積水化成品工業

積水化成品工業、2026年3月期は減収も営業利益25.5億円 純利益は黒字転換

決算サマリー 2026.08.20
積水化成品工業、2026年3月期は減収も営業利益25.5億円 純利益は黒字転換

※本記事は積水化成品工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

積水化成品工業は2026年3月期、収益構造改革によりProseat事業から撤退した影響などで売上高は前期比83%の1,139億円と減収になった一方、営業利益は前期比398%の25.5億円、経常利益は同2,184%の22.5億円と大幅増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益はProseat事業撤退に伴う赤字から黒字転換し、前期の△62.8億円から21.5億円(前期比+84.3億円)に改善した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は収益構造改革により「減収」となった一方、営業利益は収益構造改革により「大幅増益」。最終利益はProseat事業撤退に伴う赤字から黒字転換し「大幅増益」となった。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)増減
売上高1,139億円1,371億円△232億円(83%)
営業利益25.5億円6.4億円+19.1億円(398%)
営業利益率2.2%0.5%
経常利益22.5億円1.0億円+21.5億円(2184%)
親会社株主に帰属する当期純利益21.5億円△62.8億円+84.3億円
ROE4.3%
積水化成品工業 2026年3月期決算概要
出典:4228_積水化成品工業_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.4

セグメント別(事業別)の状況

インダストリー分野は、自動車部材や高機能ゲルは好調だったものの、Proseat事業の事業譲渡(2026年3月期下期から連結対象外)や梱包材関連の低迷により分野全体で「減収」となった一方、営業利益は基盤事業の増益とProseat事業撤退により「増益」となった。ヒューマンライフ分野は、食(シート・ビーズ)の販売単価低下・需要減少により「減収」、営業利益も販売量減少の影響で若干の「減益」となった。

セグメント指標2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)
インダストリー分野 合計売上高615億円821億円
インダストリー分野 合計営業利益23.4億円4.0億円
インダストリー分野(基盤事業)売上高420億円436億円
インダストリー分野(基盤事業)営業利益34.7億円33.9億円
インダストリー分野(Proseat事業)売上高195億円385億円
インダストリー分野(Proseat事業)営業利益△11.4億円△29.8億円
ヒューマンライフ分野売上高524億円550億円
ヒューマンライフ分野営業利益30.2億円30.9億円
積水化成品工業 インダストリー分野 実績
出典:4228_積水化成品工業_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.7

通期業績予想(2027年3月期計画)

2027年3月期(FY2026)計画は、Proseat事業撤退により連結売上高は前期比92%の1,050億円を見込む一方、営業利益はインダストリー分野(基盤事業)・ヒューマンライフ分野ともに中東情勢の影響を織り込みつつ31億円(前期比+5億円、122%)を計画している。

項目2027年3月期(FY2026計画)2026年3月期(実績)
売上高1,050億円1,139億円
インダストリー分野(基盤事業) 売上高452億円420億円
ヒューマンライフ分野 売上高598億円524億円
営業利益31億円26億円
インダストリー分野(基盤事業) 営業利益34億円35億円
ヒューマンライフ分野 営業利益28億円30億円
本社コスト△32億円△28億円
営業利益率3.0%2.2%
積水化成品工業 2027年3月期計画(セグメント別)
出典:4228_積水化成品工業_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.13

株主還元

配当方針は、連結配当性向30~40%を目途に、株式市場や業績の動向も踏まえ総合的に判断するとしている。自己株取得は、株式市場環境や資本の状況を勘案し、機動的かつ弾力的に実施する方針。2026年3月期の配当は年間15円/株(中間0円、期末15円/株)、2027年3月期は年間17円/株を予想している。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株あたり配当金15円17円
配当性向31.8%31.0%
1株あたり当期純利益(EPS)47.15円54.83円
ROE4.3%
積水化成品工業 株主還元(配当)
出典:4228_積水化成品工業_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.42

中長期経営戦略(Going Beyond 2027/Target2030)

中長期経営戦略「Going Beyond 2027~変革と完遂~」のもと、収益構造改革(スリム化・合理化・既存事業の収益改善)と高収益事業成長(エレクトロニクス=ポリマー微粒子、モビリティ=自動車部材、食=シート事業)を推進し、営業利益は2025年3月期実績6億円から2026年3月期実績26億円、2027年3月期計画31億円、2028年3月期計画45億円、2031年3月期(Target2030)計画100億円以上への拡大を目指す。Target2030として営業利益率8.0%以上・ROE8.0%以上の早期実現を掲げている。

※本記事は積水化成品工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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