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ニチリン、2025年12月期は増収減益 売上高は過去最高を更新

決算サマリー 2026.08.20
ニチリン、2025年12月期は増収減益 売上高は過去最高を更新

※本記事はニチリンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ニチリンの2025年12月期(連結)は、売上高73,668百万円(前年比103.2%)と過去最高を更新した一方、営業利益は9,060百万円(同98.7%)、経常利益は9,230百万円(同88.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,514百万円(同89.4%)といずれも前期を下回る増収減益となった。USD為替レートは2024年実績151.64円から2025年実績149.62円へ円高方向に推移した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

営業利益率は12.3%(前期12.9%)、経常利益率は12.5%(前期14.6%)、当期純利益率は7.5%(前期8.6%)となった(単位:百万円)。連結営業利益の増減要因(前年比較、単位:億円)では、増益要因が販売価格の引き上げ+10.2億円、固定費の削減+10.3億円の計+20.5億円、減益要因が仕入コストの上昇△13.4億円、米国の追加関税△4.0億円、為替円高影響△1.6億円、その他△2.8億円の計△21.8億円となり、2024年営業利益91.8億円から2025年営業利益90.6億円へと変化した。

項目2024年実績2025年実績前年比
売上高71,35673,668103.2%
営業利益9,1849,06098.7%
営業利益率12.9%12.3%
経常利益10,3829,23088.9%
経常利益率14.6%12.5%
親会社株主に帰属する当期純利益6,1715,51489.4%
当期純利益率8.6%7.5%

セグメント別の状況

セグメント別の2025年12月期実績は、日本が売上高34,931百万円(前年比97.7%)・営業利益3,184百万円(同83.6%)、北米が売上高14,633百万円(同101.3%)・営業利益265百万円(同24.0%)、中国が売上高10,835百万円(同96.1%)・営業利益1,651百万円(同116.8%)、アジアが売上高25,021百万円(同100.9%)・営業利益3,502百万円(同105.1%)、欧州が売上高8,035百万円(同117.5%)・営業利益175百万円(同437.5%)となった(単位:百万円)。

セグメント指標2024年実績2025年実績前年比
日本売上高35,77134,93197.7%
日本営業利益3,8083,18483.6%
北米売上高14,44514,633101.3%
北米営業利益1,10426524.0%
中国売上高11,28010,83596.1%
中国営業利益1,4141,651116.8%
アジア売上高24,79525,021100.9%
アジア営業利益3,3313,502105.1%
欧州売上高6,8418,035117.5%
欧州営業利益40175437.5%
全社計売上高71,35673,668103.2%
全社計営業利益9,1849,06098.6%
セグメント別売上高・営業利益(2024年・2025年比較)
出典:2025年12月期 決算及び中期経営計画 P.11

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期の業績予想は、売上高78,000百万円(前年比105.9%)、営業利益9,300百万円(同102.6%)、経常利益9,500百万円(同102.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,600百万円(同101.6%)とし、2025年に対し増収増益を計画する。主要日系自動車メーカーの販売不振の影響は見込まれるものの、外資系メーカーへの拡販、インドにおける市場成長(ABS義務化)に伴う拡販などにより、過去最高の売上高を計画する。営業利益率は11.9%(前期12.3%)、当期純利益率は7.2%(前期7.5%)を見込む。USD為替レートは2025年実績149.62円から2026年計画150円を想定する。

項目2025年実績2026年計画前年比
売上高73,66878,000105.9%
営業利益9,0609,300102.6%
営業利益率12.3%11.9%
経常利益9,2309,500102.9%
経常利益率12.5%12.2%
親会社株主に帰属する当期純利益5,5145,600101.6%
当期純利益率7.5%7.2%
2026年12月期業績予想サマリー
出典:2025年12月期 決算及び中期経営計画 P.14

株主還元

2025年度の配当は中間82円、期末94円の年間配当金176円とした。2026年度は連結配当性向45%を目指し、年間配当金190円を予定する。配当総額は2022年1,265百万円、2023年2,028百万円、2024年2,341百万円、2025年2,322百万円、2026年計画2,521百万円で推移し、連結配当性向は2022年27.7%、2023年34.6%、2024年38.1%、2025年42.1%、2026年計画44.8%となっている。

項目2022年2023年2024年2025年2026年計画
配当総額(百万円)1,2652,0282,3412,3222,521
1株当たり配当金(円)90150176176190
連結配当性向27.7%34.6%38.1%42.1%44.8%
配当推移(配当総額・1株当たり配当金・連結配当性向)
出典:2025年12月期 決算及び中期経営計画 P.19

中期経営計画/トピック

第6次中期経営計画(2021~2025年)の連結経営目標に対し、2025年実績は売上高736.6億円(目標750億円以上)、営業利益90.6億円(目標95億円以上)、営業利益率12.3%(目標12.7%以上)、当期純利益率8.6%(目標5%以上)となった。2026年からは第7次中期経営計画(2026~2028年)が始動し、「NICHIRIN Flow Engineering Challenge 2030」の中間計画として2028年に連結売上高900億円規模、2030年に1,000億円規模への拡大を目指す。財務・資本戦略ではROE10%以上の維持とPBR1.0倍以上を目指し、配当性向目標45%、2026~2028年の3年間で総額40億円程度の自己株式取得枠を設定するほか、配当の下限をDOE2.5%に設定する方針を示した。トピックスとして、2026年1月にインド新会社「NICHIRIN FLOWTECH INDIA PRIVATE LIMITED」を設立したほか、「日経Smart Work大賞2026」で中堅企業部門賞を受賞した。

2026~2030年連結数値目標(売上高・営業利益)
出典:2025年12月期 決算及び中期経営計画 P.33

※本記事はニチリンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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