ホリイフードサービス

ホリイフードサービス、2025年11月期は増収増益 通期予想を2度上方修正

決算サマリー 2026.08.20
ホリイフードサービス、2025年11月期は増収増益 通期予想を2度上方修正

※本記事はホリイフードサービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ホリイフードサービス株式会社は、2025年11月期(決算期変更に伴い2025年4月から11月までを対象とする変則8ヶ月決算)の決算を発表した。売上高は3,220,077千円(前期差+284,692千円、+9.6%)、営業利益は149,273千円(前期差+161,014千円)、経常利益は159,255千円(前期差+180,382千円)、当期純利益は180,926千円(前期差+233,130千円)となり、前期の損失から利益に転じた。期中に2度の業績予想の上方修正を実施し、営業利益は期初発表予想比で約3倍の水準(149,273千円)へ大幅に拡大して着地した。

2025年11月期 決算ハイライト(4-11月期)
出典:ホリイフードサービス 2025年11月期 決算説明会資料 P.5
目次

連結業績(2025年11月期 実績)

当期は決算期変更に伴い、2025年4月から11月までの8か月間を対象とする変則決算となった。会社は比較のため2024年12月から2025年11月までの12か月換算の実績も示しており、売上高5,054,850千円(前期比+10.2%)、営業利益354,041千円(同+20.0%)、経常利益355,865千円(同+14.0%)、当期純利益372,690千円(同+8.9%)としている。既存店売上の回復とDX推進による販管費抑制が寄与し、増収増益となった。

項目当期実績(2025年11月期)前期差前期比
売上高3,220,077千円+284,692千円+9.6%
売上総利益2,398,137千円+309,416千円+14.8%
営業利益149,273千円+161,014千円開示なし
経常利益159,255千円+180,382千円開示なし
当期純利益180,926千円+233,130千円開示なし

業態別の状況

主力業態は「隠れ菴 忍家」(40店舗、客単価4,200円)と「常陸之國 もんどころ」(6店舗、客単価4,300円)で、そのほか「赤から」「五右衛門」「益益」「ふじ田」など複数の業態を展開する。店舗数は2025年11月30日現在で81店舗。

業態店舗数客単価
隠れ菴 忍家(主力業態)40店舗4,200円
常陸之國 もんどころ(主力業態)6店舗4,300円
赤から9店舗
五右衛門3店舗
益益2店舗
ふじ田2店舗
主力業態「隠れ菴 忍家」の紹介スライド
出典:ホリイフードサービス 2025年11月期 決算説明会資料 P.42

通期業績予想の上方修正

会社は期初発表予想を9月・11月の2度にわたり上方修正した。9月修正では主力業態「忍家」のグランドメニュー改定による客単価上昇や既存店売上の回復、DX推進による販管費抑制が寄与し、11月修正では既存店売上の好調継続に加え、インバウンド需要の取り込みや不採算店舗の整理により利益率がさらに改善した。

科目期初発表予想9月修正予想11月修正予想実績(着地)
売上高3,089,676千円3,180,000千円3,226,000千円3,220,077千円
営業利益50,315千円118,000千円149,000千円149,273千円
経常利益42,056千円112,000千円161,000千円159,255千円
親会社株主に帰属する当期純利益36,000千円112,000千円134,000千円180,926千円
1株あたり純利益6円12銭19円04銭17円81銭26円10銭

2026年11月期業績予想

2026年11月期の業績予想は、売上高5,570,000千円(前期比+10.2%)、営業利益425,000千円(同+20.0%)、経常利益406,000千円(同+14.0%)、当期純利益406,000千円(同+8.9%)としている。既存店売上高は前期比102%の保守的な成長を計画に織り込む。

項目前期実績(2024.12~2025.11)2026年11月期予想対前期増減率
売上高5,054,850千円5,570,000千円+10.2%
営業利益354,041千円425,000千円+20.0%
経常利益355,865千円406,000千円+14.0%
当期純利益372,690千円406,000千円+8.9%
2026年11月期業績予想のスライド
出典:ホリイフードサービス 2025年11月期 決算説明会資料 P.9

株主還元

株主還元の強化として、選択式の株主優待制度を2025年11月に再開した。保有株数に応じて「ジャパネットクーポン」(ジャパネットたかたで利用可能、有効期限2年間)または「ホリイフード食事券」(当社グループ店舗で利用可能、有効期限1年間、5,000円単位で発行)を選択でき、2,000株以上保有の場合はジャパネットクーポン100,000円相当・食事券150,000円相当となる。優待利回りは2,000株保有時・株価500円換算で最大15%としている。会社は今後も自己資本比率の早期改善に取り組みつつ、将来的には配当の実施も視野に入れる方針を示した。

株主優待制度の内容を示すスライド
出典:ホリイフードサービス 2025年11月期 決算説明会資料 P.36

成長戦略・トピック

会社は既存店DX化による利益改善、好調な「エンペラーステーキ」新業態、VR(バーチャルレストラン)事業の3本柱で成長を加速させる方針を示す。既存事業ではモバイルオーダー導入率54%(44/81店舗)などのDX化を推進し、2025年11月期実績で販管費144,900千円の改善効果を得た。新業態ではインバウンド需要を取り込む「KOBE Beef Emperor Steak」新宿歌舞伎町店が11月に月間売上1,019万円・月間利益190万円を記録し、既存の居酒屋業態平均(月間売上486万円・月間利益64万円)に対し売上2.10倍・利益2.97倍の水準となった。VR事業では株式会社DEITAと業務提携し、バーチャルレストラン本部を新設。M&Aでは、焼肉店3店舗(宮城県・福島県)を運営する有限会社セイコーポレーションの発行済株式100%を取得価額115,000千円で取得することを2025年11月26日開催の取締役会で決議し、2025年12月1日付で子会社化する予定で、2026年11月期の連結業績への影響は軽微と見込むとしている。また新規事業として楽天市場「クウルジャパン」へ出店し、EC販売事業を開始した。

※本記事はホリイフードサービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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