6.9%) | 592百万円(利益率5.4%) | 171百万円増(29.0%増) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 732百万円(利益率6.6%) | 409百万円(利益率3.8%) | 322百万円増(78.8%増) |

大型工事の売上債権入金や政策保有株式の売却などで得た資金を借入金返済に充てた結果、財務健全性が向上し、自己資本比率は前期末比20.9ポイント改善の64.8%となった。2026年1月期は現預金が有利子負債を上回っており、実質無借金の状態となっている。
受注・完成工事高の状況
今期途中より選択受注の方針へ切り替えたものの、極めて良好な受注環境の中で営業リソースを効率的に配分したことにより、大型工事の受注を多数獲得した。大型工事が順調に進捗している中で、期末時点において過去最高の受注残高を達成した。第4四半期会計期間では、製鉄業界で継続して大型案件の受注を獲得しているほか、電力業界でも大型案件を受注している。
| 項目 | 2026年1月期 | 2025年1月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 期首繰越工事高 | 7,197百万円 | 7,087百万円 | 110百万円増(1.6%増) |
| 受注工事高 | 12,132百万円 | 10,705百万円 | 1,427百万円増(13.3%増) |
| 完成工事高 | 10,818百万円 | 10,595百万円 | 223百万円増(2.1%増) |
| 期末繰越工事高(受注残高) | 8,512百万円 | 7,197百万円 | 1,314百万円増(18.3%増) |

通期業績予想(2027年1月期)
2027年1月期の業績予想は、売上高13,000百万円(16.7%増)、営業利益1,000百万円(34.9%増)を予定しており、4期連続となる増収増益を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益の業績予想値は、現時点において政策保有株式の売却益を見込んでいない。
| 項目 | 2027年1月期予想 | 2026年1月期(実績) | 対前年増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,000百万円 | 11,140百万円 | 16.7%増 |
| 営業利益 | 1,000百万円 | 741百万円 | 34.9%増 |
| 経常利益 | 1,020百万円 | 763百万円 | 33.6%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 700百万円 | 732百万円 | 4.4%減 |
| 1株当たり当期純利益 | 79.00円 | 81.35円 | ― |
| ROE | 14.0% | 14.3% | ― |

株主還元
2027年1月期は、前期の記念配当分を減配せず普通配当として維持することとし、1株当たり年間配当は40円(全額普通配当)を予定している。普通配当については累進配当を基本方針とし、配当性向40%、DOE3.5%以上を目安(ROEは13%以上を目標)とする。
| 項目 | 2027年1月期予想 | 2026年1月期実績 |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 40円(全額普通配当) | 40円(うち記念配当10円) |
| 配当性向 | 50.6% | 49.2% |
| DOE | 6.5% | 7.1% |

中期経営計画「中期経営計画2030」
前中期経営計画「脱炭素アクションプラン2025」(2024年1月期~2026年1月期)では、当初計画の売上高100億円を1年前倒しで達成し、中計期間を通じて増収増益となった。一方、目標とする営業利益率10%は未達で、収益力の改善に余地があるとしている。新たに策定した「中期経営計画2030」では、2031年1月期に売上高300億円(5年で約3倍)、営業利益33億円(営業利益率11%)、ROE20%以上を成長目標に掲げ、「脱炭素解体Ⓡの工法開発とAI活用による競争力強化」「プラント集積地域への拠点拡大による成長加速」「海外市場探索と将来展開への基盤整備」を重点施策とする方針を示している。
※本記事はベステラが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。