※本記事はノーリツが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ノーリツの2025年12月期(通期・累計)連結業績は、売上高2,020億円(前年差△1億円)、営業利益43億円(同+19億円)、経常利益55億円(同+20億円)、親会社株主に帰属する当期純利益33億円(同△10億円)だった。国内は価格改定および環境配慮型商品の販売拡大により増収、原価改善と高付加価値商品で増益を確保した。海外は中国の市況低迷が続き減収となったが、北米の回復・豪州の好調により増益となり、全体では減収増益となった。2026年12月期は売上高2,100億円、営業利益45億円、純利益86億円を計画している。
連結業績(当期 実績)
通期累計の連結業績は、売上高が前年差△154百万円(△0.1%)とほぼ横ばいだった一方、営業利益は+1,904百万円(+79.5%)、経常利益は+1,964百万円(+54.9%)と大きく伸長した。一方で親会社株主に帰属する当期純利益は△1,024百万円(△23.4%)の減益となった(単位:百万円)。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 202,049 | 202,204 | △154(△0.1%) |
| 営業利益 | 4,300 | 2,395 | +1,904(+79.5%) |
| 経常利益 | 5,544 | 3,579 | +1,964(+54.9%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,358 | 4,383 | △1,024(△23.4%) |

セグメント別(国内事業/海外事業)の状況
国内事業は温水空調の環境配慮型商品が伸長し、住宅用・非住宅用ともに増収、厨房はビルトインコンロの中級・普及型に課題を残しやや減収となった。海外事業は中国が市況低迷の継続により減収となったが費用コントロールで増益、北米は全分野で販売が好調となり通期黒字化を達成、豪州はタンクレス・ヒートポンプが好調で増収増益となった(単位:百万円)。
| 分野 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 温水空調 | 111,356 | 108,249 | +3,107(+2.9%) |
| 内 住宅用 | 101,414 | 99,158 | +2,256(+2.3%) |
| 内 非住宅用 | 9,942 | 9,091 | +851(+9.4%) |
| 厨房 | 16,448 | 16,747 | △298(△1.8%) |
| その他 | 8,943 | 8,489 | +453(+5.3%) |
| 国内事業 売上高計 | 136,748 | 133,486 | +3,261(+2.4%) |
| 国内事業 営業利益 | 2,121 | 1,364 | +757(+55.5%) |
| エリア | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 中国 | 売上高 | 32,227 | 37,631 |
| 中国 | 営業利益 | 235 | 36 |
| 北米 | 売上高 | 19,206 | 17,285 |
| 北米 | 営業利益 | 519 | △156 |
| 豪州 | 売上高 | 11,837 | 11,799 |
| 豪州 | 営業利益 | 1,310 | 1,007 |
| その他 | 売上高 | 2,029 | 2,001 |
| その他 | 営業利益 | 113 | 142 |
| 海外事業合計 | 売上高 | 65,301 | 68,717 |
| 海外事業合計 | 営業利益 | 2,179 | 1,031 |

通期業績予想
2026年12月期は、売上高2,100億円、営業利益45億円、経常利益55億円、親会社株主に帰属する当期純利益86億円、ROE6.0%超を計画している。想定為替レートは1ドル=153.0円、1元=21.7円、1ASドル=101.1円(単位:百万円)。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 210,000 | 202,049 |
| 国内事業 | 140,000 | 136,748 |
| 海外事業 | 70,000 | 65,301 |
| 営業利益 | 4,500 | 4,300 |
| 国内事業 | 2,200 | 2,121 |
| 海外事業 | 2,300 | 2,179 |
| 経常利益 | 5,500 | 5,544 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,600 | 3,358 |
| ROE(%) | 6.0超 | 2.5 |

株主還元
2024~2026年度は業績連動に安定性を加味した株主還元とし、「連結配当性向50%」または「DOE2.5%」のいずれか高い額を目途とする。年間配当予想は1株74円(3円増配)。自己株式取得については、2025年7月16日に約20億円(1,085,700株)の取得を終了しており、2026年は10億円を上限に取得を予定する。また政策保有株式は2026年12月までに純資産比率で20%未満へ縮減し、自己株式は2026年末で発行済み株式総数の5%を残して消却する方針。

中期経営計画「Vプラン26」
中期経営計画「Vプラン26」は、国内の住宅関連市況と中国市況の不透明感の継続、原価高騰を踏まえて業績計画を修正した。2026年12月期の計画は売上高2,100億円、営業利益45億円、ROE6.0%超(修正前計画は売上高2,300億円、営業利益90億円)。原価低減は2025年実績で10.55億円(Vプラン26累計13.57億円)となり、2026年までの目標30億円に向けて進捗している。
※本記事はノーリツが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。